独男の雑記帳

60代コミュ障独身男(結婚歴なし)の存在していた記録

biro

今日のGoogleのトップは、László Bíró (ビーロー・ラースロー*) の生誕117周年を記念するものでした。

Ladislao José Biro’s 117th birthday

ハンガリー人でボールペンの発明者です。

 

a biro - イギリスではボールペンをこう呼びますね。a ballpoint pen でも通じますが、a biro と呼ばれることが (私の経験では) 多かったです。発音は

biro /ˈbaɪrəʊ/

Biro™ noun | Oxford Advanced Learner's Dictionary

あえてカタカナで書くなら バイロゥ となります。

 

実はボールペンをイギリスでは biro と呼ぶということを忘れかけていましたが、今日のGoogleでBíróという人名を見たとき、すぐに思い出しました。また biro がどんな固有名詞由来か一度は調べたでしょうが覚えてなかったのですが、ハンガリー人の人名と学びなおすことができたのでした。

* 日本語では人名は基本的に現地語発音由来なのでこうなりますね

 

NHKニュースの左巻きDNA (2)

今月初めにこんな記事を書きました。

hidsgo.hatenablog.com

NHKニュース9 (正しい番組名は「ニュースウォッチ9」、略称 NW9) でゲノム編集を使った成果のニュースを取り上げていたのですが、DNA2重らせんが左巻きだったという話です。

この記事をアップしたあと、最後にこう書いておけばよかったなと思い、今からでも遅くないので追記しておこうと思っていました。

「数年以内にゲノム編集がノーベル賞を取るから、そのときの報道のためNHKに らせんの向きについて注意しておいたほうがいいかも」

 

そしたら今日のNW9でまさにその点について触れられ、またまた左巻きが登場したので改めて記事にしておきます。

山中教授がノーベル医学・生理学賞の日本人受賞の可能性を語り、PD-1、スタチン、ゲノム編集を取り上げられました。ゲノム編集、CRISPR (クリスパー) と呼ばれる技術ですが、端緒となったのは1987年に日本人が発表した発見ですね。ノーベル賞は端緒となった発見を大切にするから、もしかするとということでした。

そのとき画面に登場したDNA2重らせんが、左巻きでした。スタッフが気づかなければ前と同じCGを使用するから、そうなってしまうわけですが。

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(テレビ画面をスマホカメラで撮ったもので少し斜めになってます。。)

ゲノム編集の内容からすればイラストの間違いなど全然本質的なことではない瑣末なことですが、見るに忍びないので、NHKに直してくれと連絡しておきますぅ。

 

象山登山 ~ 犬 ~ 台北

初めての1人台北旅行 (台湾が初めて、記事はこちら) で、象山に登ってきた。

(1) 概要

象山は台北市街地のはずれにある標高183mの山。MRT象山駅から歩いてアクセス可能。登山道 (というか遊歩道) はよく整備されており、気軽に登れて台北101をはじめ台北市の絶景を眺めることができる。登山道は何通りかあり、場所が変われば異なる自然を観察でき、また異なる台北市の眺望を望むことができる。

 

今回は私はよく調べもせず、しかも時間の余裕もないときに登ったため、いろいろ失敗もあったのだが、まとめを記しておくことにする。

 

(2) 記録

最初に今回のルート (ポイントのみ) をGoogle地図で示し、ポイント番号に従って記述することにする。お役立ち地図などは最後にまとめることにする。

 

1. MRT信義線の終点、象山駅。台北101駅の次の駅、市街地中心部からそれほど離れていない。

2番出口を出る。

出たところは「中強公園」。多くの人が体操している。軽快な音楽に合わせてダンスしているが、何という曲だろう。

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2. 公園を南端まで進む。

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3. 左に折れ、ビルの横の坂道を上っていく。

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4. 道なりに進むと、左側に登山口がある。MRT象山駅出口からは、10分くらい。

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登山口近くの地図。右は拡大図。簡単だがわかりやすい。現在地は右下の人形マークのところ。

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この登山口はMRT駅に近いため、ここに戻ってくるコースが簡単だ。時間がなければ山頂までの折り返しでもいいが、上の地図の緑線の周回コースがおすすめ (あとになって考えると)。今回私は左上の登山口に降りるコースを進んだ。

5. 階段を登りはじめるとすぐに分岐が現れる。右側の階段を進む。

登りはそれなりにつらい。。でも、ご老人をよく見かけるし、きっと毎日登っている人も少なくないだろう。

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6. 途中「六巨石」という、大きな岩がいくつもある広場を通ったはずだが、記録してなかった。そこでは岩に登ることもできるし、台北の眺望を楽しむこともできる、ようだ。(私はこのとき、ひたすら頂上に到達することに専念していたのかもしれない。。)

7. 階段を登っていくと、広場に出た。右手の公園では、ご老人たちが体操したりのんびりしたりしてる。

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8. この先に山も見えず、なんとなく頂上広場の雰囲気。左側のゆるい階段を上ると、

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東屋の ベンチに犬が寝ていた。ベンチの手前に「象山」の標石。この先は下りになり、どうやらここが頂上らしい。「象山 183m 最高点」などと書いてあればわかりやすいのだが。。

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ときどき休憩しながらゆっくり登ってきたつもりだが、登山口から登り始めて20分しか経過しておらず、もう頂上に着いてしまったのかと拍子抜けしてしまった。

 

風景やワンコ君の写真を撮ったりしてぶらぶらしていると、シャキっとした登山ウェアの50歳くらいの男性が現れたので、英語で話しかけてみた。この方は麓に住んでいて、毎日登ってるとのことで、いろいろ教えてくれた。ここが象山頂上で今はこの標石だけだが、以前は頂上を示す標識も立っていたらしい。また、この犬はもう1匹の黒い犬と山頂広場の小屋に一緒に住んでいて、老人たちに世話されてるとのこと。上の広場の写真で、右下に少し見えている白い屋根と緑色のシート で覆われた小屋が、犬たちの住まいだ。あとで覗いたら、奥のほうに同じくらいの大きさの黒い犬が寝ており、手前にもう1匹寝ることが出来るスペースがあった。

この先の登山コースなど彼は英語でいろいろ説明してくれたが、台湾の人がみんな英語が出来るわけでもないようなので、彼はたまたま英語がよく出来る人だったのだと思う。

象山に住む犬、ガイドブックにない情報が得られて嬉しかった。落ち着いた犬だった。年老いているのだろうか。若い女性グループが登って来て「きゃーかわいい」みたいに周りで騒いでも、ぴくりともせず、うっすら目をあけてまた眠るのだった。

 

頂上付近からも、台北101の素晴らしい眺望を得ることが出来る。ただ手前の山と周囲の木立で風景が少し制限される。より良い眺望は、さらに少し進んだところから得られる (下述)。

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台北101をバックに眠る犬 (光の加減でうまく撮れなかった。。)

A placid or just elderly dog sleeping at the top of Mt. Xiangshan (Elephant Mountain) with Taipei 101 on his back ...

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9. 犬にサヨナラして頂上から先に進むと、 奥の山の方へ続く登山道との分岐に出るので、左に折れる。

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10. すぐに象山からの最高の眺望が得られる展望台「超然亭」に辿り着く。

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眼下に広がる台北市街。「超然亭」からの絶景。

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11. 台北のパノラマを満喫した後、下山へ。急な階段に気をつけて。。

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12. そのまま登山道を下っていく。途中で「一線天」への登山道の分岐があったが、道なりにどんどん下って行ってしまった。

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あとで考えると、ここで「一線天」方向へ曲がるのがよかった。

13. そして永春岡公園に辿り着いた。

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山は下りているが、この公園からも台北101の全貌をよく見ることができる。

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地図によればこの公園を北西方向に降りて、象山駅方向へ進むことも出来たようだ。

14. 私は道なりに進んで、永春高中前へ降りてしまった。

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地図をよく確かめずに進んできて、ここで自分の位置を確かめて、永春高中は象山駅からかなり離れてしまっていることに気づいて、ちょっと焦った。

15. バス停はあるが行き先を調べるのも面倒なのでそのまま「松山路」を歩いて下り、信義路六段前のセブンイレブン (写真中央奥) に立ち寄って一服して、MRT永春駅へ向かったのだったのだった。

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(3) 最後に

今回はMRT象山駅を出発、中強公園を過ぎたところの登山口から登り、永春岡公園へ下りてMRT永春駅へ。これはこれで1つの登山ルートである。

しかし象山をマスターするのだったら、下山の分岐点で「一線天」方向へ曲がり、登山を開始した登山口に戻る周回ルートを取るのがよかったと思う。あるいは、そのトレイルの途中からもう1つの登山口、総合医院松徳院区近くの登山口に降りて象山駅に戻るのも、一興だったろう。

今回は事前によく下調べする間もなく、また地図を手にすることなく、しかもこの日の午後帰国予定だったので気が焦り、充分注意して見て回ることが出来なかった。そんな状態で事故が起きなかったのを幸いとすべきかもしれない。また次回。

今回の象山登山、一番印象に残ったのは、台北市街を望む象山山頂ベンチで悠然と眠る犬であった。

 

(4) 参考サイトなど

i) 象山の登山路マップは、コースのところどころにあり、確認することができる。あらかじめ調べたり印刷したりするには、このサイトがよさそうだ。

象山親山步道 | 台北市

ページ内の地図をクリックすると地図のpdfファイルが開く。その画像を下に掲げる。この地図はMRT象山駅が出来る前のものだが、駅は中強公園のところということで、容易にわかるだろう。

(リンク先地図の上のWord/pdfというところをクリックすれば、象山駅の入った地図と、交通案内などの情報も含まれたファイルが開く。ここではより見やすい古い方の地図の画像を引用する。)

今回私は中強公園から出発して緑色のコースに従ったわけだ。

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ii) 象山登山の日本語記事としては、以下の記事が今回私が行くことが出来なかった台北市総合医院松徳院区 (市立療養院) 近くの登山口の象さん像や、象山トレイルの中の他の見所を写真入りで伝えている。

象山自然歩道 | 台湾観光-台北ナビ

iii) あとでわかったが、象山トレイルはGoogle Street Viewで辿ることができる。山道を人がカメラを背負って撮影したようだ。山頂にはベージュ色っぽい犬が2匹!

https://goo.gl/maps/6ofTvbF1SnF2

私が見た犬は色合いでは右のほうが近いような。私はあと1匹黒い犬がいると聞いて、実際小屋の中には黒い犬が居たけれど、かつてはベージュ色の犬がもう一匹居たのだろうか。。

このStreet View、トレイルのあちこち見たが「あれ、こんなところあったっけ」と思うことが多い。自分が登ったときは、よほど周りをよく見てなかったのかもしれない。。

 

台北から九份へのバス停

今回の初めての1人台北旅行 (台湾が初めて、記事はこちら)、台北市内だけでなく九份にも行ってみることにした。乗り換えなしのバスが簡単そうで、往復ともバスを試すことにした。行き方に関するネットの観光案内サイトやブログ記事は沢山見つかるが、数年前のものが多かったため、自分の記録を以下に記すことにする。

 

2016年7月の記録

 

(1) 概要

台北のMRT忠孝復興駅近くのバス停から1062系統 「金瓜石」行きのバスに乗り、途中高速道路を走り、1時間10分ほどで九份に着く。Easy Cardにチャージしておいて、バス停を把握しておけば、中国語がわからなくても行って来ることができる。

 

(2) 運賃

公共交通機関では Easy Card (悠遊カード) というプリペイドICカードが使える。お金をチャージしておけば、あとはバス運転席の横にあるパネルにタッチするだけ。忠孝復興から九份へのバス運賃は、この表によればEasy Cardで片道90元のようだ。

1062料金表

値上がることもあるだろうし、MRT駅で多めにチャージしておくのがよい。

 

(3) 忠孝復興駅の九份方面行きバス停

MRT忠孝復興駅の1番出口 (地図の赤1番)を出る。交差点に戻り左折、50mくらい進むとバス停があるが (地図 赤2番)、ここは以前の1062系統 (九份方面行き) のバス停。「2015年3月14日より停留所を復興南路一段88號 (瑠公圳公園) に移動いたします」という張り紙があるが (赤2番をクリック)。番地だけでは場所はすぐにはわからないが、現在のバス停は同じ方向にさらに150mくらい進んだところにある (地図 赤3番、クリックで画像)。

なお、SOGO復興館が1番出口とは道路をはさんだ反対側にある (地図 赤4番) ので、位置の参考に。

地図に1番出口からバス停への経路を青線で示した。

 

(4) バス

「1062」「金瓜石」 という表示がある。

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バスは15分~30分に1本程度あるようだ

1062時刻表

 

(5) 旅程、降車バス停

忠孝復興を出発した後、台北市内「松山」で数人さらに乗車、出発後約30分で高速道路に乗る。高速道路は12,3分間のみ。出発後約1時間で「瑞芳駅」、さらに12,3分、海がちらちら見える上り坂を登り、出発から1時間10分余で「九份老街」バス停到着、下車。

目的のバス停に着いたのかどうか中国語がわからないからわからなかったが 、大半の乗客が降りるためそれに従って降りればよい、ということらしいので、それに従った。実際ほとんどの乗客が降りた。

 

(6) 九份のバス停

九份老街のバス停は、地図の赤1番。バス停からはこんな風景が見える。

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バスの進行方向を眺めると、基山街入り口横のセブンイレブンが見える (地図 青1番)。基山街に入り、九份観光スタート。

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帰りの台北行きのバス停は、地図の赤2番九份の観光は広い地域を移動するわけではないから、スタートしたセブンイレブンに戻ればよい。右のほうに坂を少し登ったところに1062系統のバス停がある。

九份観光の後、地図の赤3番九份バス停から帰路のバスに乗るのを定番としているガイドブックもあるが、九份老街 (赤2番) でバスが満員になる場合もあるので、九份老街に戻るのがいいだろう。

 

(7) 九份あらまし

ちなみに九份は、青1番セブンイレブンから基山街 (青2番) を進み、階段との交差点 (青3番) に出る。右に階段を降りると右側に「阿妹茶酒館」(青4番) がある。何か聞きたいことがあれば「観光案内所」が青5番にある。基山街をそのまま進むと右に「九份茶坊」(青6番)が、さらに進むと「金山岩」 (青7番) があり、展望もよい。

 

(8) 九份から台北へのバス

九份から台北へのバスは往路のルートを逆にたどり、最終的に忠孝復興駅で往路に乗車したときと同じバス停 「 瑠公圳公園」(一番上の地図赤3番) に到着し、そこで下車する。

 

(9) 最後に

これで九份までのバスも迷わず乗れる。

 

Fortress Cafe was closed

7月の初・台北旅行で中山堂の堡塁珈琲に行ってみたが、残念ながら営業停止だったという話。旅行のあらまし記事はこちら。

hidsgo.hatenablog.com

 

台北市中心部、MRT西門駅を出て少し入ったところに、中山堂という建物がある (英語名 Zhongshan Hall)。旧・台北公会堂。1936年、昭和天皇の即位を記念して建てられた4階建ての建物で、終戦時に日本の降伏式典が行われた場所だという。また後に蒋介石が2階のテラスから民衆に向かって演説こともあるという。

この中山堂に「堡塁珈琲」というカフェがあり、歴史的建造物の中でコーヒーを味わえるとのこと。蒋介石が立ったというテラスに、テーブル席もあるらしい。英語名 Fortress Cafe。

このような情報を、行きの飛行機の中で読んでいたLonely Planetから得た。ガイドブックのレストランなどはあまり行かないのだが、コーヒー中毒の私としてはカフェ情報には反応するものがあり、行ってみようと思った。というか、1人だし、食事はコンビニ食とか適当に済ませてしまいがちなのだが、せめて旅先ではちゃんとしたところに行きたいと思い、カフェならというわけで行くことにした。

 

中山堂。西門駅周辺の喧噪から離れ、落ち着いた雰囲気。

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しかし、入り口の看板にこんな案内が。

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【堡塁珈琲停止営業公告】

どうやら営業を停止しているようだ。民国104年は西暦2015年。昨年年末までの営業だったらしい。残念。あとでGoogle翻訳など使い読み直したが、契約満了ということのようだ。

英語的にはこんな感じだな。

Zhongshan Hall Fortress Cafe will be open until 31st December 2015 due to expiration of the contract. We apologize for any inconvenience it may cause and appreciate your understanding.

 

ところで今オンライン版のLonely Planetを見たら "The cafe was closed at the time of writing, but was due to reopen in October 2016." とある。

www.lonelyplanet.com

記事の時点で closed、しかし今年10月に再開予定、だろうか。but があるとそう読める。 ところが was due to reopen と was になっているため、この文だけなら、再開の予定だったという過去の話になり、その予定は変更になったという文が後ろに続くのが普通だ。おそらくここでは、少なくとも記事の時点では due to reopen in October だった、ということなのだろうが、それで予定は実際どうなのか、はっきりしない。

 

店のFacebookがあった。

中山堂堡壘咖啡

"Permanently Closed" とある。再開予定はないのだろう。

 

fiver

イギリスで新紙幣の導入が始まったらしい。

www.bbc.com

ウィンストン・チャーチルが描かれた新5ポンド紙幣は、紙ではなくポリマーで出来ている。なので紙幣 (paper note) ではなくて ポリマー紙幣、じゃなくて、ポリマー弊 (polymer note) 、もしくはプラスチック弊 (plastic note) である。

日本語ではポリマーよりプラスチックという言葉が馴染んでいるだろうから、たとえ材質を示す polymer note という言葉が英語で普及しても、日本語ではプラスチックになるだろう。さらに紙ではないが「お札」を紙幣と呼んで、「プラスチック紙幣」という呼び方が多数派になる気がする。

新ポリマー弊、破れにくく汚れにくく、より長持ちする。透明部分があったり偽造されにくい工夫が施されているが、技術の粋である。

ちなみに、ポリマー弊はすでに他の国でも使用されている。

BBCの記事にあるが、今後10ポンド紙幣と20ポンド紙幣もポリマー弊に置き換えられる予定らしい。

 

というのが紹介で、なぜこの記事を取り上げたかというと、イギリスの出来事で注意を引いたものを時々取り上げるためと、お金にまつわるイギリス英語についての過去記事を引用するためである。

5ポンド弊は fiver、10ポンド弊は tenner と言う。

来年は硬貨も変わるらしい。

hidsgo.hatenablog.com

 

piggyback

今日の英語

piggyback は「おんぶ」のこと。あるいは動詞で「おんぶする」。

おんぶってよく使う言葉だけど、英語の piggyback は今日初めて出会った気がする。気のせいだろうか?

この単語を見たのはBBCニュースのトップページに出てた、こちらの日本のニュースだが、内容はここではどうでもいい。
Japanese official criticised for being carried over puddle - BBC News

 

piggy は「子豚ちゃん」だが、なぜ豚の背中が おんぶ なのだろう?

どうやら豚とは関係なく、発音の変化でそうなったらしい。中世に荷 (pack) を持ち上げて (pick) 人や動物の背中で運ぶことを pick pack あるいは pick a pack と呼んだが、それが発音の変化か、あるいは荷を背中に背負うために pickaback になり、さらに語の前半の発音に piggy というよく知られた単語が当て嵌められた、ということらしい。

ちなみに、豚は荷物を背に乗せると振り払ってしまうので、荷物運びには適していないとのこと。

 

子豚ちゃんとは関係ないと言っても、この単語を見ると豚の背中を思い浮かべてしまいそうだ。

 

参考:
Piggyback « The Word Detective
Why Do We Call it Piggyback When We Carry Someone On Our Back?