ジョーコッカー (Joe Cocker) 氏が他界したというニュースが今週流れた。
ミュージシャンとしての彼のことはほとんど知らないが、私にとってジョーコッカーといえば「愛と青春の旅立ち」である。主題歌「Up where we belong」。名前を聞いただけで歌が頭の中を流れる。
「愛と青春の旅立ち」は映画館で3回見た。封切り時に2回、リバイバルで1回だったかもしれない。いつどういう形で見たか詳細は忘れたが「映画館で3回見た映画」と記憶されている。テレビ放映などを含めると、見た回数は3回より多いかもしれない。
全部ひとりで見た。
たとえ今はひとりでも、好きな人を想い、いつか出会う人を想い、自分はがんばる、的な。
その心持ちとして似ているのは、オフコースの「緑の日々」をひとりで歌うことだな。
君のために強くなる
映画を何度も見ても、緑の日々を歌っても、しかし今もひとり。最近はがんばる気持ちがなくなっています。
多分、ひとりでがんばるより、気楽にふつうにありのままにしているのがよかったはず。
苦しかったら苦しいと言い、好きだったら好きと言い、欲しかったら欲しいと言わなきゃ。
ずっと苦しかったよ。
ところで「愛と青春の旅立ち」の原題は An Officer and a Gentleman。日本語タイトルと英語タイトルとの違いというものを意識させられた映画でもあった。