またぞろラグビーの話題。今回の2015ワールドカップ、日本は結局アメリカに勝ち3勝1敗で終了した。今大会までのワールドカップでは24年前に1勝しただけなので、これは快挙以外の何物でもない。グループリーグで3勝して敗退したのはワールドカップ史上初めてらしい。
ところで、ラグビーというと世界的には2種類ある。ラグビーユニオン(Rugby union)とラグビーリーグ(Rugby league)だ。日本でラグビーというと、通常ラグビーユニオンを指す。ルールは若干異なり、そのため試合を見た印象も少し異なる。
ラグビーユニオン
ラグビーリーグ
- 13人制
- ラック、モールがない
- タックルを受けたらボールを足下に置き足で後方に転がして再開
- 攻撃側は6回タックルを受けたら相手にボールを渡し攻守交代(キックで蹴り出すなどして陣地を稼ぎつつ攻撃権を相手に渡す)
- ラグビーリーグにも7人制のセブンズの形式がある
- イングランド北部やオーストラリア東部、ニュージーランド、パプア・ニューギニア(国技)、フランスなどで行われている
説明は充分ではなかろうが、私が精通していることではないので、ネット上の情報をもとに最小限にとどめておく。6回の攻撃権ののち攻守交代があるのは、アメフトの4回攻撃してファーストダウンを得られないと攻守交代ということを連想させるね。攻守交代があり、またラック、モールがなくスクラムも少ないため、パス、キック主体でゲームが進み、全体的にスピード感があるようだ。
22,3年前だが英会話学校に通っていたとき、私が何かの話題で「ラグビー観戦が好き」と言ったら、オーストラリア人女性のJoさんは、"Is it rugby union or rugby league?" と聞いてきた。当時私は2種類あることは知っていたが、どっちがユニオンでどっちがリーグか対応がつかず、はっきり答えられなかった。
英国滞在していたとき、テレビでよくラグビーリーグのゲームを見かけた。Wiganとか、よく聞いた。ただ最初から最後まで観たり、ルールを調べたり、ラグビーユニオンとラグビーリーグについて英国の中でどのように楽しまれているか調べるなど探求はしておらず、今から思うと残念なことである。
外国人とラグビーの話をするときは、ユニオン、リーグ、あるいは7人制について、ちょっと知っておくといいんじゃないかと思う。
【参照リンク】
Japan Rugby League/日本ラグビーリーグ協会