独男の雑記帳

60代コミュ障独身男(結婚歴なし)の存在していた記録

ドイツから郵便物が3ヶ月かかって到着した件

ドイツからの郵便物が3ヶ月かかって私のもとに到着した。一度発送されたものが住所が間違っていたため返送され、再送付されたのだった。この件に関連して調べたり問い合わせしてわかったことなどをまとめておく。最後に郵便局のコールセンターの女性がよかったという話。

 


1. 日数

日本からドイツへのお届け日数の目安(ドイツから日本も同様だろう)

EMS 3日、航空便 5日、SAL便 2週間、船便 2ヶ月

お届け日数表 - 日本郵便

 

船便は3ヶ月くらいかかることもある。船便はコンテナで送られるが、コンテナがいっぱいになるまで船は出港しない。そのため出港までに日数がかかり、ヨーロッパから日本まで3ヶ月かかることもある。

 

2. 追跡番号のない郵便物は、何の記録もない

EMS、書留、小包は追跡番号があり、今どこにあるか追跡できる。

番号のない郵便物は、取りまとめ局をいつ通過したか、目的郵便局にいつ到着したか、いつ配達されたなどの記録はなく、追跡できない。

ポストに入らない郵便物を配達して不在のとき、郵便物宅配ボックスに入れて不在配達票をポストに入れるが(*)、不在配達した記録も残らない。

* 郵便物を不在時に宅配ボックスに入れておいてもらうには、あらかじめ郵便局に申請書を提出しておく必要がある。

 

3.「小包」とは「小包郵便」で送った郵便物のこと

国際小包 - 日本郵便

ラベルに記入する。小包ラベルをつけたものが小包、とも言える。

小包ラベルの記入方法 - 日本郵便

 

4. 軽いものは「小型包装物」として送ることができる

小型の品物(縦横高さの合計90cmまで、2kgまでの荷物、その他の条件はリンク参照)は、「小型包装物」として送ることができる。EMSや小包より安くなる。

小形包装物 - 日本郵便

小型包装物は小包ではない。品物を包装した荷物で小包と呼びたくなるかもしれないが、郵便局の人にとって小包は「小包郵便」で送った品物であるため、混乱が生じないよう注意する。

小型包装物は通常郵便物で、記録扱いされない。つまり、追跡できない。

410円追加して書留にすれば追跡もできる。

書留 - 日本郵便

 

5. 不在配達郵便の保管期間は2週間

不在配達され郵便局に保管された郵便物は、2週間経つと発送者に返送される。不在配達票に記載があるはず。

 

6. 発送者への返送は船便

今回体験してわかったが、料金を抑えるため当然ではある。

 


今回の事案は、こんな流れだった。

ドイツから10月初めに私宛に郵便発送。品物は菓子箱くらいの大きさで軽い。普通郵便すなわち追跡番号なし。上記の「小型包装物」だったのだと思う(ドイツでの区分は知らないが)。

航空便により1週間後日本に到着したが、宛先が間違っていた。私の前住所だった。不在配達され郵便局に保管。2週間経っても受取人が現れなかったため、10月末に郵便局から発送者へ船便で返送された。(このような経緯をたどったことは後からわかった。)

1月初旬、返送された荷物がドイツの発送者のもとに到着。(この時点に住所が誤っていたこと、日本で不在配達されたのち船便で返送されたことが判明。)住所を直して再発送。1週間後、私受け取り。

 


この件に関しもう1つ特筆。

7. 郵便局のカスタマーサービスは丁寧な応対をしてくれた

日本郵便 (JP) のホームページには、国際郵便に関する問い合わせ番号が載っている。

電話でのお問い合わせ - 日本郵便

最初はこちらに電話したが、配達担当の郵便局に相談したほうがいいということだったので、自分の地域の郵便局の「郵便の配達に関する問い合わせ番号」というところに電話した。

「コールセンターの○○です」と女性が電話に出た。お問い合わせ用に待機している人がいるらしい。今までもたまに何か問い合わせをすることはあったが、コールセンターという係があることは今回初めて意識した。民営化以後そういう係ができたのだろうか。

今回の件は別に郵便局に落ち度があったわけでなく、単に私が一般的な質問をしただけなのだが、コールセンターの女性は質問にはすぐさま答えてくれ、またこちらの話を聞こうとした。とにかくお客様の話は丁寧に聞くという訓練がされているのかもしれなかった。個人の資質にもよるだろうが、やさしく親身になって考えているという印象が伝わる応対ぶりだった。さまざまな問い合わせやクレームが寄せられるであろう郵便局は、サービス向上のためにクレーム処理にも力を入れているのだろうか。

今回の事案は結局発送者の宛先記入間違いだったのだが、いろいろお手数おかけしたので、事情が判明したときはもう一度電話をして、状況を説明してお礼を言ったのだった。

 

8. 最後に

大切なモノは追跡番号付けて送ろう。

JPのこちらのページで送付方法による料金・日数が比較できて便利。

料金・日数を調べる - 日本郵便