hidsgo’s diary

56歳独身男(結婚暦なし)の存在していた記録

発音記号の表示

このブログで今まで英語の発音について言及したとき、発音はカタカナで表してきた。例えば外国の国名都市名を日本語と英語で呼ぶときの違いの記事や、あるいは何か単語を取り上げてその発音を付記した記事

カタカナで書いたほうが見てすぐわかる効果はあるかもしれない。例えば上記の日本語と英語での音の比較の場合など。でもカタカナを使った本当の理由はそうではなく、発音記号を入力するには何かフォントをインストールしなければならず、またブラウザによっては文字化けするかも、と何となく思っていたから。調べもせず先入観で思っていた。それでカタカナが無難と思いカタカナにした。(表示方法として無難に。発音を正しく表記する方法としては無難ではないことは承知で。)

何という情弱。インストールとか、何もしなくてよかった。ちょっと検索すればわかることだった。。というか普段から単語を検索して発音記号をブラウザで普通に見てたんだし。。

pronunciation  /prəˌnʌnsɪˈeɪʃn/

pronunciation の発音記号、右側に見えてるだろう。 以下発音記号の表示についての自分なりのまとめ。

 


 

1. 発音記号の表示

現在普通に使用されているWindowsは発音記号を含むUncodeに対応しているため、フォントから発音記号を選んで挿入すればよく、また現在普通に使用されているブラウザはUnicodeに対応しているため、発音記号を表示することができる。(OSやブラウザのどのバージョンからと厳密なことは私は言えないが。)

なおこの記事で発音記号というときは、IPA (International Phonetic Alphabet) のことを指す。私は言語学の専門家ではないので詳細は議論できず、私たちが日本の学校で習った馴染みのある発音記号、くらいの意味で使っている。

 

2. 発音記号リスト

発音記号のリストはネット上にいろいろあるが、例えばこちら(10進と16進文字コードも含む)。

http://www.internationalphoneticalphabet.org/ipa-charts/ipa-symbols-with-unicode-decimal-and-hex-codes/

英語に使用される発音記号(10進文字コード含む)

http://www.phon.ucl.ac.uk/home/wells/phoneticsymbolsforenglish_Unicode.htm

英語に使用される発音記号(16進文字コード含む)

http://www.phon.ucl.ac.uk/home/wells/phoneticsymbolsforenglish_hex.htm

これらの表で10進or16進コードが記載されていない発音記号は、通常のアルファベットが使用される。

 

3. 発音記号の挿入方法

フォントがOSに装備されているとわかれば、それをどう挿入するかは発音記号に限らない一般的な話である。お役立ちサイトなどは、検索して見つけただけ。改めて書くまでもないかもしれないが、にわか(素人)なりにまとめておく。

 

A) コピペ

単語の発音記号を記入する場合、手っ取り早いのはコピペすることだろう。ネット上の発音記号の表(2. 発音記号リスト)からコピペ、あるいは単語の発音記号であれば辞書ページからコピペ。ただしフォントの設定など注意を払う必要はある。

こんなサイトもある。

http://ipa.typeit.org/
http://ipa.typeit.org/full/

上のページは英語で使われる記号だけを集めたもの。マウスをかざすとショートカットキーが表示される。下はすべての言語の記号で、数は多いがショートカットキーがページに表示されており、上のページより使いやすいかもしれない。例えば ctrlを押しながら a を1回押すと ɑ が、2回押すと æ が挿入される。

体系的に並べられているリストとしては、例えば

IPA character picker 14

 

自分がよく使う発音記号をWindowsメモ帳に保存(文字コード = Unicodeを指定)しておけば、ネットにアクセスしなくてもコピペ出来る。例えばこんな程度のものでもよいだろう(英語でよく使用する発音記号で通常アルファベット以外のもの)。

Consonants : ɡ θ ð ʃ ʒ ŋ
Vowels : ɪ æ ə ɜ ʊ ʌ ɔ ɑ ɒ ː
Stress : ˈ ˌ

 

B) IMEパッドを使用

IMEパッドを開き、「文字一覧」から「Unicode」の「IPA拡張」(* C項注参照) を選ぶとリストが表示され、クリックする。

適当に「読み」を登録しておいて、変換できるようにしておけば便利。

 

C) MS Wordで記号を挿入

ワード(Word 2007の場合)の「挿入」メニューから「記号と特殊文字」/「その他の記号」を選び、フォントを指定して種類でIPA拡張を選ぶとリストが表示される (*)。フォントによっては発音記号は用意されていない。フォントとして Lucida Sans Unicode を勧めてるサイトを見かけるが、これは以前はこのフォントで記号がよく揃っていたという事情なのかもしれない(そうなのか?)。

それぞれの記号について、ショートカットを割り当てておけば便利。

(*) 発音記号のすべてが「IPA拡張」にあるわけではなく、例えば æ と ð は「ラテン補助1」にある。 

 

D) MS Wordで文字コードを挿入

ワードで16進文字コードを記入して文字コードの後ろで Alt-xする(Altキーを押しながらxを押す)と、文字に変換される。(逆に文字の後ろで Alt-xすると、16進文字コードが表示される。)

例えば0259と記入して Alt-x すると ə に変換される。

 

E) HTMLで文字コードを挿入

&#10進コード; または &#x16進コード; の形。ちなみに16進の前の x は hexadecimal の x。例えば、

10進
/prəˌnʌnsɪˈeɪʃn/

16進
/prəˌnʌnsɪˈeɪʃn/

形が似た記号を使用しないためにも、コードで指定するのが私は好きだ。カッコイイし。(hexadecimalは仕事で昔よく使ってて馴染みがある。)

上の例ではどちらも /prəˌnʌnsɪˈeɪʃn/ となる。はてなブログのHTML編集ページでは入力後 ページを切り替えると/prəˌnʌnsɪˈeɪʃn/ に変換されるようだ。

 

F) フォントをインストール

時々ブログに記事を書いたり自分用のメモを作ったりする程度であれば、以上の方法で間に合うだろう。

しかしWindowsIPA記号はいろいろな言語で使用されるすべての発音記号には対応しておらず、他の記号が必要な場合は専用フォントをインストールしなければならない。SILのフォントが伝統的に使用されている。また、IPA記号を入力するソフトは大抵SILフォントを使用しており、さらに外観からSILフォントが選ばれることもあり、フォントをインストールしたほうがよい場合がある。

以下のサイトから Doulos SIL というフォントをインストールできる。

http://software.sil.org/doulos/download/

Windowsの場合、インストーラーファイルをダウンロードして実行するか、ZIP ファイルをダウンロードして解凍し、DoulosSIL-R.ttf というフォントファイルを以下の方法でインストールする(Windows7の場合)。

http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows7/install-or-delete-fonts

インストールされたフォントは、「コントロールパネル / フォント」を開いて確認できる。

 

G) フォントをキーボードに割り当てる

頻繁に発音記号を使用するなら、やはりキーボードに記号を割り当てる必要がある。キーボード割り当てソフトは検索すればいろいろ出てくる。専門家なら今のお薦めとかあるだろうが、私はよくわからない。以下を試してみた。

 

下のUCLのページにあるKeyboard 1.10 (Vista/Vista64)

http://www.phon.ucl.ac.uk/resource/phonetics/

ダウンロードして実行すると、最後に説明書を開こうとして「ファイルが見つかりませんでした」というエラーが表示される。当時とはフォルダの構成が異なるのだろう (10年前のものですね…)。

しかしインストールはされているようである。Charis SILとDoulos SILがインストールされると言っているが、「コントロールパネル / フォント」で確認できる。キーボードの状態は「コントロールパネル / 地域と言語 / キーボードと言語 / 変更」または「言語バーを右クリック / 設定」で確認できる。

英語キーボードに 「Unicode Phonetic Keyboard (UCL)」が設定されている。

言語バーで「EN」(英語キーボード) 選ぶと、キーボードに割りあてられた記号が打てる。割り当て図

Keyboard Layout (PDF)

キーの左下の記号は普通にキーを打ち、上の記号はシフトキーと共に、右下の記号はALTGR (右側Alt)を押しながら打てばよい。

アンインストールは「コントロールパネル /  プログラムと機能」から。

使用してみたが、最初はキー位置がわからなくてまごつく。慣れれば使えるだろうが、たまにしか発音記号を入力しないなら、キーボード割り当ては必要ないかもしれない。

各種ソフトはキーボードの設定を変えるので慎重にお試しを。

 

4. 参考サイト

http://www.phon.ucl.ac.uk/home/wells/ipa-unicode.htm

https://www.internationalphoneticassociation.org/content/ipa-fonts

 

5. 最後に

これで発音記号が使える! いや、もとから使えてたんだが。備忘録的に記事にしておく。

言語学が専門ではない私が発音記号の入力方法について にわかでネット検索してまとめたものなので、説明不足や厳密には正しくない記述があるかもしれないが、ご容赦頂きたい。