普段はいろいろな読み物やリスリング材料で英語を勉強していても、TOEIC試験前はTOEIC試験形式に合わせた練習が必要だと思う。準備体操なしでは、いい記録が出せない。
今月の試験のための練習には以下の問題集を使用した。
【リーディング】
TOEIC(R) テスト BEYOND 990 超上級リーディング 7つのコアスキル
- 作者: テッド寺倉,ロス・タロック
- 出版社/メーカー: アルク
- 発売日: 2015/10/28
- メディア: 単行本
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難問が多い良い問題集だと思う。多くのTOEIC本の中には、990を謳っていても別に難しくない問題集もあるから。言うまでもないが、TOEICの難問というのは数学の難問のように考えても全くわからないというものではなくて、文章はちゃんと読めて意味も把握できるが、選択肢が微妙なもの。例えば、本文と一致するものを選ぶとき、本文の全体の趣旨とは合っているがその事実は書かれていない、とかね。この本では微妙な選択肢の問題が結構あり、自分がどうやって間違うか参考になる。また難語も多く入っていてよかった。純粋に意味がわからない単語や、うろ覚えで意味・用法を間違いやすい単語など。
もし要望があるとすれば、より多くの不正解の選択肢について、なぜ不正解か説明してほしかった。なぜ間違いかわかりにくい問題があったこともあるが、それよりも、正解と不正解の解説を通じて、どうやって引っかけが作られているかに注意が喚起されるだろうから。もちろん解説を増やすと問題数を減らさなければならないわけで、バランスが難しいところだが。
【リスニング】
TOEIC TESTレベル別問題集990点制覇 リスニング編 (レベル別問題集シリーズ)
- 作者: Craig Brantley,安河内哲也
- 出版社/メーカー: ナガセ
- 発売日: 2012/05
- メディア: 単行本
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試験が迫って何か練習しなくてはと思い、amazonで「リスニング 990」と検索して出てきたこの本を急遽購入した。Part 1 ~ Part 4の計10問で構成されたセットが10セットあり、1日1セットを5分で解答する形式になっている。読み上げ速度はやや早めで、私の苦手なオーストラリア話者の問題も多い。10セット試して、10問正解出来たのが4セット、9問が3セット、8問が3セットだったから、私にとって適度な難度といえるだろう。忘れたころにまた練習しよう。
3、4、5月は連続受験。TOEIC問題練習は継続していきたい。
5月から新形式といってもそれほど心配してない。問題形式が全く変わるわけではなく、ちょっと複雑になったり口語っぽくなったりということらしいから。だから現行の問題集を使って、リスニングの訓練や、リーディングの引っかけ見極め練習などするのは有効だと思ってる。
そうは言っても新形式。もう公式問題集も出ているし一度はやっておくべきだろう。今月中に一度試してみるチャンスがあるかな。