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hidsgo’s diary

56歳独身男(結婚暦なし)の存在していた記録

ヒースロー空港の思い出 ~ WAY OUT

ネタ 英国

Brexit が話題のイギリスです。Brexit は Britain+ exit の造語ですね。Exit はこの場合「脱退」や「離脱」という意味です。改めて言うまでもないですが、exit には「出口」の意味もあります。日本では出口に「EXIT」と表記されているのをよく見かけます。一方イギリスでは、「出口」の意味で way out がよく使われています。建物の出口に「WAY OUT」と表記されていることが多いです。

 

Exit、出口、way out。これらの言葉を思い浮かべるとき、私はヒースロー空港での小さな経験を思い出します。10年以上前、正確にいつだったか覚えてないですが、私はヒースロー空港に到着しました。荷物受取場 (baggage reclaim) のベルトコンベアー (カルーセル carousel) から荷物を受け取ったところで、日本人の中年の女性に尋ねられました。「出口はどちらですか?」私はヒースロー空港は何回か利用して知っていたので、「あちらです」と教えました。見回すと、あまり大きくない表示で「WAY OUT」という標識があったと思います。

女性が出口の標識が見つけられなくて私に尋ねたのか、「WAY OUT」は見えたけれどそれが出口だと自信が持てなかったのか、そもそも「EXIT」とは書いてなかったのか、はっきりわかりません。私の中ではその女性が「ああやっぱり WAY OUT は出口なんですね」というようなことを言った記憶があるのですが、自分の頭の中の脚色かもしれません。

とても些細な出来事ですが、自分の中でいろいろ勝手に意味づけされて、今も記憶されている出来事です。このような意味づけです。

 

1. 上記のようにイギリスでは出口は「WAY OUT」。「EXIT」ではなくて「WAY OUT」とだけ表記してあると初めてのとき戸惑います。

2. ヒースロー空港はわかりにくい。ヒースロー空港はやたらでかく、また拡張を重ねたためでしょう、複雑でわかりにくかったです。今はどうか知りません。ちなみに上記の出来事はまだ Terminal 5 が出来るよりもずっと前です。空港内を表示に従って歩いてると、用具の置いてある薄暗い通路に入り込んで、乗客用通路から外れてしまったのかと思っていると、それが正しい通路だったということもありました (慣れてない頃の個人の感想です)。もっとも、カルーセルが並ぶ荷物受取場から出口がどっちにあるかは巨大空港はどこでもわかりにくいものですが、ヒースローはわかりにくいと頭にあると、出口がわかりにくいのはヒースローだからと思ってしまいます。

3. イギリスは面倒臭い。でかでかとわかりやすく「WAY OUT」と表記、そしてイギリス英語に慣れてない人向きに「EXIT」も併記。もしそうだったら、なんかイギリスじゃないみたいです。イギリスでは必ずしも物事はスムーズには進まず、面倒なことが多い。そんな思いが背景にあると、出口がわかりにくいという些細な経験が、イギリスの1つのあるあるネタのように記憶されてしまいます。

4. あの女性はコミュ障じゃない。空港とかイギリスとかとは別の話ですが、このエピソードを思い出すとき、こう思います。あの女性は荷物を受け取って進む方向がすぐにはわからなかったから、たまたま近くにいて迷ってはなさそうな私にちょっと聞いたのだと思います。それだけの事なんですが、私は人に話しかけるときは自分が話しかけることが相手の迷惑にならないか百万回くらい逡巡しますから、自分が迷った状況で近くにいた私にさらっと聞いたあの人は、普通にコミュニケーション取れる人なんだろうなと思うのです。

 

ちょっと道を尋ねられただけでこれだけぐちゃぐちゃ意味づけする、面倒な人ですね私は。

ヒースロー空港の思い出というタイトルはちょっと違うでしょうか。Way out の思い出でしょうか。要は、way out ってちょっと戸惑うよね、ヒースローってわかりにくいね、というネタを書きたかったということです。

空港の思い出というと、出会いと別れとか人は思い浮かべるのでしょうか。私は友達がいないからそういうのはないですね。乗り遅れそうになったとき空港職員と一緒に走ったとか、荷物が届かなかったとか。そういう空港の思い出はまた別の機会に記録しておきます。

あと1つ。ヒースロー空港はロンドン市内とのアクセスが面倒ですし (ヒースロー・エクスプレスが出来る前は特に)、でかいから空港内の移動も時間がかかるため、ロンドンに住んでヨーロッパへ飛び立つ人はヒースローではなく別の空港を利用することが多いでしょう。私は専ら Stansted (スタンステッド) 空港でした。これもまた別の機会に。