hidsgo’s diary

57歳独身男(結婚暦なし)の存在していた記録

映画「ダンケルク」を観たあとに「人生はシネマティック!」

今話題の映画「ダンケルク」を観た。

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第2次世界大戦さなかの1940年、ドイツ軍に陸路での退路を断たれ、ドーバー海峡に面したフランスの港町ダンケルク (Dunkerque) に追い詰められた連合軍を、海路からイギリスへ救出する話だ。IMAX映像で自分が戦場にいるかのような臨場感を体験できる。

口コミをあれこれ見てみると、多くの人はクリストファー・ノーラン監督の他の作品を知っていて、監督のカメラワークに期待して本作品を観て評価しているようだ。が、映画を観ることが少なくなって久しい私は、ノーラン監督の作品を観たことはなかった。

私が「ダンケルク」を観たきっかけは、先日スイスからの帰国便でたまたま「Their Finest」という映画を観たからだ。戦時下イギリスで女性ライターが大衆の士気高揚のためのプロパガンダ映画製作に携わることになる話だが、そのプロパガンダ映画が「ダンケルク」にまつわる話なのだ。ところが映像を見て話の流れはわかるものの、飛行機のノイズでセリフがよく聞こえなかった。最近は自分でノイズキャンセリング機能付きのイヤホンやヘッドホンを用意する人が多いらしいが、久々の長距離便で私は準備のときそれがあれば快適と気づきさえしなかった。

それで日本に戻ってから「Their Finest」をセリフを確かめながらもう一度見たいと思ったが、日本ではまだ未公開、11月に「人生はシネマティック!」というタイトルで公開されるとわかった。

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私はダンケルク救出作戦については知らなくて、「Their Finest」の中でさんざんダンカーク (Dunkirk) と言っていたので、帰国後にDunkirkを検索して少し知った程度。そこで参考のためにと今公開されている「ダンケルク」を見てみた次第 (*1)。ただ映画「ダンケルク」では連合軍が追い詰められるに至った経緯の詳しい説明などはなく、短いセリフで戦況の説明はあるものの、予備知識がない向きはあらかじめwiki程度の説明にざっと目を通しておくとよいかもしれない (*2,*3)。

ちょうど「真珠湾」「ミッドウエイ海戦」「ガタルカナル」などは日本人にはよく知られていて映画も製作されてきているように、ヨーロッパ人にとってダンケルクはよく知られている出来事で、それをノーラン監督が今回改めて映像化したことに意義があるのだろう。そんなことを感じた。

「人生はシネマティック!」は「ダンケルク」とは対照的に、ユーモアもロマンスもある、女性が活躍する映画だ。とはいえロンドン空襲 (Blitz) に見舞われる戦時下イギリスの話であり、すべてがハッピーエンドというわけではないけれど。ただ緊迫感と悲壮感あふれる「ダンケルク」を観たのちに「人生はシネマティック!」を観ると、背景事情も理解出来た上で、この映画の軽いストーリーを楽しめるのではなかろうか。主演のジェマ・アータートン (Gemma Arterton) も魅力である。私が映画を観るのは英語学習が目的でもあるが、「人生はシネマティック!」は会話も豊富で、映画館の明瞭な音声と日本語字幕付きで再び鑑賞することに期待している。

 


*1. 邦題は「ダンケルク」だが、原題は英語「Dunkirk」で /dʌnˈkəːk/ (敢えてカタカナで書くと) ダンカークと発音される。これは日本語では外国の地名は基本的に現地語を採用するため、現地フランス語の Dunkerque 「ダンケルク」を邦題にしたということだろう。日本語は現地語採用だが英語は英語式の発音と綴りを使用するため、フランスやドイツのよく知られている地名で、日本語のカタカナ発音と英語の発音に大きな差異が生じる例がある。Parisはパリで英語ではパリスだが、まあこれは同じ綴りで発音は異なるとはいえ似ている。しかしワインで有名なBourgogneブルゴーニュは英語ではBurgundy バーガンディ、大西洋に突き出たBretagneブルターニュは英語ではBrittanyブリタニーと、全く異なって聞こえる単語になる (以前こちらにちょっと記事を書いた)。

*2. ダンケルクの戦い - Wikipedia

*3. ダイナモ作戦 - Wikipedia