全力、ひとり

コミュ障58歳独身男(結婚歴なし)の存在していた記録

チューリッヒ・ミュンヘン バス往復

今月スイスのチューリッヒ (Zürich) からドイツのミュンヘン (München) までバスで往復したので、簡単に記録しておく。

チューリッヒからミュンヘンへ。検索すると、鉄道よりバスのほうが早く安い。大雑把に言って、鉄道の場合直通が4時間半くらいで約8000円。ただし直通の本数は少ない。バスなら直通が4時間くらいで約2500円、本数もある。この2都市は直結する幹線鉄道上にないため、バスが有利となる。飛行機は値段が高いため選択肢から除外した。

結局Google検索で上位に広告が出るフリックスバス(FlixBus)を利用することにした。 

global.flixbus.com

往路は午前10時チューリッヒ発のエクスプレス (ノンストップ) 便で、予定所要時間は3時間45分。運賃18ユーロ、座席指定料1.50ユーロ。復路は翌日夕方遅く発のバスにしたかったので、午後5時25分出発で予定所用時間4時間45分の便。運賃16ユーロ、座席指定料1.50ユーロ。この他にカード手数料だったかチャージされて、往復合計37.85ユーロ、約5000円と充分安い。

若干の背景だが、ドイツでは長距離バスは鉄道を保護するため規制されていたが、2013年に自由化された。多くのバス会社が参入したが現在はフリックスバスが最も勢力を伸ばしている。フリックスバス自体はバスを所有しておらず、バスはドイツと周辺国のバス会社が運行する。人気を博している一方で、ドライバーの労働条件や、市場の寡占化、道路・バスターミナルなど施設維持費を払わないなど、一部批判もあるようだ。
Flixbus - Wikipedia

 

さて実際のバス旅。

1. 往路 (チューリッヒミュンヘン)

チューリッヒのバスターミナルは鉄道の中央駅すぐ近くだ。賑やかなバーンホフ広場とは反対側の18番ホーム側から駅を出て、電車の進行方向に進み川を渡り右奥がバスターミナル。下の写真では右奥のクリーム色の建物の前を右に曲がった先にある。(別の日に撮ったものなので時計は夕方5時を示している。)

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午前10時発だが早めの9時頃にバスターミナルに着く。バスが何台も止まっている。チューリッヒ市内ツアーバスの客が多い。

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フリックスバスは2台止まっていたが、9時半頃1台の行先表示にバス便名と行先の「München」が表示された。

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9時40分頃乗車開始。係の人が各人の予約チケットのQRコードをハンディスキャナーでスキャンしていく。QRコードスマホに表示すればOKで、チケットを紙に印刷しておく必要はない。係の人は、パスポートを手元に用意しておくようにと全員に言っている。チケットのスキャンが終わると、スーツケースをトランクに預ける。自分で荷物をトランク内の係の人のところまで持ち上げないといけないかもしれないが、まあそれくらいは。荷物を預けたら車内へ。

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私は2階の窓側を予約した。階段は前と後ろの2か所。トイレは1階後部。長距離バスをあまり利用したことがないので比較して言えないが、座席は狭いとは思わなかった。足置きもある。往復とも隣の席は空席だったので楽だった。WiFiは簡単に登録して使えるが接続は悪かった。往きのバスにはコンセントがあったが、帰りはなかった。

10時出発。ドライバーはドイツ語に続いて英語でも簡単にアナウンス。シートベルトを締めて、トイレは後部に、ドリンクはドライバーから買えるなど。

車窓からの眺め。緑とコーン畑の何気ない車窓風景だが、何気ない車窓風景が好きだ。

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スイス、ドイツ、オーストリア国境にまたがるボーデン湖。美しい。

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往路のバス経路。

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チューリッヒからサンクトガレン (St. Gallen) を抜け、ボーデン湖の南を走る。一旦オーストリア国内を少し走った後ドイツに入り、ミュンヘンに向かう。

時々地図で位置確認したが、スイスの高速をディーポルトザウ (Diepoldsau) で降り、オーストリアのホーエネムス (Hohenems) というところから再び高速に乗りドイツへ入っていった。Google mapによると、距離は318km。

高速道路走行中、パトカーがバスを停車させた。運転手が各自パスポートを用意するようにドイツ語と英語で言う。警官がバスに乗り込んで来て、1人1人のパスポートをチェックした。このパスポート検査が毎回行われるのか不明だが、移民問題を抱えるドイツ南部だから、多くのバスに対してパスポート検査しているのかもしれない。

午後1時40分過ぎ、チューリッヒ出発後3時間40分後、ミュンヘン中央バスターミナル (ZOB) に着く。

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ほぼ予定時間通り。席も窮屈ではなく車窓も楽しめて、快適なバス旅だった。 

 

2. 復路 (ミュンヘンチューリッヒ)

ミュンヘンからバスを利用する際に要注意なのは、ミュンヘンZOBはミュンヘン鉄道駅(Hbf)からちょっと離れていることだ。800mくらい、歩いて10分ちょっとかかる。

復路のバスは3カ所停車する。フリードリヒスハーフェン (Friedrichshafen)、メールスブルク (Meersburg)、コンスタンツ (Konstanz)。実はこの3カ所停車するという事実と停車地名は、バスターミナルに来てから知った。いや、最初にあれこれ検索していたとき情報を見た気もする。しかし後から、停車地はどこかなとフリックスバスサイトを見てもわからなかった。予約サイトは簡明に出来ているが出発地と到着地のみ表示。各バスの経路情報もほしい。今回経験した中で、この点がフリックスバスについて不満だった。逆に言えばこのような些末な点で不満はあったが、乗車は満足だった。

復路の経路。

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バスはボーデン湖の北側の湖岸を走る。往路ではボーデン湖南側の高速道路から少し離れたところに湖が見えたのだが、北岸を通るルートは湖の岸辺に近づく場所もある。ああ、ここ絶対みんなデートで来るんだろうなと思ってしまう景色が広がる。日が暮れて暗くなりかけていて、カメラを向けなかったのが残念だ。

フリードリヒスハーフェンとメールスブルクを通りコンスタンツへ。この地名を見て気づく人は気づくだろう。メールスブルクからコンスタンツへ、バスはフェリーに乗る。

フェリー!!

恥ずかしながら私は気づいてなかった。バスが停車し、ドライバーがドイツ語で何かアナウンスした。ほとんどわからなかったが、fünf Minuten (5分間) を強調していて、飲み物・食べ物を買えるみたいなことを言っていたのはわかった。ドアが開き、乗客が降りていく。私も外に出た。そこで気づいた。フェリーの上だ!!

もうすっかり暗かったが、広々とした湖上をフェリーが波を立てて進んで行く。バスの閉鎖空間から解き放たれ、風が心地よい。対岸にコンスタンツの灯りが見える。いやあ、単に5時間のバス旅と思っていたら、まさか「ボーデン湖、船の旅」を体験できるとは。すっかり喜んでしまった。スマホカメラで撮った対岸の灯り。

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フェリーの所要時間は15分。早めにバスに戻ろう。対岸に到着するとバスはすぐ動き出す。コンスタンツを過ぎ国境を越えスイスへ。復路ではパスポートを提示することはなかった。チューリッヒ近くでやや渋滞があったが、大体予定通りに無事チューリッヒ・バスターミナルに到着した。

 

まとめ

チューリッヒミュンヘン間は鉄道よりバスの方が早くて安い。ノンストップ便なら片道3時間45分で2500円ほど。コンスタンツ、メールスブルクを経由する便は4時間45分かかるが、ボーデン湖をフェリーで渡る楽しさがある。フリックスバスは簡単に予約出来て乗り心地も問題なかった。