全力、ひとり

コミュ障58歳独身男(結婚歴なし)の存在していた記録

ユトリベルク ハイキング (チューリッヒ)

チューリッヒで半日予定が空いている。市内観光は大体終えた。美術館は見たから、何かこう自然の中を歩きたい。そう思ったならば、ユトリベルクへ。

 

ユトリベルク (Uetliberg) はチューリッヒ南西の山で、標高870m。もっともチューリッヒの標高が400mくらいだから、市街から見てそれほど高い山ではない。チューリッヒ中央駅 (Zürich HB) から山頂のすぐ近くまで電車で30分ほどで行け、山頂からはチューリッヒを俯瞰する眺めが得られる。山頂までの行き帰りだけでもよいし、さらに1時間半ほどのハイキングコースを楽しむことも出来る。

今回はそのハイキングの定番コース、ユトリベルクからフェルゼネック (Felsenegg) まで歩き、フェルゼネックからアドリスヴィル (Adliswil) へロープウェイで下るコースを辿った。

今回通った主な場所をgoogle mapに番号で記入。以下の文中に「Map No.番号」として参照している。

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ユトリベルクへはチューリッヒ中央駅 (Map No.1) からS10系統の電車に乗る。

今回のようにユトリベルクからフェルゼネックまで歩き、そしてロープウェイを使うプランならば、「Albis Day Pass」というゾーンチケットを買うと、ロープウェイ料金も含まれて割安になるようだ。自動券売機で「Other tickets」→ 「Reginal special offer」とメニューを追って購入できる。17.60スイスフラン

S10に乗りチューリッヒから約30分、終点ユトリベルク駅 (Map No.2) に着く。ぞろぞろと歩いて行く大勢の人についていき、やや細い道を登る。ところどころ階段がある。(画像左側のスロープでも行ける。やがて右側からの道と合流する。)

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鹿ランプ。

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山頂手前、チューリッヒが眼下に見える。

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ユトリベルク駅から10分ほどで山頂 (Map No.3) 到着。登山というほどでもない。

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山頂にはホテル・レストランと展望タワーがある。展望タワーは高さ72mで、30mのところに展望台がある。下から階段を登っていくと、途中のデッキにロック付きのドアがあり、上まで登るには硬貨で2フラン必要。ロックがうまく開かず行列が出来ていた。

 

展望台からは360度のパノラマビューを楽しめる。

チューリッヒ市街とチューリッヒ湖。

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南方向へ目を向ける。天気がよければアルプスも見えるそうだが、私が行ったときは雲が出ていて見えなかった。

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湖とは反対側。のどかな風景。

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さて、ここから南へ尾根沿いにフェルゼネックまでのハイキングコースを歩く。

ユトリベルク山頂から下る。

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ここで「惑星の道」について。

ユトリベルクからフェルゼネックまでのハイキングコースには、Planetenweg「惑星の道」と呼ばれる太陽系の縮尺モデルが設けられている。実際の10億 (10^9) 分の1の縮尺で、太陽と惑星の球モデルが対応する距離に配置されている。

実はユトリベルク駅から山頂に向かう道の途中に、太陽があった。実際の太陽の直径は1,393,000km = 1.393 x 10^9mなので、この球の直径は10億 (10^9) 分の1の1.393mになっている。

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ユトリベルク山頂からフェルゼネックへ向かって少し歩いたところに、「木星」がある (Map No.4)。

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木星の直径は142,984km、10億分の1にして14.3cmの球になっている。そして木星は太陽から 778.3 x 10^6km = 778.3 x 10^9mの距離にあるから、太陽モデルの位置から10億分の1の 778m の位置に置かれている。このように太陽系の惑星の大きさと距離を体験できるわけだが、なかなかおもしろい。

各惑星モデルには大きさと距離の説明と、モデルの設置場所の地図が付いている。

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この地図を見ると、水星、金星、地球は駅から山頂までの道中に、火星とケレスは山頂のどこかにあったようだが、あらかじめ探すつもりで注意してないと気づかず通り過ぎてしまうと思う (私は気づかなかった)。。

 

ハイキングコースに戻る。ユトリベルク山頂を振り返る。

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土星現る。リング付き。

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天王星

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天王星から少し歩くと、ロープウェイ小屋がある (Map No.5)。

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小さなロープウェイが麓との間と行き来している。上の画像下部中ほどに小さく写っているのがお分かり頂けるだろうか。旅行者用ではないとはわかるが、あとで調べると、地元の家族が所有するロープウェイで1920年に作られたものらしい。下の記事をgoogle翻訳して読んだ。 

www.nzz.ch

 

なだらかな道が続く。

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進行方向は逆光なので、振り返って景色を撮る。コーン畑。

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海王星を通過したが写真を撮ってなかった。

やがてフェルゼネック駅 (Map No.6) に到着し、その少し先のレストランまで歩く。ユトリベルク山頂を降り始めてから、1時間30分。

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近くには冥王星が。小っさ。(冥王星モデルは近日点、平均点、遠日点の3カ所にあるが、ここは平均点。)

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冥王星の直径は2390kmで、太陽の583分の1。モデルの直径は2.4 mm。今は惑星から仲間外れにされた哀しき冥王星。まあ「惑星の道」にはケレスもあり、広く惑星仲間ということで。この冥王星モデルはユトリベルト駅近くの太陽モデルから直線距離で6.0kmの位置にある。実際のハイキングコースは6km+ということになる。こんな小っさな粒が6km離れたところにある直径1.4mの太陽という球の周りを回っている。そう考えると、なんとなく太陽系の大きさが実感できるのではなかろうか。

レストラン・フェルゼネックでコーヒー。チューリッヒチューリッヒ湖の眺め。

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ロープウェイに乗って山を下る。

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ロープウェイはこんな感じ。この画像はレストラン・フェルネゼックのホームページからお借りしました。

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http://felsenegg.com/en/gallery/

麓のAdliswil駅 (Map No.7) からは道なりに降りて行き、鉄道のAdliswil駅 (Map No.8) に辿り着く。そこからS4系統の電車でチューリッヒ中央駅に戻る。

 

以上、チューリッヒから気軽にハイキングが楽しめる、ユトリベルクからフェルゼネックまでのコースを辿った。Planetenweg 「惑星の道」はおもしろかった。

 

最後に、ハイキング好きなら地形図を見るのも好きか、あるいは地形図が必要かもしれない。チューリッヒ中央駅地下街にあるバース書店 (Barth Bücher) に地形図がある。この書店には地図、旅行書の他、独自のチョイスで英語とドイツ語の読み物が置いてあり、一見の価値がある。

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