というわけで前記事に続き釧路観光の続き。
1. 霧の街釧路
釧路といえば? 釧路といえば何だろう?
横浜といえば中華街、名古屋といえば名古屋城みたいに、ある街には直結するイメージとなるモノがある場合が多い。釧路の場合は何かあるだろうか。もちろん関心事は人により異なり、ラーメンであったり湿原であったりするわけでそれはそれでよい。釧路の場合どうやら総合的に見て代表的なものは、「霧」のようだ。
釧路と言えば霧。霧の街釧路。霧は特に夏に多いらしい。
何でも太平洋高気圧の南風が本州の東の海上を北に向かって流れていくとき、暖流(黒潮)の上を通るから温かい湿った空気となるが、三陸沖からは寒流(親潮)の上を通るため冷やされて水蒸気が発生し霧となり、それが釧路に流れ込むということらしい。
釧路湿原自然再生プロジェクトデータセンター - 釧路湿原記事集-釧路地方の霧発生の仕組み
今回実際に経験した霧。
下左は宿泊したホテル(*)の窓からの昼間の風景。フィッシャーマンズワーフMOOを眼下に、その背後に釧路川、左側にベージュ色のホテル・ラビスタが見える。
下右は朝の風景。左の画像と見る角度が多少異なり注意しないといけないが、MOOはわかるが、釧路川はかろうじて見える程度。直線距離で260m先のホテル・ラビスタは輪郭が分かるくらい。
霧の街を実感。
* 今回は全日空ホテルに泊まった。マラソンを申し込んだ直後にどこか安ホテルを予約すればよいものを、行く日が近づいてからホテルを予約しようとするためどこも空いてない。全日空ホテルも「じゃらん」では空いてなかったが、航空券とホテルがセットの全日空「旅作」ではまだ部屋が予約できるようだったので、全日空ホテルにした。
2. 釧路湿原展望台
釧路湿原マラソンの前日、釧路湿原展望台を訪れた。マラソンコースの湿原を高台から眺めておきたかったからだ。
釧路駅バスターミナル15番乗り場から、8:55発「グリーンパークつるい」行きバスに乗る。
バスの時間と行き先はあらかじめ調べておこう。バス停の時刻表を見てもどのバスが展望台に行くかすぐにわからないし、たしか私が乗ったバスの行先表示には展望台とは書かれてなかった気がする。時刻表は阿寒バスのホームページにわかりやすくまとめられている。
鶴居線・幌呂線 [市立病院⇔釧路⇔湿原展望台⇔鶴見台⇔鶴居・新幌呂] - 阿寒バス株式会社
40分ほどで釧路湿原展望台に到着。
展望台は有料(470円)。内部は湿原についての説明や展示。湿原の魚であるイトウやイワナもいる。
屋上から外を眺めることが出来る。
マラソンコースでもある湿原道路付近をズームアップしたところ。画像中央付近から右下へ湿原道路が伸びている。
マラソン記事でも書いたが、この道路を境に左側が釧路湿原国立公園で、湿原として管理されている範囲。中央左奥に、マラソンスタート地点の湿原の森アリーナの白い建物が見える。(帰宅後に画像を拡大してわかった。)
展望台周辺には、約2.5kmの散策コースが設けられている。展望台内にあった周辺ジオラマ。
散策コースは無料。左回りに歩くことにする。
木立の間を歩く。
揺れるつり橋。
上りもある。
やがてサテライト展望台に到達。展望台屋上よりもこちらのほうが湿原の眺めは良い。
釧路湿原。
たしか薄い緑色の平らに見える部分はヨシで、濃い緑色の部分はハンノキ。(ガイドさんがツアーグループに説明していたのを又聞きしたうろ覚え。)
バスで来た人は、散策コース出発前にバスの時間を確認しておこう。普通に歩けるならば、ゆっくり歩いて1時間見ておけば大丈夫だろう。9:40頃展望台に着いた私は、展望台で25分くらい過ごし、散策路で45分くらい過ごしたのち、11:06発バスで釧路市内へ戻った。
この散策コースはGoogleストリートビューで一周することも出来るようだ。