独男の雑記帳

60代コミュ障独身男(結婚歴なし)の存在していた記録

2021初RUN

走り初め、10km。お正月だからというよりは、定期週末ラン。

走る頻度や距離はすっかり少なっているが、昨年11月くらいから週1回ランを心がけている。人が1日数時間眠る必要があるように、最低週1回走ることは自分の体に必要、と考えることにした。

とりあえず実行している。週末に用があって走れないときは前後で埋め合わせたり。距離は10kmが目安だけど特にこだわらない。調子が悪ければ5kmとか3kmとかでも。

週1回でも走ると、体がしゃっきとした感じがして気持ちいいですね。

 

いつもの10kmコースは箱根駅伝の2区/9区と一部重なる。この数年、沿道で駅伝を応援することが自分の年始行事だったけれど、今年はテレビ観戦。テレビを見るとかなり多くの人が沿道に出てて驚いたけれど。読売新聞の旗は配りません、家で応援してください、という旨のチラシが先月配られたりしたんだけどね。ともあれ、目標に向かって厳しい練習を積んだ選手の姿には鼓舞されますね。

 

今年はマラソン大会はまだ無理かな…? ぼちぼち走って行きます。

 

新年あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます

今年が皆様にとり、幸多き年になることをお祈りします。

 

昨年はブログが停滞気味でした。特に体調が悪かったわけではないですが、他に課題としてやらなければいけないことがあるとそちらが重圧になり、ブログ記事がさっさと書けないというのが大まかな構図ですね。

また年末には近況や振り返り記事を上げようとしても、誰得と思い引っ込めてしまってました。思っていることを言わない悪い癖です。

 

今年はもう少し建設的に事が進められたらと思います。何か少しでも前進できますように。

 

NHK囲碁トーナメント 2020年12月6日 ~ 天元

第68回NHK杯囲碁トーナメント

3回戦 山下敬吾九段 vs 上野愛咲美女流最強位

 

黒星に続いて2手目白天元

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山下九段は9月13日の伊田篤史八段とのNHK杯2回戦で、2手目白を5の5に置く手を披露した。ダイレクト33などAI囲碁の手が流行る中、自分なりの工夫でおもしろく、ということだったと思う。その対局に続いて今回も何かやるかと期待された中での天元だった。

NHK杯で、いやプロ棋戦で初めて最初の天元を見た。

これで勝ってしまった。黒の上野女流最強位は序盤で劣勢になり、その後猛攻を仕掛けたが山下九段が逃げ切った。おもしろいものだ。

 

ところで上の画面、盤上に「上野 星」「山下 天元」という文字が現れている。これはNHK杯で今回が初めてのことだ。どちらが黒か白かは画面の左と右に名前が書かれているからわかるのに、なぜわざわざこんなことをしたのだろう? 

 

さらに言えば対局前の場面。

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名前の他に「凄腕ハンマー棋士 VS. 平成四天王」というサブタイトルのようなものが。番組中棋士紹介の場面でも、それぞれの対戦者に「凄腕ハンマー棋士」「平成四天王」の文字がつけ加えられていたし、上の碁盤の画面に見られるように、しばらくは画面左上に「凄腕ハンマー棋士 VS. 平成四天王」と出ていた。

「凄腕ハンマー」「平成四天王」は囲碁ファンならよく知っており、実際この言葉は今回の解説者張栩九段が対局前に今回の見どころで述べた言葉だ。

NHKとしてはそんな評判を取り入れておもしろく盛り上げたいのかもしれない。しかし私としては、解説者や聞き手がハンマーは炸裂するかという話で盛り上がるのはいいとして、放送局は余分な茶々は入れず対局を普通に放送してほしいと思う。また安易なレッテル貼りという感じもする。棋士は対局によりさまざまな打ち方をする。実際最近上野さんはそれほどハンマーを振り回さなくなっているという。

レッテル貼りするよりも、対局後必ず数分検討を入れるように編集するとか、聞き手の星合二段が話しているときは星合二段のワイプを入れるとか、他にできることはあるのではなかろうか。

 

DeepMindまたしても ~ AlphaFold2

先週(11月30日の週)はこの話題でネットがかなり盛り上がっていた。この件を掘り下げて説明できるような専門家ではないから、自分の記録としてニュース記事をペタペタ貼っておく。

 

gigazine.net

タンパク質はアミノ酸が数珠つなぎになった1本の鎖で、タンパク質ごとにアミノ酸の種類の配列が異なる。多くの場合タンパク質はその鎖が折り畳まれて(フォールドされて)タンパク質ごとに特定の形を取っている。アミノ酸配列からタンパク質の形が正確に予測できれば生命現象の理解や薬の開発に極めて有効だが、容易には達成できない課題だった。このタンパク質のフォールディング問題において、Google傘下のDeepMindが飛躍的な進歩を成し遂げたという。

BBCニュースにも取り上げられた。

www.bbc.com

こちらは科学誌Natureのニュース。

www.nature.com

DeepMindによる記事も貼りつけておく。

deepmind.com

 

今回実際にDeepMindのAlphaFold2というAIが成し遂げたのは、アミノ酸配列からタンパク質構造を予測するCASP-14というコンテストにおいて、実際の構造にかなり近い予測を出すことに成功したということ。

predictioncenter.org

他の参加者をぶっちぎりで引き離し、かつてない正確さで予測することに成功した。

もっとも、これでフォールディング問題が完全に解決されたわけではない、という注釈/難癖をつけることはできる。つまり、まだまだ予測が難しい事例はある。実際にどう予測したのか公開されていない。形の予測は成功したが、そもそもなぜそのように折り畳まれるか原理的に理解されたわけではないなどなど。

そのような注釈をつけることも可能だが、少なくとも今まで達成できなかったレベルの正確さを一気に達成してしまったことは確かであって、Gizazineの記事内にある言葉を借りれば「数十年後ではないにしても、少なくとも数年後である」と考えられていた問題を解決してしまった。すごいことだ。

 

DeepMindといえば2016年1月、およそ5年前、AlphaGoで世界を驚かせた。

hidsgo.hatenablog.com

このときのAlphaGoは過去のプロ棋士棋譜を学習して実力をつけた。

2017年10月にはAlphaGo Zeroが再び世界を驚かせた。AlphaGo Zeroは過去の棋譜に頼らず、囲碁の基本ルールから自己学習だけで世界のトップ棋士を凌ぐ実力になったのだった。

hidsgo.hatenablog.com

囲碁はルール自体は単純だが盤が広く変化パターンも多いため、チェスや将棋と比べ強いコンピューターソフトの開発は遅れていた。それをAlphaGoとAlphaGo Zeroは一気に進化させた。さきほど引用した言葉をまた使えば、「数十年後ではないにしても、少なくとも数年後である」と考えられていた問題を解決してしまったわけだ。

タンパク質のフォールディングは囲碁のような単純な原理ではない。少なくとも単純な原理として人は理解していない。その意味で、アミノ酸配列から何らかの原理だけでフォールデングを予想するAlphaFold Zeroの登場はまだまだ先かもしれない。

しかし近い将来 、AlphaFold3やAlphaFold4なるAIがさらなる飛躍を見せること、あるいは生命科学の別の問題において、AIが革新的な進歩を達成することは期待できるだろう。

AlphaGoの登場によって囲碁界は変わった。10年前は打たれなかった手、良くないとみなされていた手が今は普通に打たれるようになった。AlphaFold2は何をどう変えるだろうか。

 

ところで、DeepMind はロンドンを拠点にしている。こちらは AlphaFold2に関するDeepMindの動画だが、50秒あたりでCEO Demis Hassabisが話す背景にセントパンクラス駅が見える。

インタビューの場所は GoogleのUK本社内で、だから何というと、動画を見て場所がわかったから嬉しいというそれだけのことで余談を書いている。

Googleは現在キングスクロス駅北側にUK本社の巨大ビルを建設中。 こちらで少し触れた。

hidsgo.hatenablog.com

現在のUK本社はそのすぐ西側でセントパンクラス駅北側。Google mapでGoogle UKを検索すれば場所は見つかる。昨年通りすがりに撮った写真を貼っておく。入り口部分しか写ってないが、上の動画やgoogle mapからわかるが、このビルもかなり大きい。

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私自身の生活はつまらないものだが、衝撃的な進歩というものを目の当たりにするのは刺激的でおもしろい。

 

2020年11月3日(火)シモキタ名人戦 ~ 囲碁

今月初め下北沢駅前でシモキタ名人戦というイベントが開催されたので行ってみた。

第九回シモキタ名人戦11/3開催決定! | 下北沢東会・あずま通り商店街

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今年で9回目らしいが、私は囲碁の星合志保二段が自身の youtube で案内したのを聞いて初めてこのイベントを知った。

将棋、囲碁、連珠、バックギャモンのプロや実力者による指導対局トークイベントなど。毎年5月の開催だが今年はコロナにより延期になったらしい。屋外イベントだから開催となったのだろうが、11月中旬以降のような感染者急増の状況では難しかったろう。今年開催された貴重なイベントとなった。

 

13路盤による指導碁コーナー。左から木部夏生二段、星合志保二段、飛田早紀二段。右奥に背中が見ているのは外柳是聞三段。プロも参加者もフェイスシールドを着用し、碁石、碁盤は局後消毒。

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将棋の指導対局は前日までに予約が埋まったが、囲碁は当日も申し込み可能だった。

私はというと…申し込まなかった。テレビや youtube でお馴染みの先生方が目の前で優しく! 楽しく! 指導してくださっているというのに。特に、今はNHK囲碁トーナメントの司会で人気の「ほっしー」こと星合プロは twitteryoutube も積極的で私もよく見ている。星合プロにお会いして、サイン本を手に入れるために下北沢まできたというのに…。もう少し力をつけてからお願いすることにします (この控え目さで今まで様々な場面で多くのチャンスの逃してきたわけだが)。

 

武宮九段、木部二段と飛田二段のトーク

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Facebooktwitteryoutube、武宮九段のダンスの話など。

 

将棋の先崎九段と囲碁の星合二段のトーク

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私は時間を勘違いしていて最後のほうだけ聞けた。将棋と囲碁の違い、AIについて。

 

シモキタ名人戦を訪れた目的は、先ほども書いたが、星合プロ初の書籍「囲碁・13路盤で上達! 基本戦術と手筋」のサイン本を手に入れるため。ゲットしました。揮毫は「初志」。

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実は同じ本の3冊目の購入だった。10月に刊行された時にサイン入り本 (揮毫「結実」) も予約販売されたが、予約案内に気づいたのは締め切り後だった。結局 amazon からサインなし本を購入。その後、方円企画から別の揮毫の入ったサイン本が販売されていると知り購入 (揮毫「輝」)。今回3冊目。もうアイドルグッズを集めるオタクみたいなもの。

収集だけではなくちゃんと勉強します。サインなし本は形が頭に入るまで繰り返し練習。サイン入り本は大切に保存し、自分への励ましと心の支えに。

目標は死ぬまでに初段。何十年来の級位レベルからレベルアップしたい。 

amazon: 囲碁・13路盤で上達! 基本戦術と手筋 (囲碁人文庫シリーズ)

囲碁・13路盤で上達! 基本戦術と手筋 (囲碁人文庫シリーズ)

 

当日、会場にはプロ棋士の姿がちらほら。

多くのイベントが中止になる中で、アイドルいやプロ棋士に会いに行けるという貴重な体験をすることが出来たのだった。 

#星合書店 

 

機内サービスのアイスバーをかじったら前歯が2本折れた

昨年8月にロンドンを旅行したが、帰りの飛行機で衝撃的なことが起きた。機内サービスのアイスバー (棒アイス) をかじったら、前歯が2本折れてしまったのだ。なお2本とも差し歯です。以下詳細。

 

ロンドンから日本へは12時間ほどの飛行機の旅。離陸後しばらくして食事、その後照明を徐々に落とし、やがてほとんどの照明が落ちるお休みタイムとなる。お休みタイム中もCAさんたちは客室を巡回し、飲み物や一口サイズの食べ物を提供してくれる。

私はその時たまたま起きていた。薄明りの中CAさんが起きている私の前にトレイを差し出した。アイスクリームだ。疲れて口の中も粘っこくなる狭い機内の長旅、アイスクリームは有難い。迷わず手に取った。カップではなくてアイスバー。「Magnum mini chocolate ice cream bar」と包装にあった。ネットから拾った画像だがこんな感じ。

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画像はこちらから拝借しました: Magnum (ice cream) - Wikipedia

 

アイスバーにかじりついた。その瞬間衝撃が走った。前歯が折れた。アイスバーがカチンカチンに固かったのだ。なんと左右の前歯2本が折れた。歯医者さんが使う歯の番号を使って言えば、右上1番と左上1番の歯が折れた。

折れたと言ってもどちらも「差し歯」。つまり歯の本体と土台は一体ではなく、歯の根っこ (土台) を虫歯治療し、そこに「前歯」をピンで固定したものだ。そのため本来の、土台と歯が一体の場合よりは力に弱いだろう。実際2年前にも一度、飴玉をかじった際に右の前歯が折れたことがある。その時の経験があるから、今回すぐに「しまった」という思いとともに何が起きたかすぐにわかったのだった。とは言え、普段の食生活には問題なく、折れたのは記憶にある限り飴玉の1度だけだった前歯。それが2本同時に折れてしまった。ちなみに左は歯とピンがバラバラになり、右はピン付きの歯が落ちた。幸い、歯とピンは失くす事なく回収できた。

 

もともとのアイスがあんなに固いのだろうか、飛行機内での保存の仕方で固くなったのだろうか?

実は歯が折れるのは「固さ」だけが問題ではない、と私は考えている。鉄の玉を噛んだら、歯がはじき返されるだけかもしれない。2年前に飴玉を噛んで前歯を折ったケースから学んだことだが、最初に噛んで、表面に歯が少し刺さり、そこに噛む力が加わると、歯を土台に留めていたピンが折れる、またはピンが土台から外れる。飴玉やアイスのように、表面がやや柔らかく歯が食い込み、中身がカチカチの場合が特に危ないと考えている。

 

フライトは羽田に午前着。帰宅して休んだのち、夕方歯医者さんへ行った。残念ながら歯科治療は長期に及んだ。特に右前歯は固定が難しくなり、結局前歯 (人工歯) を作り直し長いピンを使うようにした。それでも時々動いてしまう。また歯茎の炎症も起きやすくなった。左前歯はこのアイス事件前は折れた覚えがないが、アイス事件以後動きやすくなった。すべて保険適用の治療だが、治療費もそれなりにかさんだ。5カ月ほど歯医者に通い少し落ち着いたが、その後半年ほど経過した最近、また歯が少し動き歯茎も腫れ治療した。

 

機内ではCAさんには何も言わなかった。歯は折れたが出血や痛みはなく、2年前の飴玉の経験から、固いものを食べると折れることは有り得ると知っていたから。しかしこんなことがあったと報告しておいてもよかったと後から思った。そこで旅行終了後にBritish Airways (英国航空) からフライトについてのアンケートがメールで送られてきたとき、アイスバーにかじりついたら前歯が2本折れた旨を記しておいた。そして最後に、アイスクリームはアイスバーではなく、カップで出してほしいとお願いした。

 

そう、カップならこの事故は起こらない。新幹線のアイスクリーム、最近はどうなのだろうか、以前はカチカチだった。スプーンが刺さらないからしばらく放置しておくだろう。上に画像を挙げたようなチョコ・アイスバーの場合、コンビニで買う森永PARMのようにしっとり柔らかいと思うではないか。カチカチに固かったら、噛みついて歯を折る可能性がある。

 

固いアイスはカップで提供するようお願いしたい。

自分としても飴玉に続いて2回目の歯折れ事件。リンゴなど果物の丸かじりは避けるようにしているし、何かにかじりつく場合は最初そっと歯を立てるという具合に、慎重になるのが癖になりつつある。

 

ロンドン 2019 (8) ~ West End

昨年2019年の夏にロンドンを訪問し、久々のロンドンをじっくり見て、旧交を温めた。

いくつかのブログ記事のあと、なんとなく中途半端に止まっていたが、最後にロンドン中心部の写真を何枚か挙げておこう。

それにしても昨年行っておいて本当によかったね。今年海外に出られなくなると誰が予想したろうか。

 

ソーホーの南、オールド・コンプトン・ストリート。多くの人が行き交う。

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パブにて。

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ピカデリーサーカス、エロス像。いつもこんなに人がいたっけ?

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ピカデリー・サーカスの広告。昔はSANYO、TDKのネオンサインが象徴だったね (下左 - 夜の写真しか手元になく周りの様子はよくわからないが)。2011年にSANYOが撤退、2015年にTDKが撤退。今はすべてLEDビジョンとなった (下右)。

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トラファルガー広場。人がいっぱい佇んでいた。暑さが伝わってくる。

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ウォータールー・ブリッジからテムズ下流を望む。左手にセントポールとシティのビル群、右手にワン・ブラックフライアーズ、サウスバンク・タワー、シャード。

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今回ウェストミンスター方面は行かなかった。これはストランドからウォータールー・ブリッジ越しに補修工事中のビッグ・ベンとロンドン・アイを見た様子。ビッグ・ベンの工事は来年終わる予定らしい。

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ストランドのトワイニング本店。高いビルに挟まれた小さなお店。いつもイギリスの自分用のおみやげにスーパーで売っているティーバック50包くらいが入ったトワイニングアールグレイティーを買うが (日本でも買える、、)、今回はここで自分用マグカップと贈り物用の紅茶を買った。

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という具合に昨年はロンドンを楽しんだ。

必ずまた行くけれど、次は何年後になるだろうか。