trailblaze
開拓者(先駆者、先導者)となる。後から来る者のために道しるべをつける。
trailblazeという単語に出会いました。
blazeには「燃える」「炎」の意味があり、一見、道(trail)を燃やして作るとか道を炎で照らして方向を示すことのように想像しましたが、そうではないようです。
blazeには「目印」「目印をつける」という意味があるようです。山の中で先に行く人が木の表面を少し削って道しるべにすることがあり、樹皮を白く はいだ道しるべは馬の顔のマーキング(白斑)に似ている、そして馬の細長い白斑を英語でblazeと呼ぶために、そのような意味があるようです。
そこでblaze a trailは、木の樹皮に印をつけて道しるべにする → 後から来る者のために道しるべをつける、という意味として使われ、trailblazerはそれを行う人、開拓者(先駆者、先導者)というわけです。
OALDには trailblazeという動詞のエントリーはなくて、trailblazer という名詞と blaze a trail という慣用句のエントリーがあるので、blaze a trailという言い回しとtrailblazerという名詞が先にあって、あとからtrailblazeという合成語が使われるようになったのかもしれません。
【参考】
Blaze a trail
http://www.phrases.org.uk/meanings/66700.html
Horse markings
https://en.wikipedia.org/wiki/Horse_markings
追記: 上記wikiサイトの画像
https://en.wikipedia.org/wiki/Horse_markings#/media/File:HorseFaceMarkings2.png
この画像の左上、太くまっすぐな白斑を blaze と呼ぶようですね。