TOEIC問題集を20数冊まとめて捨てたということで関連する記事を書くつもりが、途切れ途切れになってしまったが、続けよう。
自分が試した中で良かった問題集を挙げるなら、前にも賞賛記事を書いたこちら。
難問が多いということもあるが、前記事で書いた「引っかけ」が説明されているというところがポイントだ。Part 1の引っかけは、この問題集で初めてはっきり知ったのだった。
難問を含み、前記事に書いた「引っかけ」が紹介されるなど説明も詳しいということでは、こちらの本もよかった。
- 作者: ヒロ前田,ロスタロック,TEX加藤,Ross Tulloch
- 出版社/メーカー: アルク
- 発売日: 2010/07
- メディア: 単行本
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これらは旧形式の問題集だから、問題を1つ1つ取り上げて吟味することは出来るにせよ、今となっては旧い。同作者による新しい問題集も出ているようだから、いつか見てみよう。
今回捨てた問題集の中で新形式対応本は、まだ公開試験実施前に発行されたものばかり。新形式も1年が経過し、当時より十分傾向を分析した対策本が出て来ているだろう (あまり見てないが)。今度受験するときは、それらを試すことになる。
あくまで私が試した中からという話で、網羅的に問題集を試したわけではないから、他にも良い本はあったに違いない。それに、当たり前のことだが、どの問題集・参考書がいいというのは結局各自の実力や強化したいポイントによるから、各自がやってみて自分に合っているものがいいということになる。最近は各Partに特化した問題集もいろいろ出ていて、選択の幅が広いから、いろいろ試して自分に合うものをしっかりやり込むのがいいだろう。
とは言え950+の受験者層を満足させる問題集はなかなかないだろう。ターゲットとなる数が他の層よりは少ないし、そもそも950+の人たちは問題集をあれこれ買わないかもしれない。私の場合は、特に難問を集めたものでなくても、試験前に問題集はやることにしている。TOEICは制限時間の厳しいゲームだから、実践形式での練習で体を慣らす必要があるためだ。
さて、20数冊の問題集を眺めて思うのは、以前こちらの記事で紹介した本が飛び抜けて異色だったということだ。
追加記事もしたためた。
記事に書いたように、ミスが多く編集が粗雑で問題の作り方も粗雑だが、何より問題文の内容がTOEICからかけ離れていた。酷かったが、私の常として、記事に書くときは適当に言葉を整えて思いの丈をぶちまけていないため、いまだモヤモヤが残っている。
この問題集作った人に聞いてみたい。TOEICを受けたことありますか? こういう問題が出題されると思いました? 出会い系ネタとかレストランをこきおろすレビューとか出題されると本当に思いました? 誕生日カードを見せて、来年何歳になるかって、いい引っかけだと思われたわけ? ああ問い詰めたい、小1時間問い詰めたい。近所の歯医者を月曜に突然訪れて休診だったから「ゴルフかよ」と呟く男の問題、私はすごく驚いた。日本では平日休診日のある歯医者は珍しくないし、普通は行く前に電話で予約を入れるから。どこの国のどんな生活をしている人がこの問題を考えたのか、聞いてみたい。
今も改訂版が出るわけでもなく販売されているようで、いただけない。
この問題集の批判記事を書いたとき、出版社にも内容とURLは連絡した。なにしろ私はコミュ障で直接相手にクレームを言うのは極めて苦手のくせに、ネットでよくあるお店への文句とか、その場で直接相手に言わずにあとでネットに勝手に批判記事を書くのは正しくないと考える、すごく面倒くさいコミュ障だから。。
ささやかな反発で三修社の本を買うのはやめようかと思ったけれど、現在再学習中のドイツ語で、三修社の本を避けることは難しい。実際、今私が使用している独和辞典は、30何年か前 (!) に発行された三修社のものだ /(^o^)\
まあそれはそれこれはこれ。
「TOEIC問題集の思い出」というタイトルを付けながら、最後は酷い問題集に対する何回目かの愚痴を吐き散らす記事になってしまった。そのために書き始めた記事なので仕方ない。