Wordle を毎日続けている。1月上旬にネットで話題になって知り、すぐにハマった。
今さら説明するまでもないほど広まったが、Wordle は5文字英単語を推理するゲーム。入力した単語について、正解語と位置が一致している文字は緑色、正解語に含まれるが位置が違う文字は黄色で示される。回答は6回まで。
Wordle はもともとイギリスの Josh Wardle という人が昨年10月に公開したが、世界中で人気になり、今年1月末に New York Times に買われた。
The New York Times Buys Wordle - The New York Times
正解語は難しい単語ではない。少なくとも奇をてらったような単語ではない。とは言え、英語学習者の場合は、知らない単語が正解の場合もある。しかし英語の文字の組み合わせパターンは限られているため、たとえその単語を知らなくても、英語としても文字の組み合わせを考えて6回のうちに正解できることが多い。むしろ誰もが知っているやさしい単語で正解するのが難しい場合も多く、おもしろい。
私は辞書や Word Finder のようなものは使わず、ただし時間は無制限という自分ルールでやっている。
2月1日から何手目(何回目)で正解したかの回数をまとめるとこんな感じ。(*)
初手:0、2手目:4、3手目:8、4手目:22、5手目:20、6手目:17、失敗:4
計75回のうち正解が6手以内に見つけられなかった (失敗) のは4回で、6手あればどうにか正解を見つけられている。最初の頃は5手目、6手目で正解することが多かった。先月くらいから4手目が増えてきた。
* 同じブラウザでゲームしていれば、それまでの成績がブラウザに残る。自分は一度ブラウザの履歴を消去したため1月からの戦績がわからなくなったが、2月からは別に記録しており2月からの回数をまとめた。
やっているうちにわかって来たが、英語の文字の組み合わせパターンは限られているため、最初の2手くらいの結果で正解語はかなり絞られる。単語がなかなか思い浮かばない私はさらに数手試さないと見当つかないことが多いが、ネイティブで単語クイズ好きな人は、3手までの正解もかなり多いのではなかろうか。
失敗するときは、最初のほうでいい加減にやりすぎた場合とか、6手目であと1文字入れればよいが複数の可能性があり、当てられなかった場合などがある。同じ文字が2回使われる場合はトリッキーで、気づかないと難しくなるが、どこかのタイミングで気づくことが多い。
戦略(というのは大げさだが)と推理と。やってて飽きない。
Wordle は一日一問の出題なので、最初の頃は物足りなくて過去問もすべてやった。過去問は webarchive で見られる。New York Times に買われる以前の過去問は、旧サイト (https://www.powerlanguage.co.uk/wordle/) の archive で見ることができる。
今は類似ゲームサイトがネットに出て来ている。他原語バージョンもある。hello wordl や WordHurdle などちょくちょくやっている。前者は文字数を可変でき、ランダムに連続でゲームすることも出来る。後者は6文字バージョン。
Wordle を最初にやった時、昔やった数当てゲームを思い出した。50年近く前にやったゲームだが、4桁の数を推理するゲームで、推理した数字と位置が一致していれば「ストライク」、数字は含まれるが位置が違うものは「ヒット」としてカウントされ、その情報をもとに4桁の数を推理するゲーム。その数当てゲームの単語版というところだ。
数当てゲームはずっと前からあったわけだから、Wordle のようなゲームももっと前からあってよかったとも思える。おそらくあったのだろう。今SNS全盛の時代にあって、毎回の成績を絵文字の四角でコピーできる Wordle が作り出した機能も相俟って、爆発的なヒットになったということだろう。
英単語ゲームでは Hangman は好きだったし、Scrabble はこよなく愛している。新聞のクロスワードパズルは私には難しすぎるが、Wordle は十分に楽しめ、好きな単語ゲームの1つになった。
Wordle おもしろい、と一言で済んだことかもしれないが、長くなった。