独男の雑記帳

60代コミュ障独身男(結婚歴なし)の存在していた記録

ガイアの夜明け 2016.7.5 TOEIC 990主婦

7月上旬の「ガイアの夜明け」(テレ東)に、TOEIC 990の主婦が登場していたので、覚えている内にメモっておく。

英語の話ではなくて、一度挫折したビジネスマンや子育てなどで一度職場を離れた女性が、再び活躍できる場を持てる取り組みについての特集。

シリーズ「働き方が変わる」第13弾 人生、"再挑戦"から!

日経スペシャル ガイアの夜明け : テレビ東京

この中の2番目のトピック「"復職ママ"は戦力になるか!?」にTOEICママは登場した。番組サイトからの引用:

東京・世田谷に住む45歳の主婦。幼少時代を海外で過ごし、大学卒業後は大手電機メーカーで英語力を生かして海外案件に多く携わってきた。しかし、結婚後、夫の海外赴任のため退職。2人の子育てが始まり、主婦業に専念してきた。そして子育てがひと段落した去年から仕事復帰を考え、人材派遣会社にも登録。 しかし英語力を活かせて、尚且つ時短で働ける仕事はなかなかないという。また16年というブランクも大きく踏み出せない不安要素だった。

(上記番組紹介欄に写っている女性は別人)

日本は一度レールを外れると復活しにくい社会と言われる。女性の場合は出産や子育ての問題がある。番組では女性の社会復帰の試みとして女性人材ベンチャーのWarisが始めた「キャリアママインターン」という制度を紹介。提携企業で1か月インターンとして働き、その企業や他の企業への採用につなげていく様子を描いていた。

番組を紹介している別ブログも参考としてあげておく

ガイヤの夜明け|「もう一度働きたい」結婚や子育てのため仕事を離れたブランク主婦たちの挑戦 – シンプルな暮らし方

 

番組の中で女性が朝、子供を学校へ送り出したすぐあと、英語の勉強に取り組む様子が紹介され、3年前のTOEICで990をマークした認定証が写された。 

 

就職問題について言えば、TOEIC 990でも就職は苦労することには違和感ない。英語に関して現場で求められているのは英語を使ったビジネス力で、TOEICスコアではない。私は990をたまたま取れた程度の英語力でビジネス経験は乏しく、低収入で老後破産まっしぐらだ。

この女性の場合は「幼少時代を海外で過ごし」とあるから(番組中ではこのくだりは紹介されなかったが)、TOEICスコアを示すまでもなく英語は出来て、バイリンガルに近いのかもしれない。

彼女がインターンという形を経てにせよ就職できたのは、日本の大企業での実務経験が物を言ったのだろうと、私は思う。

 

就職問題とは関係なく、TOEIC 990スコアを見て私が一番思ったことは、TOEIC 990erはどこにでもいる、ということだった。定職に就いてる人とは限らない、主婦の中にも普通にいる(というか主婦レベルは高いだろうが)。

普段英語学習サイトやTOEICサイトを見ていると、990は特別なこと、すごく英語が出来ることと錯覚しそうになるが、そんなことはない。990erはいっぱいいるし、何よりも英語が出来る人たちはTOEICを受験しない人が多い。

TOEICの世界だけにとらわてしまわず、広く英語の世界を見る視点も忘れないように、と思ったのだった。

 

taser

世界のあちこちで物騒な事が起こる今日この頃。今週水曜日の夜、ロンドン中心部の公園で男がナイフで周りの人を攻撃し、アメリカ人のご婦人が亡くなられ数人が怪我をしました。

http://www.bbc.com/news/uk-36972126

その公園とは Russell Square (ラッセル・スクエア) で、大英博物館の近くにあり付近にはホテル・B&Bも多く、またすぐ近くに大学もあり、お店がひしめき合って人が密集してるというわけではないですが、観光客も含め多くの人の行き来があるところです。私もこの辺りはよく知っており、気になります。

 

さて、事件のことではなくて、英語について。犯人が拘束された状況についてBBC記事 (上のリンク) にこう書かれています。

… police ordered him to stand still but he kept running.
He was then Tasered by officers.

警察は止まるよう命じたが犯人は走り続けた、そして犯人は警察に Taserされた。

Tasered? Taserって何??

またGoogle先生に教えてもらいました。

 

Taserは電気ショックで相手を麻痺させる武器ですね。その意味ではスタンガンと同じです。通常のスタンガンと異なるのは、スタンガンは電極を相手に押しつけますが、Taserはダーツのような電極が銃から発射されるため、数メートル離れたところから相手に接触することなく相手を麻痺させることが出来ます。ただ2個の電極(ワイヤーで銃とつながっている)が相手に刺さらないといけませんが。

こちらは製品の動画ですが、左は1回撃ってカートリッジを交換するタイプ、右は2回連続で撃てるタイプです。

TASER Smart Weapons: Reload Speed Comparison.

 

このタイプの武器をTaserと呼び、さらには

 taser 【動詞】 テーザー銃で撃つ

と動詞としても使われているようです。BBC記事にあった

He was then Tasered by officers.

は、犯人は警官のテーザー銃で撃たれた、テーザー銃で動けなくさせられた、ということですね。

 

なぜこの武器がTaserと呼ばれるのか。名前の由来は?

開発した会社の名前がTaserだから、この種の武器はTaserと呼ばれるようになったようです。(上の動画はTaser社サイトのものです。) 会社名が同種商品の一般名称 になっている例、日本語でいうホチキスみたいなものですね。さらに動詞にもなってしまっている点で、ゼロックスみたいなものでしょうか。今時コピーをゼロックスと呼ぶ人がまだ居るかどうか承知してませんが。

 

では社名のTaserの由来は?

Taserは、Taserを開発しTaser社を設立したJack Cover氏が命名したもので、彼が少年時代好きだった小説 "Tom Swift and His Electric Rifle" の中の架空の武器 "Tom Swift’s Electric Rifle" の頭文字を取ったようです。

Tom (A) Swift's Electric Rifile の太文字部分ですね。Tom SwiftはAというミドルネームは使用してなかったので、AはTaserという名前を作るために付け加えられたようです。レーザーのlaserに倣ったのかもしれません。(*)

 

なお動詞の形としては、原形-過去形として tase-tased、taser-tasered、両方あるようです。

 

*参考

1) What does Taser stand for? | Dictionary.com Blog
2) Fritinancy: How the Taser Got Its Name
ここでは後付けで小説の題名を当て嵌めた可能性も述べられてますが、コメント欄でJack Cover氏が "Tom Swifts Electric Rifle" から名付けたと言っていたと述べられてます。