横浜シーパラダイス (シーパラ) に行ってきた。横浜に15年以上住んでいるが、シーパラは今回が初めて。水族館は癒しの空間なので、シーパラにはぜひとも行っておきたかった。『ひとり水族館』はマジお勧めだ (*1)。
1. 水族館は癒し
チンアナゴとニシキアナゴ、ひたすらかわいい。アクアミュージアムに入って最初の水槽で出会うが、もったいない気もする。
水族館の写真は水槽ガラスに映り込みなどあって難しいが、下手なりに載せる。ご勘弁を。
水中でゆったり過ごす海の生き物たちを見るのは心地よい。
クラゲしかり。
この下方の魚2体は動きが少ない。カメもゆっくり動く。見ていて落ち着く。
世間とかSNSの喧騒とか、そんなものから離れて沈潜。沈潜せよ。
さっそうと華麗に泳ぐイルカも、よい。
カピバラなどの動物もいる。これはお休み中のマーラ。癒される~
2. 真珠取り出し体験
アコヤ貝から真珠を取り出す体験をやってみた。小学生の頃、三重県の英虞湾の近くに住んでいて、真珠養殖にはなじみがある。真珠取り出し作業を見たこともあるが、ここでは体験できるということで食指が動いた。
アコヤ貝を強く押すと少し開くので、その隙間にバターナイフを差し込んで開ける。真珠がどこにあるかわからず、手とバターナイフで切り探っていると、真珠がこぼれ出た。小さなやや細長い球状をしている。別途費用でアクセサリーに加工もできるが、自分はそのまま持ち帰ることにした。
このアコヤ貝は長崎県で養殖したものらしい。通常の真珠は3年かかるが、体験実験用に2年ものを使用しているとのこと。本物の養殖真珠だ。なお真珠はアコヤ貝に核を入れて育てるが、核は天然の貝を砕いた粒を使う。そんなお話を聞き、何より自らの手を動かす体験ができておもしろかった。ちなみに、私は1960年代に英虞湾近くに住んでいたため、真珠と聞くと英虞湾・ミキモトと連想するが、現在の真珠生産量は、1位長崎県、2位愛媛県、3位三重県なのは、もしかしたら常識だろうか。
3. 2重らせんネタ
さて、以下どうでもよいネタを1つ。真珠取り出し体験のあるアクアミュージアムLabo2入口のディスプレーが、DNA2重らせん警察の眼に止まった。ディスプレーでは海洋生物の研究についての動画が流されている。特に何かについて説明するものではなく、Labo2は『身近な海の生きもの研究所』なので、海洋生物の組織や進化を研究していることのイメージ動画と思われる (イカの吸盤の形成についての論文を主に取り上げていたが)。その中で、らせん状のものが回転している場面が数秒間あった。らせんは左巻きだ。
透明だったので、初めは何かの海洋生物かと思った。しかし、実はそうではなく、進化に関連してDNAの2重らせんをイメージしたもののようだ。分子モデルではなく、あくまでイメージとしての2重らせん。だから正確さは問題ではなく、らせんの向きはどうでもいいと言えば、どうでもいい。しかし、DNA2重らせん警察としては、やはり右向きらせんで描いてほしかったところだ (*2)。
4. 八景島
シーパラダイスのある八景島は、地図で見ると小さいが、歩くと広いことがわかる。島に入ること自体は制限がないため、ジョギングしている人をちらほら見かけた。車の乗り入れはないので、人が混雑していない日・時間帯ならば、ジョギングにはよい場所だろう。
1月のとある日、この憩いの島を堪能したのだった。
*1. 過去の水族館記事
*2. 最近のDNAらせん記事