2024年のクリスマスマーケットは麻布台ヒルズへ
今年のクリスマスマーケットは麻布台ヒルズへ。
SNSで流れてきたので行ってみることにした。
初めて来た場所。いつの間にこんな街が出来ていたのだろう。
クリスマスツリー。
中央広場会場のゲート。
週末だったのでとても賑わっていた。
東京タワーも近くに見える。
ケーテ・フォルファルトの窓から。
屋根の模様はプレッツェルみたいに見えなくもない。
お店はどこも行列ができて賑わっていた。自分はクリスマスカードを買い、クリスマスマーケットには欠かせないホットワインで体を温めた。
20年前はごくごく一部の開催だったクリスマスマーケットだが、昨今はすっかり定着した感がある。クリスマスマーケット参戦のため、新しい街を訪れるのも楽しいものだ。
横浜ノースドックラン2024 10km
11月2日(土)、横浜ノースドックラン2024の10kmを走った。昨年に続いての参加だ。
本ブログ「マラソン」カテゴリ―では、前の記事が昨年のノースドックラン。走りたい気持ちはあるものの、時間が確保できないやら何やらで普段の練習は低調気味。今年も唯一の参加がこのノースドックランとなった。
今年はあいにくの雨だった。
10kmスタート前。
途中から雨は小止みに。
みなとみらい。この眺めを見るために参加しているようなもの。ランドマークタワーは雲に隠れていた。
今年は目標としていた1時間10分切りを無事達成。キロ7分以下で走りきれれば、今の自分としては十分だ。
雨にもかかわらず参加者は昨年より多い印象だったが、公式結果を見ると、昨年は10kmの部を340人ほどが走り、今年は900人余が走っている。大幅な増加だ。コロナ明けから時間が経ち、マラソン大会は活気を取り戻しつつあるということだろうか。
Pulled Porkとあったが、アメリカ南部のBBQ料理と知る。
Americanなひと時をエンジョイ。
この大会のメリットとしては以下があげられる。
・普段立ち入ることができない米軍基地での開催
・みなとみらいの素晴らしい景観
・アクセスの良さ
また、いつも電車の英語車内放送で耳にしているクリステル・チアリさんが大会MCを務めているのも、自分としては嬉しいポイントだ。今年の開会式では、ソプラノ歌手の中野亜維里さんが日米国歌を独唱。美しい声と歌はどんな時も人を鼓舞する。
大規模な大会ではないものの、特別な体験を与えてくれる、自分にとってお気に入りの大会だ。
Wordle 初手正解
Wordle をずっと続けている。基本毎日試している。2024年9月に初手正解を達成したので、遅ればせに記事を書く。
Wordle は2021年10月にネットに登場したが、私は2022年1月から続けている。
Wordle は6手まで試すことができるが、英語ネイティブではない私でもほとんど6手以内に正解にたどり着けるからおもしろい。英語で使われる文字の並び方が限られているため、正解の単語を知らなくても文字の組み合わせから単語を推理できるからだ。
2024年9月11日、Wordleで初手正解を達成した。
正解語は AISLE。初手正解は、もちろん推理ではなく偶然である。
こちらはシェア用の図。緑5個、1行のみ。
Wordle 1,180 1/6
🟩🟩🟩🟩🟩
AISLE は2022年3月からずっと初手ワードとして使ってきた。A、I、E の3つの母音と、S、L という2つの頻出子音が使われているため、初手ワードとして悪くないからだ。また、Wordle の正解語は一般的な単語であるため、AISLE は正解語になり得る語でもある。もしかしたらいつか初手正解が来るかもと期待はしてた。2年半、AISLE を使い続けてきた。ついに キタ――(゚∀゚)――!! という感じだった。
それ以前は AMPLE を初手にしていた時があって、しかし2022年4月に AMPLE が正解語のときがあり、くやしい思いをしたことがある。AISLE は変更せず固定していこうと思った。
こちらはトライ後に毎回表示される、何手目で正解したかを示すヒストグラム (9月11日時点のもの)。燦然と輝くGUESS No. 1 =1。
このヒストグラムでは総回数が 820回になっている。私が Wordle を始めたのが2022年1月10日だとすると、2024年9月11日まで、975日ある。しかし、毎月3日くらいは忘れるし、また、当初は同じアカウントで記録を残すようにしていなかったため、これくらいの総回数になる。
初手正解は偶然だが、2手目正解も初手の結果に大きく依存し、ほぼ偶然といってよい。これまで2手目正解は20回なので、月に1度あるかどうか。ネイティブや英単語をよく知っている人は、3手目正解が増えると思われる。私は4手目か5手目が多いが、5手目が多くなるとちょっと調子悪いかなと思う。自分は英検1級だが正解語をすべて知っているわけではない。正解語を知らなくても、英語の文字の組み合わせは限られるから、推理して正解することはかなりある。非ネイティブの私でも6手あれば96%で正解している。25回に1回失敗するくらいだ。不正解になる最も多いパターンは、最後の1文字の候補が複数あり、選んだアルファベットが不正解だった場合。これはやむを得ない。
ちなみに、最初の頃はwordfinderを使ったり辞書を見てみたりしたこともあるが、最初の頃だけでその後は何も見ずに試している。
今は次の初手ワードを何にするか決めかねている状態だ。
階段よりエスカレーターを選ぶようになった
前回の記事で、2時間通勤の生活によって時間と体力が奪われている現状について記した。
そんな生活の中での変化の一つに、駅の階段を登らずにエスカレーターを利用するようになったことがある。
もともと自分はすたすたと早歩きするタイプで、駅などでもよほど長い階段でない限り、併設のエスカレーターよりも階段を登っていた。20段程度の階段ならエスカレーターに乗るよりも階段を登った方が速いと考え、階段を選んでいた。エスカレーターに行列ができているのを横目に、待っている間に階段で上まで登れてしまうのになどと思うこともよくあった。
しかし、今ではそのエスカレーターに自ら並ぶようになった。特に通勤帰りは疲れ切っていて階段を上る気力が全く湧いてこない。以前はさっさと登っていた20段ほどの階段も、併設エスカレーターの長い列に並び、ゆっくりとエスカレーターで登る。階段を利用する体力も気力もない。エスカレーターに並ぶ方々の事情もよく理解できるようになった。
毎日の生活でエスカレーターに並んで乗るたびに気づかされる大きな変化で、かつては信じられなかった行動が、今では当たり前になってしまった。それほどまでに、毎日の通勤が体に負担をかけているのだと実感している。
近況報告 2024
すっかりブログが滞っているが、本意ではない。言いたいことがあるのに言わずに抱えて過ごしているのが私。それで50年くらい過ごしてきた。このまま何も言わずに終わるわけにはいかない。
実はこの半年で生活環境に大きな変化があった。2月から勤務場所が変わったのだ。それまでは通勤時間がバイクで10数分のところだったが、2月からは電車通勤になり通勤時間が片道2時間かかることになった。しかも、以前は9時出勤でなくてもよく、仕事の進め方もある程度自分で決めることができたが、2月からは9時出勤で、さまざまな慣れない業務が待ったなしで降りかかってくる。
通勤時間2時間のうち、合計で1時間半ほどは電車に乗っている。そして電車内では大抵座れる。当初は、座れるから電車内で本を読めてよいと思った。しかし、現実はそんなに甘くはなかった。まず、疲れる。移動はやはり疲れるものだ。そして一日の業務後はぐったりしてしまい、なかなか本は読めない。そして、余裕がない。一日4時間を通勤に費やしている。そのため、自分の時間を持つ余裕がなくなった。また、仕事に関しても、できたであろう業務ができない。少し居残って処理する余裕がなくなった。また、家に持ち帰ってやろうかと思っても、帰宅したらぐったりして何もできない。
そもそも新しい業務で勝手がわからないことも多い中で、4月初めには自分のミスで休日返上して処理に追われた。そんなこんなで、4月半ばには体調を崩した。微熱が出て、熱は一日で収まったが咳が続き、ときどきかなり咳き込んでオフィスの外へ出てゲホゲホしていた。コロナの検査キットでは陰性だったが、コロナ感染の可能性がないわけではない。自分が風邪をひくのは急に冷え込んでくる秋口が多く、この時期に風邪の症状は自分でも珍しかった。そして咳は一向に収まらず、一週間してまた微熱が出た。医者で薬をもらったが、咳はその後も一週間ほど続いたのだった。自分の体力・免疫力が落ちたためにウイルスに負けたと思われる。
在宅勤務はできないわけではないが、出勤しての業務も多く、なかなか在宅勤務も取れなかった。しかし、4月の体調不調を反省し無理はしないよう注意するようになった。とはいえ、往復4時間かかる通勤時間は変わらず、余裕がないことに変わりはない。1月までは朝は8時起きでよかった。2月からは6時起き、ときに5時前に起きる。自分の癖として夜更かしし(だらしない)、睡眠不足が続くことになっている。
引っ越せばいい。たしかにそうだ。家族や子供がいるわけではなく、今の場所に留まる理由はない。しかし、引っ越せない。汚部屋に住んでいてすぐにササっと移動できないのだ(ほんとにどーしようもない)。
もともと私は自分の頭の中の世界で生きていて、いちおう職場に見かけ上は適応して仕事はこなしているものの、いつも昔のことを思い返し、もやもやと生きていた。それが(それがよいとか正常とかは別にして)自分の普通の状態だった。しかし、通勤に時間とエネルギーを奪われ、そのバランスが壊れ、頭がからっぽになったような感じがしている。
自分なりのバランスを取り戻すにはしばらく時間がかかるだろう。
点字ブロック tactile paving
公共の場所で日本語アナウンスに続いて英語アナウンスが流れることは多い。英語に関心がある私は、たいてい英語も聞き取ろうとしている。最近はネイティブが作成した文をネイティブの録音または合成音声で放送しているはずで、英語に特に変わった点はなく、聞き流すことが多い。
しかし先日、あれっと思うことがあった。電車内のアナウンスで、「電車を降りましたら黄色の点字ブロックの内側をお歩きください」という日本語のあと、英語アナウンスの中で点字ブロックのことを「タクタイルなんとか」呼んだのだ。意表を突かれ、正確に聞き取ることができなかった。
乗っていたのは品川から川崎へ向かう京急の特急。たしか川崎駅に到着する前のアナウンスだった。確認すべく再び同じ路線に乗車したが、そのアナウンスを聞くことはできなかった。混雑時だけに流すアナウンスだったのかもしれない。
しかし、アナウンス確認のため品川・川崎間を往復していると、必ずこのアナウンスが流れる場所があることがわかった。川崎から品川へ向かう京急上り線で、青物横丁駅に到着する前だ。
スマホで録音した音声がこちら (編集したファイル。全体のアナウンスは下記参照)。
降り口は左側です。お降りになりましたら、黄色い点状ブロックの内側をお歩きください。ご協力をお願いいたします。
The doors on the left side will open. After getting off the train, please walk on the inside of the yellow tactile paving. Thank you for your cooperation.
日本語部分、「点字ブロック」ではなく「点状ブロック」だった 。そして、それに対応する英語は tactile paving。
tactile は「触覚の」や「触覚を使って」などの意味で、paving は「舗装」。したがって、tactile paving は突起を触覚で検知するための舗装ということで、なるほどと思う。
なお、点字ブロックには線状ブロックと点状ブロックがある。線状ブロックは線が並んだ形状で、進行方向を示す。点状ブロックは点が並んだ形状で、注意すべき位置を示す。
触覚を利用する舗装という点では、線状ブロックも tactile paving なのは言うまでもない。つまり、点字ブロック は tactile paving である。
ホーム端に設置されているのは、点状ブロックであり (下記の青物横丁駅写真を参照)、そのため電車内のアナウンスも点状ブロックとしているのだろう。
ひとたび tactile paving がわかれば、wiki にも記載があり、かなり一般的に使用されていることがわかる。
こうして電車の車内アナウンスで英語表現を1つ覚えたのだった。
以下、補足の記述です。
[1] 上の音声ファイルは、点状ブロックと tactile paving の対比がわかるように短く編集している。実際のアナウンスは以下。前出の音声ファイルは下線部分を切り出したもの。
まもなく青物横丁、青物横丁です。青物横丁の次は品川に止まります。新馬場、北品川には止まりません。降り口は左側です。お降りになりましたら、黄色い点状ブロックの内側をお歩きください。ご協力をお願いいたします。
We will soon arrive at Aomono yokocho, KK04. The next stop after Aomono yokocho will be Shinagawa. The doors on the left side will open. After getting off the train, please walk on the inside of the yellow tactile paving. Thank you for your cooperation.
休日の車内で乗客の話し声が背景に入っているが、アナウンスははっきり聞き取れる。ちなみに、新馬場は「しんばんば」。北品川駅は品川駅の南にあります (有名)。
[2] 自分は tactile という単語は知っており、以前こちらの記事で触れた。(この「触れた」は言及したという意味で、tactile に触れたという意味ではないという面倒な注釈を付けておく。)
[3] なぜ青物横丁駅の到着前のアナウンスかと言えば、青物横丁駅のホームは、この写真でわかるように、階段とエレベーター横の人が歩く部分が狭くなっているためだろう。
ただし、狭いのは下り線も同様で、なぜ上り線の到着前のみにこのアナウンスが流れるのかはわからない。
女性らしいきめ細かなサービス
前記事で性別に関するバイアスについて書いた。
性別に関するバイアスについて考えるとき、私の中でよく思い出される事例がもう1つあり、記録しておきたい。
およそ20年前、関西を拠点とする銀行が女性スタッフのみで運営される店舗を作ったことがあった。女性店員のほうが話しやすいお客さまもいるとの理由だったが、「女性らしいきめ細かなサービス」を提供することを謳い文句に、かなり大きな広告を掲載しニュースでも取り上げられた。
その広告や報道を見て、私はおかしいと思った。男性はきめ細かいサービスができないのか。どのように心遣いして接客するかは、個人の性格や能力、経験によるもので、性別で規定されるものではないのではないか。
このような突っ込みをしたくてたまらず、銀行に問い合わせすることを考えたものの、最終的には行動に移さなかった。その店舗を利用する予定もなく、直接的な関係もなかったからだ。結局、その広告や店舗の取り組みは、特に大きな波紋を呼ぶことなく過ぎていったと記憶している。
およそ20年前のことだが、今検証しようと検索しても記事などは見つからず、自分の曖昧な記憶に頼って述べているため、不正確なところがあるかもしれない。
いずれにしろ、仮に今の時代に同じような広告が打たれたら、SNSで拡散し議論や批判の対象になるのではと想像する。
「女性らしいきめ細かなサービス」は、よく使われそうなフレーズだが、それだけにそこに含まれるバイアスやステレオタイプについては注意したい。