独男の雑記帳

60代コミュ障独身男(結婚歴なし)の存在していた記録

英語、囲碁、マラソン

このブログを初めて9年だが、英語に関する記事が多い。自分が常に興味を持っているものとして、やはり記事は多くなる。初期にはTOEIC記事が多かった。当時はTOEICに嵌っており、その記録が残せてよかったと思っている。もし数年早くブログを開始していたら、マラソンについての投稿、練習や大会の記録などが多かったろうと思う。その頃はよく走っていた。最近は、囲碁に関する記事が増えているが、囲碁との関わりが増えていることを反映している。

英語、囲碁、マラソン。実はこの3つを今後も深めていこうと思っている。自分はあれやこれやに興味を持ち、ふらふらして生きてきているが、そんな中で、この3つはブレずに探求していきたいと考えている。

英語は学校の授業も含め、過去50年くらいつきあってきた。学習法が必ずしも正しいわけではなかったろうが、何か読むなどして接してきて、英語学習は自分の中の芯のようなものになっている。囲碁も実は40年以上知っていたが、しっかり勉強しておらず、文字通り万年級位者だった。最近は真面目に取り組もうとし、まずは初段を目指している。マラソン歴は15年ほどだが、健康維持のためであり、タイムよりも完走出来ればよしとしている。今はめっきり走る頻度は落ちているが、ぼちぼち続けていきたい。

英語、囲碁、マラソン、どれも一朝一夕に実力が得られるものではなく、また、一生かけてもマスターできるものではない。それでいて少し離れていると、衰えてしまう。そのため、意識的に取り組み、少しずつでも深めていきたいと考えている。

それぞれの分野に思い入れも大きく、語りたいことも多い。今後もこれら3分野の記事は続くだろう。

 

ブログのアイコンを変えた

最近このブログのアイコンを変えた。ブログを開設して以来、アイコンをデフォルトのものから変えたいと思っていた。ブログ開設は9年前だ。9年目にしてやっと変更できた。まあそんなものだ。

 

先月誕生日を迎え、また1つ年齢が増えた。ブログ副題に年齢を入れていたが、「60代コミュ障独身男(結婚歴なし)の存在していた記録」と「60代」という表記に変更した。これであと7年間はこの副題が使える。

 

ブログ記事の頻度が低下している。しかしブログへの意欲や興味を失ったわけではない。開設9年、未だ本当に書こうと思っていたことは書けていない。さらさらと伝えられたら、コミュ障とは自称しないんだよね。

 

基本的には、これはひとりごとブログだ。大勢に何かを伝えよう、訴えようとしているわけではない。普段私と交流し私を知る人はいない。それゆえに、少し記録しておきたいのだ。

 

ということで、このブログはまだまだボチボチ続いていくのである。

 

東京マラソン2024落選

来年3月の東京マラソンにエントリーしたが、落選だった。

最近は走ることもかなり少なくなっているが、それでもまだ何回かマラソン大会に参加したいと思っている。東京マラソンはぜひもう一度走りたい大会だ。今回は残念だったが、また来年以降も応募を続けていこう。

 

今回で東京マラソンは、落選9回、当選1回。

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DNAらせん警察

久々に、そして気まぐれに、DNAらせん警察発動。

こちらの読売新聞の記事『患者がたった1人でも…「超希少疾患」の新薬開発へ東京医科歯科大などプロジェクト始動』

www.yomiuri.co.jp

記事中の図から切り取り。DNA2重らせんが左巻き。右巻きにしてくれると落ち着くのだが。。

 

過去の右巻き/左巻き記事。

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ボードゲームの1場面

これは「囲碁」と呼ばれるボードゲームの1場面。

このゲームでは、2人のプレーヤーが黒石と白石のどちらかを持ち、お互いの石を交互に盤に置いていく。最終的に陣地が大きいほうが勝ちとなる。陣地とは、黒側ならば盤上の黒石とその囲む領域、白側ならば盤上の白石とその囲む領域である。ただし、相手の石を取り囲むと、相手の石を取り上げることが出来るというルールがある。相手の石を取り上げれば、そこは自分の陣地となる。

 

いかに自陣の勢力を強めていくか、相手の勢力を弱めるか。そしてまた、相手の石を取り上げることが出来るか、自分の石が取り上げられないか。これをお互いが考えながらゲームは進行していくため、盤上の黒石と白石は往々にして複雑に絡みあう。部分的なせりあいを読むことも大事だが、常に全体を見て戦略を考えて、うまく進めないといけない。どう展開していくのが最善か、複雑なパズルを解いていくようなおもしろさがある。

 

パズルといっても、正解のないパズルである。部分的には、ある状況で特定の場所に石を置かないと圧倒的に有利/不利になってしまう、この1手という正解手が存在する。しかし多くの場合、最善の選択は自身の方針に委ねられることが多い。最大の陣地を得る方法を追求することは大切だが、リスクを伴う場合が多い。必ずしも最善・最大ではなくても、より簡明で安全に相手より大きい陣地を確保する方法を選択することも多い。そのあたりの戦略もゲームのおもしろさだ。

 

パズル好きの人は多い。この複雑なパズルを試してみないだろうか。黒石と白石だけを用いて行われるゲームで、全世界に愛好者がいる。

 

コンピュータープログラムの開発も以前から行われて来たが、盤面が広く計算量が膨大になるため、人間のトッププレーヤーを越えるプログラムはなかなか現れなかった。しかし深層学習を利用したプログラムにより、状況は一変した。[1][2] 現在はコンピューターが人間を凌駕している。コンピューターの分析により、それまでの手順が評価し直され、新しい手順が生まれた。プログラムの進化により、最善手は変化している。つまり、決定的な正解が存在するわけではない。現在はコンピューターを参考にしながら研究することが、トッププレーヤーの間では普通になっている。ちなみに [1][2] の論文は、自然科学の論文発表の最高の場所である Nature誌に発表された。このゲームの研究が世界的に注目されていることの証左である。

 

冒頭の画像は、日本のトッププロ同士の戦いの一場面。どちらかが圧倒的に有利ということはなく、複雑に石が絡み合い、予測が難しい。コンピューターの分析によれば、この場面では黒がやや有利だったが、その後、白がやや有利になり、最後は黒が僅差で白に勝利した。1つ1つの手の意味は、プロによる解説がないと理解が難しいため、プロの解説を聞きながら観戦することになるが、見ているだけでもドキドキする戦いだった。[3] ゲームを理解すると、見る楽しみも得られる。

 

戦略と読みの複雑なパズル、挑戦してみてはいかがだろうか。

 

[1] google囲碁がプロとfacebookに勝ったってよ - 独男の雑記帳
[2] tabula rasa - 独男の雑記帳
[3] 第78期本因坊戦挑戦手合七番勝負【本因坊文裕 (井山裕太) vs 一力遼棋聖】【第4局2日目】 - YouTube 

 

映画RRR鑑賞

今月、映画館で「RRR」を観た。映画館で映画を観るのは、おそらく5年ぶりだ。これだけ間があいたのは、もちろんコロナの影響だ。しかし、もう1つ大きな要因がある。それはトイレだ。自分にはやや頻尿の症状がある。年をとれば誰しも経験することかもしれないが、自分の場合は前立腺肥大の影響がある。

hidsgo.hatenablog.com

昼間は水分摂取やコーヒーのせいで、1時間に1度以上の頻度でトイレに立つことも珍しくない。なので通常の100分程度の映画でもちょっと心配になる。ましてやRRRは3時間で途中休憩なし。なかなか気楽に映画館で鑑賞というわけにいかなかった。しかし今年の夏、決心し映画鑑賞に臨むことにした。

 

前日にチケットを購入し、席はトイレに立ちやすい、最後尾に近い通路側を選んだ。当日、上映開始は午後3時40分だったが、朝から水を飲みすぎないよう心がける。酷暑が続くが、水分は控えめに。コーヒーも朝の1杯にとどめた。映画館には早めに到着したが、コーヒーなどドリンクで時間潰さない。以前はコーラを買って映画を観るのが好きだった。しかし今回はコーラ厳禁。上映直前のトイレは当然済ませる。

かくして、無事に3時間を乗り切った。尿意を催すこともなかった。1つの快挙といってよい。事前に注意すれば、トイレなしで3時間乗り切れる良い経験になった。

 

RRRを観るにあたり、もう1つ懸念があった。3時間の長編映画のストーリーを追えるかということだ。自分は人の話を聞きながらの理解力がやや劣る自覚がある (いずれ記事に書くが)。インド人の、おそらく覚えにくい名前を持った人物が多数登場し、複雑に絡みあうストーリーを理解できるか不安だった。これは杞憂に終わった。ストーリーは単純明快、勧善懲悪のストーリーだった。水戸黄門を見ているかのようだった。壮大なスケールとアクション、時にスーパーパワーも現れ、見ていて痛快だった。

 

RRRは今年初めころ話題になった映画だ。まだ上映されているということは、根強い人気があるのだろう。インド映画では、自分は数年前話題になった「バーフバリ」を見逃している。RRRもあとどれくらい上映されているかわからない。今のうちに映画館で迫力ある映像を味わっておきたいと思っていた。

無事にトイレの懸念を克服し、インド映画を堪能できたことは、この夏の大きな経験だった。

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ロンドンの十字型ビル

少し前に北海道大学学生寮、恵迪寮が話題になった。

togetter.com

6つの棟が中央部から放射状に広がる構造が特徴的で、ミステリー作品が生まれそうとか、北大の研究で知られる雪の結晶に見えるなどの反響があった。

Googleマップで見た恵迪寮 (スクリーンショット)。きれいに6つの棟がきれいに放射状に広がっている。

私は10数年前に北海道マラソンで北大を訪れたことがある。キャンパス内を走り抜けるコースの下見を兼ねてキャンパス内を少し散策したが、寮は離れた場所にあり、存在に気づくことはなかった。

 

放射状の建築物の例としては、冒頭のtogetterにもあるように、刑務所が挙げられる。例えば網走監獄は5つの方向に広がっていた。

Googleマップ スクリーンショット

 

放射状の建物と聞いて私が真っ先に思い浮かべるのは、ロンドンにある Cruciform Building (クルーシフォーム・ビルディング) だ。Cruciformは「十字型の」という意味で (cruc- = cross 十字、 form 形)、「十字型ビル」と形状がそのままビルの名前になっている。

Google mapのスクリーンショットとリンク。十字そのものだ。

https://goo.gl/maps/RQ44d1GwHGAFSMTP6

Cruciform Building はもともと病院 (University College Hospital) で、開院は1906年と古い。しかし1995年に閉院し、その後改修を経て、現在は通りの向かいにある大学 (UCL; University College London) の研究施設として利用されている。なお病院は、近くに新築されたビルに移転した。

www.ucl.ac.uk

放射状の建物は中央部での管理がしやすく、また感染症が発生した際の隔離も比較的容易だろう。上のリンク先記事では、病棟間のスペースが日光と新鮮な空気がもたらし、患者の健康に寄与するメリットが述べられている。

Cruciform Building はロンドン中心部、ユーストン駅の少し南、大英博物館から北に約800mの場所に位置している。上から見ると4方向に延びたきれいな十字が見えるが、通りからは十字型の形状を認識するのは少し難しいかもしれない。

自分は20年前にこの建物で行われた研究発表会を傍聴したことがある。ちょうどイラク戦争が勃発した頃で、世界中の人々が戦争反対の声を上げており、イギリスではブレア首相の方針に反対して閣僚が辞任するということもあった。この時のセミナーで、ある日本人研究者が発表に先立ち、研究者もこの問題に声を上げるべきではないかと数分演説したのをよく覚えている。

 

話が逸れてしまったが、放射状建築物あれこれ。北大恵迪寮は6方向、網走監獄は5方向、そして私が思い出すロンドンのCruciform Buildingは十字型に4方向に延びているという話でした。