今夏のメルボルン短期滞在中、前記事の水族館の他に、メルボルン観覧車「メルボルン・スター」 (Melbourne Star Observation Wheel) も訪れた。
この観覧車、メルボルン空港からスカイバスで市内へ向かうときに正面に見える。一度乗ってみようと思っていた。
高さは 120メートル。ガラス張りで360度全方向が見渡せる巨大カプセルに乗って、30分間の遊覧。
いざ出発。平日だったこともあり、私のカプセルには乗客は私1人。1つ先のカプセルには家族連れが乗っていた。
カプセル内部。いくら1人占めといっても、隣のカプセルから見えるしカメラで監視されてるから、全裸になったりするのはやめたほうがよいだろう。
窓の反射像が映り込んでるが、Bolte橋とその先の海 (ポート・フィリップ湾)。
カプセルがほぼ頂上に達し、Bolte橋とは反対方向の市中心部 (CBD*) の眺望が広がってくる。*Central Business District (イギリス英語でいうところの City Centre)
帰還。
メルボルン観覧車は2013年営業開始。場所は市街北西部の再開発地区ドックランズ (Docklands)。市中心部からドックランズまではトラムが便利で無料。
ところで、この全方向眺望可能な大型カプセルに乗る観覧車は、前にも体験したことがある。ロンドンのロンドン・アイ (London Eye) だ。私のサブブログになるが、こちらの記事に記した。
ロンドン・アイもメルボルン・スターも、どちらも高さ120mと大きい。カプセルはロンドン・アイは28個、メルボルン・スターには21個付いているが、どちらも30分かけてゆっくり回るところは同じ。
構造上の大きな違いは、ロンドン・アイはホイールを片側からだけの支柱で支えているが、メルボルン・スターは両側から支えているということ。この点はロンドン・アイが特徴的で、支えるのは両側支えが普通で設計もしやすいだろう。
ホイールを下部で支えているタイヤをモーターで回転させ、摩擦でホイールを回転させる仕組みは共通している。
なおカプセルはホイールにがっちり固定されているわけではない。がっちり固定だったら真上では上下逆さまになってしまうからね。。ホイールの回転とともにカプセルはスライドして常に水平になるようになっている。
観覧車からの眺望もすばらしいが、観覧車自体の技術にも見るべきものがある。