リオ五輪、毎日熱戦が伝えられてます。
一般人からは想像もできないであろう極限まで追求した練習を積み重ね、本人にしか知りえない努力と苦悩の末に勝ち得たメダル、あるいは届かなかった思い、胸を打ちます。
一日遅れましたが、体操個人総合優勝の内村選手、おめでとうございました。
この記事は体操関連の英語の私の備忘録です。
体操 (artistic gymnastics) の「個人総合」は英語で Individual all-around というんですね。
Men's Individual All-Around Schedule & Results – Olympic Artistic Gymnastics
all-aroundという表現が気になりましたが、all-around と all-round は両方使われ、all-around がアメリカ英語、その他は主に all-round が使われるということのようです。
All-around, all-round - Grammarist
リオ五輪のサイトは all-around を使用してます。イギリスは all-round なのかというと、いくつか記事を見てみると、all-round だったり all-around だったりしてます。このテレグラフの記事などは同じ記事の中で all-round と all-around をごっちゃにして使用してます。
Max Whitlock wins bronze in dramatic individual all-round gymnastics final
もしかしたらイギリス英語としては all-round だが、種目名としては all-around と呼ぶこともある、ということかもしれませんが、ちょっとわかりません。混ぜこぜで使用してるということは、それほど深刻な違いではないようですが。
Artistic gymnastics が競技種目のいわゆる体操で、新体操は rhythmic gymnastics ですね。
総合種目、男子は
- Pommel Horse (あん馬)
- Vault (跳馬)
- Rings (つり輪)
- Floor Excercise (床運動)
- Parallel bars (平行棒)
- Horizontal bar (鉄棒)
女子は
Pommel がわかりにくいですが、刀の柄や、鞍頭という馬の鞍の手で掴む部分を指すようです。体操のあん馬では、pommel は胴体の上に出ているハンドル部分ですね。Pommel horse、あん馬はもともと馬の乗降の訓練から発展してきたそうです。
Janssen&Fritsen presents: History of Pommel horse, Artistic Gymnastics
跳馬の vault は「跳ぶ」という意味ですが、vault は別の意味の名詞としても時々見かけます。ヴォールトというカタカナ語でも使われてるでしょうか、アーチ型天井ですね。
取り留めないですが、身についてない表現が少しでも身につけばいいなという備忘録でした。