おそらく私は優柔不断な性格だ。また、はっきり断定した言い方を避けるという癖がある。この2つは必ずしも同一ではないが、重なる部分も多い。
何かを決めなければならない時、状況が充分に把握仕切れずもう少し様子を見たい場合は「とりあえず様子見」と言う。しかし自分の希望や状況により大体方向が決まっているor決めている場合でも、「こうする!」とは言わず、「こうしてみる、とりあえず」と含みを残した言い方をする。
そんな私の心を揺さぶったCMが今年初め放送された。電力自由化に向けたENEOSでんきのCM。
彼女を車で家まで送ってきた車内。
男「そういえば電気がもうすぐ自由化されるね。ENEOSでんきが安心だって。」
女「変えるの、ENEOSでんきに?」
男「いや、ちょっと様子見ようと思って。」
女「様子?」
男「様子」
ありがちな会話。と、ここで女を演ずる吉田羊さんが男に言葉を浴びせる。
「いくじなし!」
羊様「いくじなし!」5連射!!
そして最後に強烈に決める
そうやって一生様子だけ見てればいいんじゃない?
車を降りドアを激しく閉める。
いい、これいい、サイコー。
何回見ても心をえぐり、声を出して笑ってしまう。
このCM、4月からの電力自由化に向けて、ある冬の日の設定というためか、最近は見なくなったのがちょっと残念だ 。吉田羊さんにこう言われたらENEOSにしてもいいかな、でもウチは賃貸アパートだから無理と思っていたが、今検索したら賃貸でも可能らしい。これだけCMを賞賛して、どうするか。
とりあえず記事にしておいて、様子見ということで。