hidsgo’s diary

57歳独身男(結婚暦なし)の存在していた記録

パイレーツ・オブ・カリビアン / 最後の海賊 (Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales)

標題の映画を観た。シリーズ5作目ということらしい。最初の2003年の作品はとてもおもしろく堪能したが、その後はすべて観たわけでなく、どの作品を観て話がどうだったかわからなくなっているくらい。最近は話題の映画はちょくちょく観ていて、久しぶりのジャック・スパロウ (Jack Sparrow) ということで観てみた。

 

十分に楽しかった。今までの話を観てなくても大丈夫。でも涙を流すことになるとは思わなかった。。

 

キーラ・ナイトレイ (Keira Knightley) が最後に登場し、懐かしかった。2003年のこのシリーズ初作でメジャー・デビューし、以後スターの道を歩んだが、私はその後をあまり見ていない。パイレーツ初作の少しあとに公開された英国映画ラブ・アクチュアリー (Love Actually) に抜擢されたのを見たくらいだろうか。ただブロックバスター・ヒットのパイレーツ・オブ・カリビアン以前の、2002年「ベッカムに恋して (Bend it like Beckham)」で最初に彼女を見ていた。この映画はそこそこヒットして内容もよかったが、Bend it like Beckham というタイトルがおもしろく印象に残っている。つまりベッカムのキックの話と、状況を bend つまり変えることを掛けているが、その話はまたいつか書くことに。今回のキーラ・ナイトレイ、久しぶりだなあ、もういい歳になってアラフォー?などと思っていたが、まだ32歳だった。まあ Bend it like Beckham の頃はまだ17、8歳と認識はしていたので計算すればわかることではあったが、、なんて若いんだ。

 

年齢といえば、ジョニー・デップ (Johnyy Depp) ももう54歳。みんな年を取るね。この映画では若き日のジャック・スパロウが登場するが、肌の色つやがよくカッコいい。誰だろうとあとで調べたがアンソニー・デ・ラ・トーレ (Anthony De La Torre) という役者らしい。ただしジョニー・デップとアンソニーが同じ服装で同じ演技をして、デジタル技術を駆使してジョニー・デップの映像に若いアンソニーの要素を取り入れて作り上げた映像ということのようだ。
'Pirates of the Caribbean': How the movie made Johnny Depp a teen again

 

今回のパイレーツ・オブ・カリビアン、エンドロールが終わるまで見ないといけないね。最後に意味ありげなシーンが挿入されている。また私はエンドロールは大抵読むのだが (撮影場所とか)、今回エンドロールを見てて初めてポール・マッカートニー (Paul McCartney) がカメオ出演していたことに気づいたのだった。彼は牢屋の中にいたジャック叔父さん (Uncle Jack、つまり叔父さんの名前はジャック・スパロウと同じくジャック) として登場していた。映画を観る前に知ってないとわからない。
ポール・マッカートニーの“海賊姿”初披露!「パイレーツ・オブ・カリビアン」最新作に参戦 : 映画.com

 

英語をいくつかピックアップ。

Poseidon  ポセイドン

ギリシア神話の海、地震、馬の神。発音は /pəˈsʌɪd(ə)n/ なので、敢えてカタカナで書くと「ポサイドン」に近い。

 

trident  三叉の槍

tri-が「3つの」、dentが「歯」で、三叉の槍。ポセイドンの武器とされる。この映画の一番のキーワード。

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(映画予告編からの画像)

映画では Trident of Poseidon を「ポセイドンの槍」と訳していた。また trident だけでも「ポセイドンの槍」と字幕になっていた。

発音 /ˈtrʌɪd(ə)nt/、トライデント。3つの方向を示すものということで日本語でも使われることがある。例えばこの専門学校の名前 (名古屋の専門学校 トライデント)。私は31年前この専門学校でTOEICを初受験した (記事)。いや映画とは全然関係ない話だが、トライデントと聞いて思い出したので。

 

horology  時計学、測時学

horo- は ギリシア語 hora 「時間」由来で 英語の hour と同じ、-logy は「学問」ということで時間に関する学問。

horologist  時計学者、測時学者

カヤ・スコデラリオ (Kaya Scodelario) 演じるカリーナ (Carina Smyth) が、私はastronomer (天文学者) でありまた horologist だと言う場面。Horologist という言葉を聞いたジャックと仲間たちは、可笑しそうにしている。「恥ずかしいことではない」「うちの母親もそうだった」などと口にする。映画の中では全然重要じゃないが、しかしある程度の時間が費やされたこの場面は、whore (売春婦、あるいはダラシない女への蔑称) という単語を知らないとわかりにくい。つまり horologist の horo の部分が whore とのpun (ダジャレ) になっていて音が似ていて、彼女は  “I’m a horologist” と言ったのに、”I’m a whoreナントカ” と言ったように受け取られたわけだ。英語のダジャレが日本語のダジャレにうまく訳せることは滅多になくて、でも何かしらの言葉遊びが背景にあることを示唆して訳したいが、映画では「色々やってる」とか「プロの女」とかの字幕を入れてたと思う。

* ジャックと仲間たちはダジャレを楽しんでるわけではなく、horologistなどという難しい単語を聞いてwhoreだと思ったというネタなので、書き直しておく

 

Dead men tell no tales  死人に口なし

今回の映画の副題で、映画の中でも使われていたが、英語に以前からある言い回し
Dead men tell no tales - phrase meaning and origin

 

barnacle  フジツボ
映画ではエンドロール後の挿入場面まで、barnacles が象徴的に使われていたので、この単語を追加しておく。

 

イギリス英語っぽいこの映画の英語は比較的聞きやすかったと思うが、でも何か所か「字幕はこうなってるが実際に何と言ったのだろう」というところがあり、それがわからないのは悔しいものだ。

 

この映画、最後のほうでカリーナの父だった海賊ヘクター・バルボッサ (Hector Barbossa) が身を挺して娘を守る場面と、呪いの解かれたヘンリーの父ウィルがキーラ・ナイトレイ演じる妻エリザベスと再会する場面で涙腺が崩壊した。カリーナ・スミス、後にカリーナ・バルボッサと名乗る娘と父との最後の会話でこの記事を終えよう。

Carina:  "What am I to you?"
Hector:  "Treasure!"