昨夏 (2019年) ロンドン観光の続き。前記事はこちら。
シャードからの眺めを堪能したあとは、ロンドン・ブリッジを渡りシティへ。スカイ・ガーデン (Sky Garden) を目指した。
スカイ・ガーデンはシティの「ウォーキー・トーキー」と呼ばれるビルの最上階フロア。植物が繁っており、レストラン、バーがあり、眺望もよい。2015年オープンで、シャードとともに私にとって未知の場所だった。
ビルの正式名称は「20 フェンチャーチ・ストリート (20 Fenchurch Street)」。片手に持って話をするトランシーバーの形に似ているため、トランシーバーの意味の 「ウォーキー・トーキー (wakie-talkie)」の愛称で知られる。
湾曲するビル。
スカイ・ガーデンは入場無料。しかし時間ごとの入場人数枠が決められていて、あらかじめネットで訪問する日時を予約することになっている。ところがこの予約が1週間前くらいには埋まってしまう。。行きたいときにすぐに、とはいかない。
しかし予約していない「Walk-in Guests」を受け入れる枠がある。平日午前10時から12時半までと、午後2時から午後4時半まで。この枠を狙って訪れた。
午後1時くらいに1度行き入口とか様子を見た後、近くのプレタ・マンジェで軽食。すぐに戻ってぶらぶらしていた。午後1時半過ぎに予約なし客の整列が始まり、私も並んだ。2時少し前から入場が始まったが、その頃には列はかなり長くなっていた。
なお時間枠予約した場合でも予約なしでも、一旦入場したら何時間滞在していてもよい。
ガイドブックなどでよく見る図みたいだが、こんな感じ。
ガーデン。
テラスというか、屋外に出ることができる。正面にシャード。
シャードからタワーブリッジ方面。テムズ川北側から南側方面の眺望を楽しめる。
というわけで、シャードに続いてスカイガーデンと、ロンドンの未体験展望所を体験したのだった。
ロンドンの未体験展望所をもう1つ訪れた。
ガーデン・アット120 (The Garden at 120)。ここではガーデン@120と書くことにする。
2019年2月オープン。口コミで得た情報で知り、まだガイドブックにも載っていなかった。120というのは フェンチャーチ・ストリートの120番ということ。スカイ・ガーデンがフェンチャーチ・ストリート20番なので、同じ通りを東の方に少しだけ歩いたところにある。
スカイ・ガーデンから東へ歩いて左手、四角いビルの上に別構造のビルが乗っかっているような建物が現れる。これが フェン・コート (Fen Court) と呼ばれる建物、この屋上にガーデン@120がある。
1階の入り口部分。天井がディスプレーになっていて、美しい花模様が描かれていた。
入場無料。スカイ・ガーデンのように予約する必要もない。シャードもスカイ・ガーデンもセキュリティ・チェックはあるが、ここはX線ゲートをくぐる (空港のように厳しくなくベルトも外さずさっと通るだけだった)。
屋上へ。
空が広がる。
シャード、ウォーキー・トーキー (スカイ・ガーデンのビル) もよく見える。
街の眺望を楽しむ人、腰かけて佇む人。人は思ったほど多くなく、気持ちよいのんびりした空間。
ガーデンというからには、緑が。
北側にはガーキン (The Gherkin、正式名称 30 St. Mary Axe) がすぐ近くに。ちなみにガーキンは漬物用の小さなキュウリのような野菜のことで、形からビルに付けられた愛称。
セント・ポールがビルの合い間から見える。
カナリー・ワーフ (Canary Wharf)。
シャードのように高いお金を払うわけではなく、スカイ・ガーデンのような posh 感もなく、世界金融の中心シティにありながら、喧噪から離れ、ビル屋上にぽっかりゆったり広がるガーデン@120は心地よかった。
ちなみに下の写真はスカイ・ガーデンから見えるガーデン@120。こんな具合にビルの屋上に庭園が造られている。
以上、シャード、スカイ・ガーデン、ガーデン@120と、未体験だったロンドンの展望ポイント3カ所を巡ったのだった。
この記事を書いているのは2020年8月。これらの観光スポットはCOVID-19の影響でしばらく閉鎖されていたが、シャードとスカイ・ガーデンは最近再開された。ガーデン@120は閉鎖中。
以下それぞれのリンク。