独男の雑記帳

60代コミュ障独身男(結婚歴なし)の存在していた記録

緑内障(自覚症状なし)

このあいだについて書いたついでに、自分の今の健康状態について記しておこう。幸いにして今のところ大きな疾患はない。今回は眼の話。

 

緑内障と診断されている。きっかけは人間ドックだった。眼底検査で「視神経乳頭陥凹拡大」との所見があり、「要請密検査」の判定だった。自分では目の異常は何も感じないし、その年は対応せずいた。次の年の人間ドックでもやはり指摘されたため、一度診てもらって大丈夫なことを確かめようと眼科を予約した。

眼圧検査、眼底検査、視野検査を行う。すぐに判定はされず、検査を3か月後おきくらいに数回繰り返して診断される。私の場合はたしか3回、もしかしたら4回試したあと、つまり初診から1年近く経って、やはり緑内障ですね、ということになった。右眼の視野で一部見えにくくなっているところがあるという。

 

自覚症状は全くない。実際、医者も軽い症状と言う。しかし緑内障といえば、視野の一部が欠けて物や人にぶつかってしまったり、失明したりする病気とはよく聞く。緑内障と言われたときは、ちょっと驚いた。

緑内障は視神経が傷つくことで起こる。眼圧が高まって視神経を圧迫することが要因だが、私の眼圧は正常範囲内。実は緑内障の多くの人は眼圧は正常範囲内 (正常眼圧緑内障) らしい。人間ドックの「視神経乳頭陥凹拡大」というのは、眼底で視神経が集まる部分 (視神経乳頭部) のへこみ (陥凹) が拡大または変形していることで、緑内障の可能性があるため検査した方がよい。視神経乳頭陥凹拡大だから緑内障というわけではないが、緑内障は早期発見して進行を抑えることが重要なので、受診したほうがよい。

 

自分は緑内障と言われ驚いたが、40歳以上の20人に1人、70歳以上で10人に1人は緑内障といわれ、年をとれば珍しくない病気といえる。高齢者を世話して点眼している人も多かろう。

 

生活習慣や食事で気をつけることは特にないとのこと。何が視神経に障害をもたらすかはっきりわかっていないらしい。今後の進行も予測出来ないとのこと。眼圧との相関は認められているため、眼圧を下げる目薬は毎日点眼する。ということで、今は毎日入浴前に点眼し、3か月に一度眼科で検査している。これは今後もずっと続く。

 

ところで視野検査だが、これがなかなか難しい。目の前のスクリーンのどこかが光り、光が見えたらボタンを押す。目は中央部の印を見つめている。音とともに一定のリズムでどこかが光るのだが、よくわからないことも多い。光った気がしただけで押すのはよくないかなと慎重になると、慎重すぎてよく見えていない結果になる。「積極的に押してください」と医者から言われた。ある時は目が光を追って動いてしまい、すると正確な測定は出来ない。目が動いたことも結果からわかるらしい。そんなことで診断までに時間がかかってしまった。今はもう何回もやって大分慣れたが、いつもこれでよかったかなと思うテストだ。それでも一貫して右眼の一部の感度が低いという結果のようで、限定検査など他の結果と合わせて、緑内障という診断になっている。

症状は全く感じないが、緑内障はゆっくり進行する病気で進行を抑制することが重要で、点眼は続けていく。