全力ひとり

全力で心豊かに温かく孤独を生きる独身男(50代バツなし)の記録

黙りとおした年月を拾い集めて暖める

森進一の名曲「襟裳岬」が好きだ。好きというか、その一節がいつも頭の中にある。

 

理由(わけ)のわからないことで悩んでいるうち老いぼれてしまうから

黙りとおした歳月(としつき)を拾い集めて暖めあおう

 

作詞:岡本まさみ

 

高校以来、私はほとんど人と話さず生きてきた。理由のわからないことで悩んでいたわけではないが、しかし物事の解決を図らずに苦悩してきた。内面の5%くらいしか外に出していないとは、よく思ったものだ。そしてあっという間に老いぼれた。それはそうだ。

 

黙りとおした歳月を拾い集めて自分を暖める、それがこのブログだ。今までも同様のことを書いてきたが、なかなかうまく語れない。あまり長くまとまったものを書こうとせず、短く書いていこうかなと思う。

 

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よこすかシーサイドマラソン 2017 天気晴朗

よこすかシーサイドマラソンに参加した。初参加でハーフの部。目標の2時間6分は出せなかったが、準備不足の中、坂道でも歩かずトイレタイム含めて2時間13分台で完走は、自分としてはまあまあといったところ。

この大会、大きな利点は交通の便だろう。横浜駅から京急で30分、横須賀中央駅から歩いて10分ほどで会場に着くわけで、スタートが8時45分とやや早いものの、便利。そして大会に参加して横須賀文化に触れられる。外人多い。私は以前横須賀と観音崎公園は訪れたことがあるので、今回はマラソンメイン。

私は今月初めの天童ラ・フランスマラソンで2時間20分 (net) を切ったが、余裕があったので、今回はキロ6分を刻んで2時間6分を目標にした。ただ天童からほとんど走っておらず、行けるところまでという感じで。ちなみにハーフのベストは1時間46分 (net) なので、8年前の記録とはいえ、もうちょっと距離を走ればもうちょっと行ける感じはしてる。

 

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スタート地点。更衣室と荷物置き場がある横須賀学院から500mほど歩くため、時間の余裕を見ておく必要がある。私は1番後ろのFブロックから。スタートラインまで1分40秒だった。

天気予報で気温が上がると予想されたため、アームウォーマーも手袋もなしにした。スタート時の気温は15℃だったらしい。

 

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大会プログラムのコース図。コースは折り返し地点まで約9㌔。単純に折り返しでは3㌔足りない。そのため往路では、スタート後1.5㌔くらい進んで一度折り返しスタート近くまで戻りまた往路を進み、3㌔余分に走る (図の「ループ」)。コースの延長は交通規制などの関係上出来ないのだろう。

 

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よこすか海岸通り。

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海沿いを走る。

 

最初は平坦なのだが、実はこのコースには起伏がある。大会ホームページからの図。

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7㌔過ぎの坂と10㌔過ぎの坂は、けっこう急だった。

 

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観音崎公園手前。中央に見えている塔は東京湾海上交通センター。観音埼灯台はその向こう側になる。コースはこの先右に折れトンネルをくぐる。なお上の画像がそうだが、片側車線を往路の選手と復路の選手が使用する区間がある。

 

実は私はこの少し前からずっとトイレを気にしていた。スタート前に少しお腹に残っている気がしていたので予想はしていた。「次のトイレはどこですか」と係の人やボランティアの人に聞いていたのは私です、すみません。わかったことは、コース上に仮設トイレは設置されておらず、コンビニや数カ所ある公衆トイレを利用することになるということだった。

切迫した状況ではなかったので、トイレを探しつつ走り続けた。結局、自然博物館などがある公園の公衆トイレを利用できた。5分くらいかかった感覚だったが、時計では3分半だった。2大会連続ウ〇コ時間。

 

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天気がよくてよかった。風は強いが。

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遠くに横須賀市街を見る。

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復路はすっきり。お腹もだが、かなり遅いほうなのでコースがすっきり。トイレで遅れた分ペースを上げたかったが向かい風が強くてだめだった。それでも風の影響が少なかった20-21 kmは5分30秒台でがんばった。タイムは2時間13分 (net)。トイレタイムを引けば2時間10分を切ったことになるが、トイレはマラソンには付き物で含めて考えるべき。

今年の大会はこれで終わり。来年はハーフを2時間切るところまでもっていきたい。

 

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記録証渡しとお店は三笠公園海軍カレーを食す。天気晴朗で風は強かったけれど、制限時間内に完走出来てなにより。

 

横須賀文化といえば、三笠公園にもブースが出ていたが、ハイスクール・フリートのポスターを街のあちこちで見かけた。「横須賀女子海洋学校」が舞台とか。私は今回横須賀に来て初めて知った。

www.hai-furi.com

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こんな自衛官募集の広告も街で見かけた (上の画像は公式サイトから)。こんなふうに勧誘されたら自衛官に応募しちゃうかもね。いやわからないが。

というわけで横須賀もちょっと楽しんでから帰宅した。

 

人生はシネマチック(2)

上映中の「人生はシネマチック!」(原題 Their Finest) を観た。

jinsei-cinema.jp

日本公開前に一度飛行機の中で観たが、ノイズでセリフがほとんど聞こえず、映画館で観て復習しておきたかった。

hidsgo.hatenablog.com

以下だらだら書いてたら長くなったので、目次をつける。


目次
1. 映画
2. 英語
3. Gemma


              

1. 映画

映画館ではさすがに音声明瞭、また字幕にも助けられて前よりずっとよく理解できた。前記事に一部誤りがあったので訂正を入れた。

この映画は会話が多くやや長め。それは英語学習が映画を観る目的の1つの私にとっては嬉しい。普通のイギリス英語で、特に癖のある発音とか早口ということはないと思うが、全部きちんと聞き取るのは難しかった。私の英語力の問題でもあるし、日本語でも会話が長いと私が追いついていかないという私の理解力の問題でもあろう。

全体に流れが軽い印象で、劇中劇を観ているようだった。映画はダンケルクを題材にしたプロパガンダ映画を作成する話だが、主人公カトリン・コール (Catrin Cole) と脚本家たちがプロパガンダ映画のプロットを考えるとき、最初に主な出来事をボードに貼り付けて、その間を繋ぐセリフをタイプライターで打ち込んでいくという作業をしていた。この映画自体も、成功、トラブル、裏切り、死、恋愛、友情などの要素を散りばめ、それを紡いでいった感じで、軽く楽しむための映画だろう。要素を盛り込みすぎの感もあるが。

関係ないが、主な出来事を最初に考えその間を言葉で繋いでいくというのは、映画製作に限らず、文章を書くときも有効だなと思った。

 

              

2. 英語

最近は映画を観るとき、ブログネタになるような英語はないかと意識して聞いてしまう。この映画は引用したいセリフがいくつかあったが、映画館を出たら忘れてしまった。また自分が勉強になるはずの英語は、本当は自分がよく聞き取れなかったところにあるのだが。

聞き取れた短い英語を採り上げてみる。

 

Life is precarious. 明日のことはわからない

precarious「不安定な、当てにならない、状況による」はときどき出会う単語だが、覚えにくい。相手の意思や希望に依り自分の思ったとおりにはならない、というのが元々の意味のようで、そこから広く解釈され、物がしっかり固定されてなく落下しそうなど単に不安定な状態を指す場合にも使われる。なお、この単語の pre- は before の意味ではない。

Precarious Is Not "Before Carious" | Merriam-Webster

blimey これは驚いた

イギリス英語。驚いたときの表現。以前こちらの記事に少し書いた。

映画ではダンケルクに取り残されている膨大な数の兵士を見た人がこの言葉を発した。字幕では「くそっ」となっていたが、blimey 自体は罵り言葉ではなく、驚きの表現。おそらく2文字か3文字の日本語字幕にしなければならず、文脈から「(こんなに居るのか)くそっ」になったのだろう。

 

              

3. Gemma

私が飛行機でこの映画を選んだのは、特に見たい映画がなくて、イギリス映画で女優が綺麗そうだったから。(女優の見た目で映画を選ぶのか? はい。) その主演ジェマ・アータートン (Gemma Arterton)。以前007のボンドガールに選ばれている。私は007シリーズは初期作品以外ほとんど観たが、彼女が出演した「007慰めの報酬」(Quantum of Solace) は見ておらず、彼女について知らなかった。

前回記事を書いたとき彼女について知ろうと検索したところ、彼女は生まれた時は左右の手の指が6本ある多指症 (polydactyly) だったと知る。

ジェマ・アータートン - Wikipedia

同じ頃たまたま読んだ読売新聞ヨミドクターに、多指症の赤ちゃんに直面した親の苦悩が綴られていた。

腹壁破裂で生まれて来た赤ちゃん : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)

 

彼女や彼女の家族も大変な苦悩を乗り越えてきたのだろうか。

もちろんいろいろ苦労はあったろうが、彼女の場合は比較的軽症で、分娩を担当した医者が6本目の指というか突起を糸で縛ることで指は自然と取れ (骨は形成されていない)、傷跡が少し残っただけらしい。また彼女の父と祖父も多指症だったとのこと。さらに彼女は耳も奇形で、手術で直している。彼女の家系には器官形成に関わる遺伝子に何らかの変異があるのかもしれない。多指症は、程度はいろいろだが1000人に1人くらいの確率で現れ、40-50%は遺伝的要因らしい。

私は今回この件を知ったが、2008年に彼女がボンドガールに選ばれたときに、彼女が自ら語った多指症について随分報道されたようだ。それはこの病気の啓蒙に役立ち、また「指が多くあればメールをもっと早く打てるしギターもうまく演奏できる」と冗談で述べる彼女の活躍は、患者を勇気づけることが期待される。

以上ジェマ・アータートンについて検索したことを書いたまでで、結婚も子育ても無縁で人生を終えそうな私が、障害児の命の大切さや生きる勇気などをここで語るつもりではないので念のため。

ジェマと多指症については以下を参照した。

(1) 'I was born with six fingers on each hand' reveals Bond Girl Gemma Arterton in startling interview | Daily Mail Online

(2) Bond girl Gemma Arterton was born with 6 fingers - NY Daily News

 

Novotna

1998年にウィンブルドンを訪れたとき、ヤナ・ノボトナ (Jana Novotna) の試合を観た。失礼ながら彼女を観たかったというよりは、お金のかかるセンターコートやNo.1コート以外のコートで観戦できる試合ということで、観戦したのだった。しかし私が今までテニスのトップ選手の試合を生で観戦したのは、結局この試合だけだ。だからよく覚えている。そしてこの年のウィンブルドンは、彼女が4大大会シングルスで唯一優勝した、記念となる大会になった。

hidsgo-archive.hatenablog.com

49歳はあまりにも若い。

www.bbc.com

ご冥福をお祈りいたします。

 

2年ぶりハーフ完走 ~ 天童ラ・フランスマラソン2017

山形県天童市の「天童ラ・フランスマラソン2017」を走ってきた。無事目標タイムで完走できた。

なにしろ前回参加したマラソン大会は2015年6月の美瑛ハーフ。「無事復帰戦を終えることができた」などと調子のいいことを言いつつその後もランは先細り、2016年は大会参加ゼロに終わった。今年はハーフ完走、2時間20分を目標の1つにしていた。

夏前に秋のレースを探していたとき、ラ・フランスが食べ放題らしいこの大会を、洋ナシ大好きな私としてはスルーできなかった。また、今まで山形を訪れたことがなく、山形デビューできることも選んだ理由だ (まだ行ったことがない県 - 全力ひとり)。

 

私は洋ナシが好き、なぜなら私は用無し人間だから \(^o^)/

…どうしても言ってみたかった。。

 

さて大会。聞いていたとおり、6カ所の給水所すべてでラ・フランスが提供されている。細切りにした3個くらいが入っている紙コップが多数用意されている。(実を取り上げて、梨汁したたるおいしい写真を撮ればよかったが、、)

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ラ・フランスは柔らかく甘くおいしい。大会ホームページによると、3週間前に収穫され熟されたらしい。

ラ・フランスの収穫が始まりました☆ | 天童ラ・フランスマラソン2017

 

でも食べ物はラ・フランスだけじゃなかった。果樹園の人の自主エイドだろうか、リンゴブドウ(ピオーネとか)もあった。リンゴは丸ごと1個渡していた。持っているのも重いので、私は走りながら丸かじりで1個食べたが、ゴールまで手に持って走っている人もいた。

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また天童市網走市姉妹都市だそうで、17km過ぎたところの給水所では、網走市ズワイガニカマボコ団子を提供。

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そう、この大会は食べる大会なのだ。食べるために立ち止まるため、私は第2給水所でタイムを諦めた。さらにはリンゴとナシがお腹を刺激したようで、途中トイレで5分くらい中断を余儀なくされた。でもそれでもいい、秋の味覚を味わう大会なのだ。

 

しかし旬なのは食べ物だけでなかった。天童に来る途中、新幹線からの眺めでわかったが、紅葉も旬だった。コースを走りながらも、庭の木々から遠くの山々、彩り豊かな秋の景色を堪能できる。またマラソンコースの両側には果樹園が多く、たわわに実った柿やリンゴを目にすることができた。

 

柿を横に見ながら走るランナー

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果物と紅葉は素晴らしい。でもこの大会の評価を高めている一番の要因は、地元の方々の応援だろう。老若男女、地元の方々があちこちで応援してくれる。民家のない区間でも、果樹園の方だろうか、立っている。全く人がいない区間というのがなかった。「参加してくれてありがとう」などと言ってくれる。いえいえ私はナシに釣られて来ただけで、、、

8km付近のコース中で一番急な坂を上った先には (美瑛にもあったが) JKハイタッチ、折り返し箇所では太鼓さらにはブラバン。ナシに釣られて来ただけなのにそこまでやってくれて、、、応援として太鼓やブラバンの音は、ランナーに心地よく響くんだよね。ポジティブ評価として言うけれど、ランナーおもてなしのフルコース。

金哲彦氏がアドバイザーとのことだが、これは市と関係者とが相当にマラソン街おこし作戦を練ったのでは。

私の記録はというと、トイレ中断やエイドでの立ち止まりでかなり遅れたものの、思ったよりも疲れはなくて、最後の3kmくらいを怒涛のスパートをかけて走り、目標は達成できた。

 

参加賞はラ・フランス今治タオルのタオル。

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さらに参加者には芋煮がふるまわれ、ラ・フランスも無料で食べることができる (コースで提供されたときと同様に紙コップ入りのもの)。

 

帰りはシャトルバスで天童温泉へ。マラソン参加者は天童温泉のホテルで500円で入浴できる。前日はビジネスホテル泊だったが、ここで汗を流し温泉にどっぷりつかったのち、新幹線に乗った。天童は駅から歩いて10分のところに温泉街があり、また市内に県の総合運動場があって、大会開催に向いているんだね。

 

というわけで、ラ・フランスだけを目当てに申し込んだのだが、ラ・フランス、食、紅葉、景色など旬の秋を堪能できる、とっても

フルーツフルな (fruitful 実りある)

大会だった。地元の方たちの応援に支えられ、

君は用無しなんかじゃない

と気づかされた、というベタなセリフを言っても大丈夫な、手厚いおもてなしだった。 

 

山形県ナウ

山形県天童市
ラ・フランス マラソン」参加

山形県
2年ぶりハーフマラソン

雨が心配されたが大丈夫そうだ

「全力ひとり」、でも

 

ひとり上手と呼ばないで

ひとりが好きなわけじゃないのよ

 

  by 中島みゆき