独男の雑記帳

60代コミュ障独身男(結婚歴なし)の存在していた記録

10人居れば

自意識過剰な自分への戒めとしてよく思うこと。 

10人と一緒に居るとする。同じクラス、会社の同じ課、何でもいい。10人居れば、その中の1人はあなたを好意的に思うだろう。もしかしたら直接いろいろ話しかけてきて、仲良くしたい態度を示すかもしれない。10人の中の1人は、あなたを評価しないだろう。あなたへの否定的なコメントを直接あなたに、あるいは周囲の人たちに言うかもしれない。残りの8人は、あなたを特に何とも思っていない。 

大切なこと2つ。1つ目、否定的な1人に振り回されないようにしよう。すべての人に好かれるということはない。大勢の中には低評価を下す人はいる。それに傷つき、その苦しさに支配されないように気をつけよう。とは言えどうしたら支配されないようになるか、それはわからない。けれども、私たちはとかくわずかなネガティブ評価に囚われがちだが、それは全体の1部であることを認識しておくのは大切なことだと思う。 

2つ目。8人はあなたを特に何とも思っていない。しかしこの8人はあなたを否定しているわけでもなく、無視しているわけでもない。普通に1人の人として受け入れている。でも好きとか嫌いとか、特に気にしてない。ただそれだけ。あなたが話しかければ応じるし、相手の心をくすぐることを言えば喜ぶだろう。いきなり変なことを言えば変な人と思われるだろう。その人たちは別にあなたを最初から否定していない。 

この認識は私にとって大切だ。というのは、私は世の中の多数の人は自分のことを否定していると自然に思ってしまうからだ。でも実際は、他人は私にそんなに関心はなく、好きというわけではないが、嫌ったり否定したりもしていない。それを自然に了解するのは難しくても、頭で認識しておくのは大切だ。 

特定のネガティブ評価に囚われ過ぎないようになること、多数から否定されているわけはない感覚を身につけること。そのためには何らかの受け容れ体験が必要なのかもしれない。もしかしたら薬が助けになるかもしれない。でも少なくとも頭で認識しておくのは大切だと思う。