海外サイトで買い物しようとしたら、クレジットカードが使えなかった。何度試してみてもエラーが出る。お問い合わせ先として電話番号だけが記されている。イギリスのサイトなので英語は通じる。しかし今はもう電話で外人と話すことは滅多にないから不安だ (外人と話す機会がまれ + 電話で話すことがまれ、の相乗効果)。面と向かってなら表情や身振りで伝えられる、あるいは伝わる部分はあるが、電話は緊張する。勇気を出して電話してみた。
「クレカの番号を入力して、Place an order のボタンを押すとエラーになるんですが」
「エラー500ですか?」
「いえ、エラーコード言いますね。P&X00#@です」
「ああ、それは銀行が支払いを拒否してるエラーですね」
「なるほど、海外取引なので用心してるのかも。明日確かめてみます」
こんな感じでやりとりが進んだ。
イギリス時間の夕方、日本時間の深夜の電話だったので、次の日にクレカのお問い合わせ番号に電話した。やはり、支払い枠超過とかのカードの問題ではなく、海外サイトのため本人確認が取れるまで取引を実行しないということだった。確認が取れたということで、電話のあとすぐにクレカで購入できた。
海外サイトで本人確認しないとクレカが使えないのは、今回が初めてではなかった。後から考えれば最初から日本でのお問い合わせでもよかったが、イギリスのオペレーターに言われて、ああそうかそうに違いない、と思い至った次第。
こんな些細な出来事が最近あったのだが、英語での電話のやり取りがスムーズに出来てよかった。すっかり日本語で生活していていきなりの英語電話は不安、でも無事に用が済ませられたことが嬉しく少し自信にもなった。
さらに言えば、英語を離れ、自分が言ったことが相手にきちんと理解されたことが嬉しかった。口下手の私は言葉が足りなかったり思っていることをきちんと言わなかったりするため、誰かと話したあと大抵もやもやする。今回は単純な用件ということもあるが、ちゃんと伝わった感があって嬉しかった。
ところでエラーコードだが
P&X00#@
これは架空のコードだが、実際のエラーコードもゼロが2つ続いていた。これは zero zero と読んでもいいが、double zero のほうが「通っぽい」のでそう読んだらちゃんと通じた。英語が通じるか不安と言いながら、こういうところは拘る。ちなみにゼロが3つなら treble zero だ。