私はあまり話しをしないし表現も乏しいしコミュ障だし、という話を折に触れて書いてきている。
持っているものよりも表現しているものが乏しいということに関しては、1年くらい前にこちらの記事に書いたTOEICのLRSWチャートが象徴的。Sだけ極端に低い。
TOEIC LRSW (SWLR) - hidsgo’s diary
現在のチャートも、TOEICもTOEIC SWも点数に大きな変動はないため、ほとんど変わりない。(TOEICは2016年5月が最新、TOEIC SWはしばらくご無沙汰で2015年11月が最新。)
以前の記事でも書いたが、このチャートが私らしさを表している。
人が他人を見るときは、英語力もそうだが、大抵まず何を話すかにより判断する。話が下手だと低く見られる。話さないと、話題の事柄について知らないと思わ れる。話さないと、相手に思いは伝わらない。英語についても、Sが3/4点の出来ならば、英語力全般について3/4点と思われてしまうのが常である。
つまり話す力を基にすると下図の赤線のように見られるわけだ。ちなみに現在TOEIC SWのSは140、200満点中の7割なので、495満点では345~350点、990点満点では690~695点に相当する。
もちろんこれは英語のテストの話で、外国語学習でスピーキングのスコアが低くなるのは珍しくないだろう。
しかしここでは話を日本語を含めたコミュニケーションスキル全般に拡張している。このチャートが、自分を表現しない、もしくは表現が乏しいor的確ではないため誤解を招いたり、低く見られるということが往々にしてある私を、とてもよく表していると思うからだ。
以前の記事と重複する内容が長くなってしまったが、スピーキングがまずい、あるいは表現が乏しくて(意図的に表現していないにせよ、そうする能力がないにせよ)低く見られることについて、いつも思い出されることがある。
はるか昔、20歳を少し越えた頃、とある英会話学校に通った。当時のほとんどの英会話学校がそうだったように、レベルによってクラスに分かれ、決まった時間に担当の講師から週1回ないし2回の授業を受けるタイプの学校だった。
クラスは上から
上級2、上級1、中級2、中級1、初級2、初級1
と分かれていたと思う。
半年の授業に出席して、成績が特に悪くなければ、次は1つ上のクラスに進むというシステムだった。
私はここで飛び級をした。最初は「中級2」のクラスに割り当てられたが、コースが半分くらい進んだところで講師から、1つ上のクラスに移るように言われ、「上級1」に移った。あるいはもしかしたら、こうだったかもしれない。最初「中級1」に割り当てられて、半年後本来なら「中級2」に進むところを、「上級1」に進んでいいと言われた。
いや実は2つ飛んだように覚えていて、もしかしたら「中級1」に割り当てられて、途中で「上級1」に移ったのかもしれない (*)。
要するに上のクラスに飛んでいいと言われたということで、コースの途中で飛んだのか半年後に飛んだのか、1つ飛んだか2つ飛んだか、今は記憶が定かでないが、ここでは重要ではない。
重要なのは、最初のクラス分けで下のクラスに割り当てられたということ。クラス分けは、受講申し込み後にネイティブ講師と簡単な面談をして決めたのだと思う。つまり面接で、実際よりも低く評価されたということ。
その後上のクラスに飛んでいいと言われ、つまり面接では低く見られていたわけだが、当時既に自分でも、これは自分にはよくあることと認識していた。そしてその後折に触れて、このときのクラス分けが、自分は低く見られるということについての象徴的な出来事として、思い出されるのだった。
この事例は他にも示唆に富んでると思っていて、例えば短時間面接はうまくいかないからデートもうまくいかないだろうとか、低いクラスに割り当てあてられても自分は不満を表明せず黙々と過ごしてしまうんだなとか、いろいろあるのだが、分析は今後にする。
今後の引用のため、ここに記録しておく。
* 飛んだ先が上級1なのは確かで、それはその後上級1,2のクラスを一緒に過ごした1人の女子大生に身を焦がす恋をしたからだが、身を焦がしただけで実りがなかったという話はいつかまた別の機会に。