今年度の日曜日お昼のNHK囲碁番組が4月4日からスタートした。昨年度からいろいろ変更になった。簡単にメモしておく。囲碁フォーカス(囲碁講座)もオープニングなど変更になっているが、今までNHK杯についてこのブログでメモしてきているので、ここでもNHK杯について。
最大の変更点はAI形成判断の導入だろう。対局中に画面上に表示される。
見たくないとか必要ないと思う向きもありそうだが、私はそもそも解説者の解説など助けがないと状況判断出来ないし、またAIを使用したこともAI形成判断を使った放送も見たことがないので、どんな状況でどんな数字が出るか興味がある。
解説の一力NHK杯も言っていたが、大切なのはAIの判断は1つの目安と認識していることだろう。AIが70%で優勢と分析していても対局者どうしは互角の感覚のことも多いという。あくまで使用しているAIプログラムがどう分析しているかということで、そう思っていれば表示もそれほど気にならない。
ちなみにNHKが使用しているのはAQというプログラムらしい。
対局室のセットも昨年度から変更。
と言っても、実は先月の昨年度決勝戦と同じセットだった。
決勝戦のセットは決勝戦だけの特別仕様かと思ったら、新年度にそのまま継承されたのだった。背景に金屏風(屏風じゃないけど)。また、読み上げと記録係は準決勝までは距離をおいて座っていたが、間にアクリル板を設置し近づいて座るようになっている。
対局前に読み上げ・記録係を斜めからアップすることも決勝戦から継承。
このアップはなかなかいい。
解説室も様変わり。背景がパステルカラー調に明るく。
3月決勝戦がそうだったように、解説中も星合さんも大盤横を離れない。一見わからないが、星合さんと大盤の間にはアクリル板が設けられている。星合さんは石を並べず横に立って話すだけになっているが、これでカメラの前から離れることはなくなった。
この他番組では、オープニング音楽が変わり、対局前に対局者の短いコメントを流すようになったが、番組最後の勝者による「今日の一手」はなくなった。
というわけでまだまだコロナ仕様ではあるが、今年度のNHK杯はどんな展開になるか、楽しみだ。