今年2月、新型コロナに感染した。もう6月末だが、この件は自分にとって今年前半の大きな出来事であり、記録しておきたい。
幸い症状は軽く、熱が一日半ほど出た程度で済んだ。しかし1人暮らしだと初動対応に戸惑い、検査キットの必要性を痛感した。
以下、経緯。
<1日目>
2月初旬のある朝、発熱。37.4℃。コロナだと思った。自分はインフルにかかったことはなく、また風邪をひいたときは、通常まず鼻、喉に症状が現れ、さらに悪化して発熱することが多い。突然の発熱はコロナの疑いが濃厚だった。前夜に軽く咳が続いていて、変だとは思っていた。
コロナならば療養規則に従う必要があり、感染を確認したいが、検査キットが手元にない。以前帰省のための自主検査でキットを買った薬局が近所にあるが、発熱していては買いに行けない。電話で「発熱してますが買いに行っていいですか」と聞くのも、故意にウイルスをばらまくようで、ためらわれた。
検査キットはアマゾンでも買えるが、即日配達のものは「研究用」のラベルがあるもので、市の陽性登録には使えないもの。いずれにせよ、すぐに配達されるわけではない。
というわけで、新型コロナウイルス感染を確定させたいが、どうしようもないという状況に陥った。
薬はパブロンと、以前に歯医者からもらった痛み止めのカロナール数錠があり、パブロンを服用。自宅でじっとしているしかない。食料としては最低米があって飢えることはなかったが、夕方に会社の人から差し入れがあり助かった。コロナはほぼ確実なので、玄関に袋を置いてもらい顔を合わせないよう受け渡ししたのは、奇妙だが正解だったろう。
熱はおもしろいようにグングン上がり、午後9時には今回最高の39.1℃に達した。
<2日目>
朝の体温は38.5℃。やはりコロナを確定させたくて、思い切って近所の薬局に電話。そしたら店の外で対応しますとのこと。ありがたい。歩いて数分の薬局まで行き、検査キットとアセトアミノフェン錠を購入した。
抗原検査キット。新型コロナとインフルと両方検査できるやつ。「r」はリファレンス、「C」がコロナ。「C」にくっきりとしたライン。
コロナ陽性確認、よかった! (よくない)
晴れて陽性確定したので、勤務先にもその旨連絡、そして横浜市の新型コロナサイトで陽性者登録した。登録するとLINEで毎日状態確認など支援が受けられる。重症化リスクがない人の登録は任意だったが、登録した。手続きをひと通り経験してみたかったという好奇心もあったが、1人暮らしで症状が急変する恐れもなくはなく、繋がりは持っておいたほうがよいだろうということで。なお、今年5月に新型コロナが5類に分類されてからは、登録制度はなくなった。
熱は徐々に下がる。お昼は37.2℃、夕方には36.3℃と平熱に戻った。
<3日目以降>
3日目以降は体温は平熱が続き、体調も特に悪くなかった。軽い咳が1週間ほど続いていたが、ときどきコホコホという程度で、支障はなかった。
味覚障害と嗅覚障害が少しあったかもしれない。コーヒーを飲んだとき、香りがしなくて「あれっ?」と感じ、またカレーを食べたときにも香ばしさがなくて「あれっ?」と思った。感覚が全くなかったわけではなく、もともと味覚は鈍感なため、本当に障害があるのかはっきりしなかったが、あれっと思う程度には変だったのだろう。日数が経ち何も気にならなくなり、元の状態に戻ったようだ。
カレーはウーバーイーツで注文したものだ。初めてウーバーを利用したが、いろいろな料理を頼めて楽しい。
検査キットはアマゾンでも注文して、数日ごとに試してみた。
4日目。「C」はコントロール。「T」はテストで、新型コロナウイルス抗原陽性を示す。
平熱になって1日経過しているが、ラインがくっきり現れる。
9日目。市の定める療養期間は発症日から7日間で、この前日に療養期間は終了している。勤務先もそれに順ずるが、自分は在宅勤務を続けた。
ラインの出方が弱まってきた。
12日目。
ラインは出なくなった。
<感染元、ワクチン>
どこで感染したかは不明。自分が会話した人で、短い会話をした店員さんなどは知る由もないが、発症した人はいない。発熱前日にサウナに行って、マッサージも受けているが、どうなんだろうか。
ワクチンは3回接種し、3回目は2022年4月だった。10か月経過し、免疫力が落ちていたのだろう。
<まとめ>
発熱したときにコロナかどうか自己検査するために、検査キットは常備しておこう。
検査キットがない場合は、病院か薬局に電話で相談してみよう。今回対応してくれた薬局には後日訪れ、お礼を述べたが、「大丈夫ですよ、患者さんもよく来ます」とおっしゃってた。自分であれこれ気を揉まず、相談するのがよい。
ウーバーイーツなどの宅配サービスは便利。利用しよう。
以上、2月の感染記でした。