2023年度のNHK杯囲碁トーナメントが先週の日曜から始まった (*)。仲邑菫女流棋聖が初参戦など今回も目が離せない。囲碁もさることながら、スタジオセットが変わると予告されていたので、どうなるか楽しみだった。
(*) 先週の番組について2週目番組直前に投稿
番組オープニングの対局室。全体に明るくなった印象。(過去のセット画像を含む記事リンクをこの記事末尾に。) 対局者は、読み上げ・時計係とともに、1段上がったステージで対局となる。
対局中画像。
手前の「NHK杯テレビ囲碁トーナメント」の文字があしらわれたピンクのパネルは手前に広がっているが、番組後に司会の星合さんが斜めから見た画像をツイートに入れていて、全体の構造がはっきりした。手前に傾斜して台形型をしている。
NHK杯 新セット&タッチパネル
— 星合志保 (@shiho_hoshiai) 2023年4月2日
心機一転!
今期から新しくなりました🌸
タッチパネルはお絵描きもできちゃいます🎨🖊#NHK杯 #NHK杯囲碁 pic.twitter.com/tJpgFXIWk9
星合さんのツイートにもあるが、大きく変わったのはタッチパネル (電子ホワイトボードと呼んでいた) の採用だ。変化図も番号つきでタッチで示すことができ、お絵描きもできる。これは対局の始めのほうで、お試しも兼ねてタッチパネルを使っているところ。楽しそう。
マスク着用とアクリルパネルもなくなるかと思ったが、対局者はマスクをしている。もしかしたら政府のマスク規制緩和、そしてそれに従い日本棋院も規制を緩和した3月13日以前の収録かもしれないが、自主的あるいはNHKの方針かもしれない。大盤で司会者と解説者の間のアクリル板はなくならなかった。これも規制緩和前収録かもしれないが、マスクなしで向き合って話すため、やはり必要と判断されたのかもしれない。
細かい変更では、対局盤面を見ながら解説者が解説しているとき、石の位置が赤丸で示されることがある。下図では12の八。どの位置を解説しているのかわかりにくいと番組スタッフが判断した場合、編集で加えているのだろう。
実はこのような細かい仕様の変更は、今までもアナウンスなくちょくちょく行われてはいる。
対局後には勝者へのミニインタビュー。以前は「今日の一手」があったが、しばらく局後の対局者コメントはなかった。対局者の感想を聞きたいという声があったのだろうか、復活である。
というわけで新年度トーナメントがスタートしたのだった。
参考までにこの3年ほどのスタジオセット。以下の記事に画像が含まれている。
昨年度決勝戦 (2022年3月)
2020年コロナ対策前後