独男の雑記帳

60代コミュ障独身男(結婚歴なし)の存在していた記録

commensal

commensal
【名】(片利)共生生物
【形】(片利)共生生物の

語源がおもしろいと思った。com- は「共に」の意味の接頭語、mensal ラテン語mensa 「テーブル」由来。食卓を共に / 食事を共に、ということ。

mensa といえば、あの高IQ団体の「MENSA」が思い浮かぶが、その名前の由来はまさしくラテン語mensa「テーブル」だった。

JAPAN MENSA|メンサとは

「メンサ」とはラテン語で「テーブル」を意味し、円卓を囲むメンバーが皆平等に集まる様子を表わしています。 その人の人種、皮膚の色、宗教的信条、国籍、年齢、政治、学歴や社会的なバックグラウンドは無関係です。 すべての会員は平等な権利と義務を持っています。

おそらくMENSAの名前の由来は前にも調べた (検索した) ことはあったろうが、覚えてなかった。

しかし commensal が「食卓を共に」で「共生生物」というのは印象が強いため、これで commensal と mensa という言葉を覚えるだろう。

 

なお、共生にはいくつかの形態がある、らしい。

  • mutualism 相利共生 : お互いにとって利益
  • commensalism 片利共生 : 片方は利益を得るが、もう片方は利益でも不利益でもない
  • amensalism 片害共生 : 片方は害を被るが、もう片方は利益でも不利益でもない
  • parasitism 寄生 : 片方は利益、もう片方は不利益

 

食卓を共有するの意味の commensalism が、なぜ「片利」共生なのかという点は、wiki の中のこのような1文で示唆されている。

Commensalism - Wikipedia, the free encyclopedia

Originally, the term was used to describe the use of waste food by second animals, like the carcass eaters that follow hunting animals, but wait until they have finished their meal.

元々は、ある動物の獲物の食べ残しを別の動物が頂くことについて使用していたとのこと。

 

なおwikiを引用することからもわかるように、私は今検索してこれらの言葉を知ったのであって、共生の生物学を知っていたわけではない。

 

そもそも何で commensal という単語に出会ったかというと、以下の発見がマスコミで報道されていたから (マスコミ ニュースサイトの記事は消えてしまうのでソースは別から)。

人の鼻の細菌が抗菌作用がある化合物をつくっていたーMRSAに効果 | Chem-Station (ケムステ)

 

発表されたNature論文はこちらだが、タイトルは

"Human commensals producing a novel antibiotic impair pathogen colonization"

その commensal がわからなくて調べたということ。

ちなみにNature Japanによる和訳タイトルは「新規の抗生物質を産生して病原菌の定着を妨げるヒト共生細菌」。

 

人間にとっては毒ではなく利益もわからなかったから片利共生なのだろうが、有効な抗生物質を作ってくれてるとなると、相利共生になるのだろうか。

 

以上、googlewiki で知ったか記事をしたためた。

 

TOEIC今回の練習本

今回7月のTOEIC試験前に練習していた問題集。

特に新形式対策というわけではなく、TOEIC問題に体を慣らしておくという意味で、以下の特急シリーズの2冊を使ってみた。どちらも新しい本ではなく、むしろ定番問題集として定着しているもの。

 

リスニング

神崎正哉「パート3・4特急」

新TOEIC TEST パート3・4 特急実力養成ドリル

新TOEIC TEST パート3・4 特急実力養成ドリル

 

Part 3 会話 20問、Part 4 トーク 20問。適度な速さと長さ。まとまった時間を取らなくても、朝2問くらいとか、すきま時間にこまめに練習できる。神崎さんが書いているように、聞くだけでなくシャドーイングなどの練習に使えるし、そうすることで効果が出るだろう。ただシャドーイングには私にはちょっと速いスピードだが。覚えるくらい練習すると、いいのかもしれない。

 

リーディング

神崎正哉、TEX加藤、Daniel Warriner 「読解特急3 上級編」

新TOEIC TEST読解特急3 上級編

新TOEIC TEST読解特急3 上級編

 

350 wordsくらいの記事20個、それぞれに質問5個。記事の内容はTOEICに出て来るような架空のビジネスシーンの話題ではなく、興味を持って読めるように現実のさまざまな話題をまとめたもの。

読解特急シリーズの難易度は、易しいほうから 2 → 4 → 1 → 5 → 3 と神崎さんがラジオで言っていたから、一応この読解特急3が今のところ一番難しい本になっているらしい。

私はこの本は好きだった。新書サイズの本をカバンに入れておいて、1文書5問を5分から10分くらい、電車の中で練習出来たから。音声ファイルも用意されていて、シャドーイングなどの練習も出来る優れもの。

 

英語力のためにはもっと長い記事を読む必要もあるけれど、TOEIC問題に体を慣らすということも試験前には必要と思っている。

 

新形式問題集感想 (4)

今までに試した新形式対応問題集。以下の2冊は実は6月の公開試験前にやっていた。もっとも、通り一遍やっただけ。どんな問題集でもそうだが、知らなかった単語や語法を復習したり、良問(難問)をリピートして学習したりしないと、なかなか力はつかないと思う。

この本やりましたというだけの記録。

 

大里秀介「TOEICテスト 新形式 完全攻略模試」

TOEICテスト新形式完全攻略模試

TOEICテスト新形式完全攻略模試

 

LとRを1セット収録。ネットでは「虎本」と呼ばれてるらしい。リスニングはやや速め、またところどころ(私には)聞き取りにくいところもあり、全体に難しめ。だから練習用に向いているだろう。リーディングも難しめ。所々いい問題だなと思ったり。

希望としては、正解以外の選択肢の説明がもっとあればよかった。

この問題集に限らずほとんどのTOEIC本に言えるが、解答について多くの受験者が知りたいのは、正解ではない選択肢(特に引っかけとして用意されてる選択肢)がなぜ正解ではないかの説明だと思う。

 

 中村澄子「新形式対応 TOEICテスト リアル予想問題集」

新形式対応 TOEIC(R)テスト リアル予想問題集 (講談社パワー・イングリッシュ)

新形式対応 TOEIC(R)テスト リアル予想問題集 (講談社パワー・イングリッシュ)

 

LとRを1セット収録。くせのない問題で、つまり変てこな問題はなくて、よくまとまっている問題集だと思う。しかし、くせのないという分、全体にやや易しめ。特にリーディング Part 7は文章が短かったり、難問も一部あるものの素直すぎる問題が多かったりで、実際の試験はもう少し情報を読み解く必要がある問題が出ると思った。

解答一覧がないのは困りますね。上に書いた正解以外の選択肢の説明の必要性は同様にあてはまる。

 

また機会あるときに復習してやり終えたい。

 

新形式問題集感想 (3)

以下の記事への追記。

hidsgo.hatenablog.com

7月のTOEIC公開試験があった先週の日曜、神崎さんのラジオを聞いていたら、神崎さん自身がこの「完全予想模試」は薦めないと言っていた。「自分は監修ということで、問題は見なかった。TOEICには絶対出ないタイプの問題が載っている。」という意味のことを仰って、薦めないとのことだった。

監修というのがどういう立場か知らない。出版に関する最終的な判断をするのは出版社だろう。しかし粗悪品とわかっていたら関係者は何らかの対処をしてほしいところだったが、推薦しないということで、もっと積極的に言ってほしいところだ。

 

世の中には数え切れない本が出版されていて、内容に問題がある本も内容の無い本も数えきれずある。それらをすべて批判することは無駄で、良い本は取り上げ紹介していけばよく、取り上げられない本は売れず忘れ去られていく、というのが原則かもしれない。多数あるTOEIC本についてもそれは言える。

だから何も言わずにおく手もあったが、しかし本書は自分が購読したものであるし、神崎氏の名前を見て購入するTOEIC受験生も居るだろうから記事にした。今改めて警告しておくと、神崎さんもこの本は薦めていません。

やたら足し算したり、今年の誕生日の文章で「来年何歳になるか」という問題が出たり、ひどかったね。

実際に手にとって困るのは編集ミス特にリスニング問題の重複録音で、これは正誤表を用意し、重複録音については警告する紙片をはさんでCD交換に応じるかダウンロードを薦めるかすべきだろう。

 

第212回TOEIC 2016年7月24日

212回 TOEIC 2016年7月24日
会場: 横浜中央看護専門学校 (神奈川新町)

新形式も3度目なら 少しは上手に
TOEICの正解を 選びたい~♪ (à la 明菜)

というおっさんネタで始めてみましたが、なかなかうまくはいきません…

1. 概要

今回はLがすごく難しく、Rは比較的簡単でした。Lが難しかったのは、会場の音響のせいもあったと思います。5月からの新形式の私の感触は

  L R
5月 (210回) 普通
6月 (211回) 普通
7月 (212回) 超難 易~普通

こんな感じです。

2. 会場

今回の会場の看護学校は2回目、前回は今年3月でした。交通至便なのがとてもいいです。ただし上履き必要。前回は男性のみだったので今回も覚悟して行きましたが、今回は男女混合、むしろ女性の割合がいつもより多いように感じました。前回男性のみだったのはトイレの事情かと思いましたが、何だったのでしょう。確かに女性トイレを男性用にしても小便器の数は増えないから、男性トイレの混雑を緩和することにはならないでしょうし。。

今回の部屋は前回と同じ「講堂」、大部屋です。3月はここで990を取りました。だから大丈夫と思ってました。新設校のためでしょう、この大部屋はスピーカーが天井に装備されているようで、後ろの方でも音がよく聞こえます。

しかし今回この音響施設が問題だったと思います。3月ここで受験したときにも、自分で書いていました。

ただ少し響きすぎて明瞭さに欠けるところはあったが、

第208回TOEIC 2016年3月13日 - hidsgo’s diary

前も同じ事を感じてたわけです。音量は問題ないですが、響いて細かい音が聞こえないことがある。歯切れが悪い、あと1歩聞こえない、ずっとそんなもどかしさがありました。

3月はそれでも990つまりLも495を取れたのですが、今回問題が難しくなって、音が明瞭に聞こえないことが影響したようです。

3. 試験

Part 1 やや難、Part 2 やや難、Part 3 超難、Part 4
Part 5 易、Part 6 並、Part 7 (SP) 並、Part 7 (MP)

Part 1、何言ってるか聞こえない問題が1問ありました。Part 2もそうですね。全体に前よりも話す速度が速くなってる気がするのは、気のせいでしょうか。聞き取りにくいもどかしさもあったのですが、速度も速く、結果Part 3はすごく難しくて全くわからない問題もありました。

今回 Part 5の易しさが目立ちました。Part 6,7は普通かやや易しめ、真剣に迷う問題がなかったです。最後3分余りましたが、いつもなら曖昧だった問題に印しをつけておいて見直すんですが、今日は印しをつけた問題がありませんでした。まあそれでも思い込みやミスで減点されるんですが。

4. 予想スコア

L 485 R 485 T970

こんな感じでしょうか。なかなか990は難しそうです。

 

第211回 TOEIC (2016年6月) 結果 ~ 3問塗り絵でR480

6月のTOEICの結果が出た。当日記事はこちら

第211回 TOEIC 2016年6月26日 - hidsgo’s diary

 

何しろ、20年以上ぶりに(受験してなかった期間含む)塗り絵となりショックを受けた回で、結果を見るのも怖々だった。

昨日月曜日は祝日だったので、今日の正午が結果発表。さて、、、

f:id:hidsgo:20160719223322j:plain

L 495 R 480 T 975

 

いやあ、3問塗り絵したにもかかわらず、Rは480あってくれた。ちょっと驚いた。塗り絵したということは、すぐ答えが見つからなかったり迷わされたり、難しかったわけで、また時間がなくなり塗り絵しそうということで、焦りまくっていて、ミスを含め間違いは多いと思っていた。

もっとも当日記事に書いたように、大崩れはしていない感じはあった。3問塗り絵でも1問は当たっていたかもしれない。その他の間違いも幸いに最小限で済んだのかもしれない。

それとも、前回Rは難しかったと思うので全体の素点も下がり、スコア調整でスコアが上がったのだろうか。

過去にはアビメで6問間違いでR480の時があり (アビメのRは重複カウントがあるから実際に6問間違ったのかどうかはわからないが)、3問塗り絵でも、うまくいけば480はあるのかもしれない。

My TOEICスコアと誤答数 - hidsgo’s diary

 

Lについては、これで3,4,5,6月と4回連続で495。

TOEIC歴 - hidsgo’s diary

Lはすべて完全に聞き取れているわけではないので連続495は変な感じだが、やっとTOEIC慣れしたのだろうか。続いてほしい。

 

塗り絵してもR480で、スコア的にはなんとか持ちこたえた形となった。スコアがコケていたら、ガックリするところだった。内容は散々だったが、それを咎められず、次頑張れと言われたような感じ。

次の日曜日、頑張ろうという気になった。

 

低く見られるという話

私はあまり話しをしないし表現も乏しいしコミュ障だし、という話を折に触れて書いてきている。

持っているものよりも表現しているものが乏しいということに関しては、1年くらい前にこちらの記事に書いたTOEICのLRSWチャートが象徴的。Sだけ極端に低い。

TOEIC LRSW (SWLR) - hidsgo’s diary

 

現在のチャートも、TOEICTOEIC SWも点数に大きな変動はないため、ほとんど変わりない。(TOEICは2016年5月が最新、TOEIC SWはしばらくご無沙汰で2015年11月が最新。)

f:id:hidsgo:20160718221454j:plain

以前の記事でも書いたが、このチャートが私らしさを表している。

人が他人を見るときは、英語力もそうだが、大抵まず何を話すかにより判断する。話が下手だと低く見られる。話さないと、話題の事柄について知らないと思わ れる。話さないと、相手に思いは伝わらない。英語についても、Sが3/4点の出来ならば、英語力全般について3/4点と思われてしまうのが常である。

つまり話す力を基にすると下図の赤線のように見られるわけだ。ちなみに現在TOEIC SWのSは140、200満点中の7割なので、495満点では345~350点、990点満点では690~695点に相当する。

f:id:hidsgo:20160718221906j:plain

もちろんこれは英語のテストの話で、外国語学習でスピーキングのスコアが低くなるのは珍しくないだろう。

しかしここでは話を日本語を含めたコミュニケーションスキル全般に拡張している。このチャートが、自分を表現しない、もしくは表現が乏しいor的確ではないため誤解を招いたり、低く見られるということが往々にしてある私を、とてもよく表していると思うからだ。

 

以前の記事と重複する内容が長くなってしまったが、スピーキングがまずい、あるいは表現が乏しくて(意図的に表現していないにせよ、そうする能力がないにせよ)低く見られることについて、いつも思い出されることがある。

 

はるか昔、20歳を少し越えた頃、とある英会話学校に通った。当時のほとんどの英会話学校がそうだったように、レベルによってクラスに分かれ、決まった時間に担当の講師から週1回ないし2回の授業を受けるタイプの学校だった。

クラスは上から

上級2、上級1、中級2、中級1、初級2、初級1

と分かれていたと思う。

半年の授業に出席して、成績が特に悪くなければ、次は1つ上のクラスに進むというシステムだった。

私はここで飛び級をした。最初は「中級2」のクラスに割り当てられたが、コースが半分くらい進んだところで講師から、1つ上のクラスに移るように言われ、「上級1」に移った。あるいはもしかしたら、こうだったかもしれない。最初「中級1」に割り当てられて、半年後本来なら「中級2」に進むところを、「上級1」に進んでいいと言われた。

いや実は2つ飛んだように覚えていて、もしかしたら「中級1」に割り当てられて、途中で「上級1」に移ったのかもしれない (*)。

要するに上のクラスに飛んでいいと言われたということで、コースの途中で飛んだのか半年後に飛んだのか、1つ飛んだか2つ飛んだか、今は記憶が定かでないが、ここでは重要ではない。

重要なのは、最初のクラス分けで下のクラスに割り当てられたということ。クラス分けは、受講申し込み後にネイティブ講師と簡単な面談をして決めたのだと思う。つまり面接で、実際よりも低く評価されたということ。

その後上のクラスに飛んでいいと言われ、つまり面接では低く見られていたわけだが、当時既に自分でも、これは自分にはよくあることと認識していた。そしてその後折に触れて、このときのクラス分けが、自分は低く見られるということについての象徴的な出来事として、思い出されるのだった。

この事例は他にも示唆に富んでると思っていて、例えば短時間面接はうまくいかないからデートもうまくいかないだろうとか、低いクラスに割り当てあてられても自分は不満を表明せず黙々と過ごしてしまうんだなとか、いろいろあるのだが、分析は今後にする。

今後の引用のため、ここに記録しておく。

 

* 飛んだ先が上級1なのは確かで、それはその後上級1,2のクラスを一緒に過ごした1人の女子大生に身を焦がす恋をしたからだが、身を焦がしただけで実りがなかったという話はいつかまた別の機会に。