独男の雑記帳

60代コミュ障独身男(結婚歴なし)の存在していた記録

多音読と精音読

音読している。

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音読の効能はいろいろ言われている。発声や滑舌の訓練、表情筋を鍛え表情改善、ボケ防止。これらは音読全般の効能で、英語に限らず日本語の音読についてもいえる。私の場合は普段あまり人と話さないだけに、発声の訓練が主体。

英語あるいは外国語における音読についていえば、そもそも声に出さない語学学習はあり得ない。声に出して読むことで発音に慣れる、表現が身につく。スピーキングだけでなく、音に慣れることでリスニング向上にもつながる。そのため多く読む「多音読」を励行したい。

一方で、ただやみくもに読むだけでは、我流のクセが強化されるだけになりかねない。英語には英語の読み方がある。発音だけの話ではなく、強弱、リズム、イントネーションにも英語の特徴がある。これらに注意を注いでフォームを直す「精音読」が必要になる。

最初はあまり細かいことを気にせず、声に出す練習を続ける多音読がよいかもしれない。しかしどこかの段階で、正しい発音、強弱やリズム、イントネーションを学ぶのがよい。特に私のように何十年も前に学校で英語を学んだ者は、読み方・話し方の訓練がされてない。今でも学校ではやはり文章読解が中心ではなかろうか。一度は正しいフォーム (読み方) を学ぶ必要がある。精音読を実行しその上でまた多音読する。

強弱、リズム、イントネーションと書いたが、音声学で「プロソディ」(prosody; 韻律) と呼ばれるらしい。私は英語を専門的に学んではないため、最近この言葉を知った。英語をうまく話したいなら、英語のプロソディを知り音読する必要がある。

こんなことを思いながら音読している。