独男の雑記帳

60代コミュ障独身男(結婚歴なし)の存在していた記録

久しぶり2

少し前に「久しぶり」記事を書いた。

hidsgo.hatenablog.com

でもやっと少し片付いて、そんな無茶苦茶状態から脱せられる感じがする。 

などと述べていたが、実はそこではまだ終わらず、ドタバタ状態が続いていた。やっと今日、オワタ\(^o^)/

単に停滞していた一仕事が終わったという意味で、別に退職したり人生終了したわけではないので、念のため (まあ人生は終了同然かもしれないが)。

ドタバタしすぎて、もともと壊れてた頭がまたさらに壊れたかもしれぬ。

気がつけばクリスマスが4日後、年末まで10日。早いものだ。今年書きそびれたor保留にした記事など、ぼちぼち載せておきたい。

 

自分の勤務状況を見ると、10月末から急に頑張り出したが、それはこのロヒプノール効果だ。今回はこの一時安静効果が実に大きかった。

hidsgo.hatenablog.com

眠剤なくても眠れるから、今もうクスリは飲まなくてもいい。疲れたから、充分よく眠れるだろう。Zzzzzzzz

 

Bridget Jones's Baby 「ブリジット ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期」を観た (2)

前記事の続き。

映画「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期」(原題「Bridget Jones's Baby」) について、他の人に説明するというよりは、自分が知らなくて調べたこと、知ったかぶりして語りたいことなど。


この記事内の目次
4. ロケーション
5. 音楽


4. ロケーション

映画を観てて思った。ロンドンも高層ビルが増えて、skylineもかなり変わってきていると。時々、先の尖った塔のような建物が映ったが、何かわからなかった。映画の trailer (予告編) に現れていたので、その切り取り画像 (ちょっと暗いけど)。

f:id:hidsgo:20161204015014j:plain

映画のあと調べてわかった。The Shard。ロンドン・ブリッジ南東側に2012年に完成した、EUで最も高いビルとのこと。高さ310m。

www.the-shard.com

知らなかった。私が前回ロンドンを訪れたのは2010年。建築中だったろうが、近くに行かなかったためだろう、そのようなものが建築中とは知らずにいた。また完成したときはニュースで報道されたろうが、気づかなかった。

ちなみに、ブリジットのフラット (アパート) はこの近くのバラ・マーケット (Borough Market) にある、グローブ・パブ (Globe Tavern) の上階という設定 (1)

上のShard画像は、ちょうど Borough Market を手前にShardを見ている角度になると思う。つまりShardの左側の建物群はシティの高層ビル群だと思うが、違うかな?

 

もう1箇所、どこか知りたかった場所。広い公園の東屋でブリジットが父親と話すというシーン、こんな背景が見えた。

f:id:hidsgo:20161204020338j:plain

遠くに見えるビル群はDocklandと認識できるのでロンドンの公園のはずだが、どこかわからなかった。どうやらグリニッジ・パーク (Greenwich Royal Park) らしい。上の画像は以下のサイトから拝借、加工した。

Greenwich Park - Open Space - visitlondon.com

ロンドンを見渡す公園というと、ハンプステッド・ヒース (Hampstead Heath) やプリムローズ・ヒル (Primrose Hill) は何回か行ったが、ここは行ったことがなかった。行ってない場所が沢山あるな。。と思いながら映画を観てた。

 

公園と言えば、ブリジットとジャックが出会うミュージック・フェス。「単語」の項目でも書いたが、テントや泥まみれということも含め、あの規模はグラストンベリー (Glastonbury) フェスを想起させる。実際にロケが行われたのは、ウィンザー・パーク (Windsor Great Park) (2)

 

ロンドンに戻り、ブリジットが産気づいて担ぎ込まれるシーン。病院の回転ドアにマーク、ブリジット、ジャックが入り何とか通過、

f:id:hidsgo:20161204023051j:plain

受付カウンターに乗せたのち、駆けつけた車椅子に収められる。(画像は trailer からの切り取り。)

f:id:hidsgo:20161204023109j:plain

映画を観ていたとき、回転ドアに入る前にドアの横に「University Colledge ...」書いてあるのが見えたので、特定できるかもと思って調べたら、すぐにわかった。(というか (1) にも簡単に述べられているが。) これは、ユニバーシティ・カレッジ大学病院 (University College London Hospital) ・マクミランがんセンター (Macmillan Cancer Centre)。

University College London (通称 UCL) は、こちらの記事で短く説明したことがあるが、1つの総合大学。その付属の がんセンターだ。

がん病院だが、映画では産婦人科の設定で、エマ・トンプソン (Emma Thonpson) 演じるクールな女医がここで診察していたことになっていたわけだ。

マクミランがんセンター自身が、ロケが行われた様子を記事にしている。

Bridget Jones' Baby born at UCLH

場所は Huntley Street (off Gower Street)。マークとジャックがブリジットを抱えて、この回転ドアにつっかえながら入っていったわけだ。

聖地巡礼する?

 

5. 音楽

いろいろな曲が使われてて、わかる人には音楽でもかなり楽しめる映画だったろう。私はそんなに詳しくない。エド・シーラン (Ed Sheeran) も知ーらんかった。でも曲は聞いたことがあった。BBC1を聞くことが多いので、そこで曲を聞いたのだと思う。でもエド・シーランという名前と顔は知ーらんかった。(くどい。。)

BBCラジオ - hidsgo’s diary

 

そんな私が3曲取り上げる。

冒頭のブリジットが「ひとり誕生日パーティー」をしてるところ。ふてくされたブリジットはヒップホップ調の曲に変えて踊り始める。ハウス・オブ・ペインの Jump around。

ブリジットもベッドの上でジャンプしてたが、私がイギリスに居た頃、パーティでこの曲がよくかかり、みんなジャンプしてたなあと、懐かしかったという話。

 

次に、私がここで音楽の項目をわざわざ作ったのは、この曲を取り上げたかったから。Up where we belong。

言わずと知れた、映画「愛と青春の旅立ち」(原題:An Officer and a Gentleman) の主題歌。ブリジットとマークがピザ屋の車に乗り病院に向かう途中、渋滞に巻き込まれて2人は車から降りる。そしてブリジットをマークが抱え上げたところで、Up where we belong。そう来るか、と思わず笑う。この曲には私は思い入れが深い。

Up where we belong - hidsgo’s diary

耐えて頑張っていつか誰かと結ばれる、そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。。

 

最後にこの曲。UKの歌姫、エリー・ゴールディング (Ellie Gouling)。

Still Fallling Love You はこの映画のために作った曲なんだね。いいね、エリー・ゴールディング。この動画、バックはブリジット。

 


(1) Bridget Jones showcases London locations | The Knowledge Bulletin | The Knowledge
(2) The London Filming Locations of Bridget Jones’s Baby | Architectural Digest

 

Bridget Jones's Baby 「ブリジット ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期」を観た (1)

映画「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期」、原題「Bridget Jones's Baby」を観た。一応ブリジットとロンドンはよく知っていると自認する私としては、観ておかなくてはと思い、そそくさと映画館へ足を運んだ。上映が終わった頃にやっと記事を書く。

bridget-jones.jp

なおこの記事は、おっさんが俺はこんなことを知っていてこんなことに気がついたぞと独り語りする記事であり、この映画はこんな映画でここが見どころよと多くの人に向けて紹介する記事ではないことを、最初に断っておく。


目次
1. 前置き
2. 感想
3. 単語

以下、次記事
4. ロケーション
5. 音楽


1. 前置き

ブリジット・シリーズ映画の3作目。もともとヘレン・フィールディング (Helen Fielding) の日記風ベストセラー小説を映画化したものだが、映画の1作目と2作目は、小説の1作目と2作目の内容を映画化したものだった。今回の3作目映画はしかし、3作目小説とは内容は全く異なっている。ヘレンが新聞に連載していた内容に基づいているらしい (1)。

私は最初に小説1作目を原著で読み、大変気に入ったので2作目も英語で楽しみ、そして3作目「Briget Jones: Mad about the Boy」は2年前に読んだ。

hidsgo.hatenablog.com

実は映画は1作目は観たのだが2作目は観ていない。理由ははっきり覚えていないが、原作本が映画化されたときにありがちだが、原作のさまざまなエピソードが割愛されたり、本だから楽しめる細やかな機微が失われたりということがあったのかもしれない。また私の場合、英語のペーパーバックを読む動機の大部分は英語の勉強で (その点ブリジット・シリーズはイギリス英語満載で大変おもしろい)、恋愛ストーリーの展開はどちらかというと2の次だから、本のほうがおもしろかったということもあったろう。

今回映画を観ることにしたのは、小説とは話が異なるから内容を見てみるためでもあるし、またブログネタになるからでもある。あと主演のレネ・ゼルウィガー (Renée Zellweger) がこの数年、整形劣化だかなんだか変な噂が飛び交っていたから、どうなっているか気になっていた。

 

2. 感想

とてもおもしろかった。内容は盛りだくさん、笑いあり、ドキドキあり、涙あり。予想以上に大いに楽しめた。以上です。

いや、もう少し。私的に特に良かったと思ったのは、言葉が豊富ということだった。日常会話、スラング、下ネタ。下ネタも直接的な言葉もあるが、遠回しに言う言い回しが話をおもしろくしていたし、ゲイの人が自分の養子を「babyではなくgaybyかな」と言う言葉遊びがあったり。さらにマークが弁護士風フォーマル表現で回りくどく言ったりとか、さまざまな言葉・表現が溢れていたのが身に染みた。

英語について、私は9割くらいは聞き取れていたと思うが、一番おいしいところは聞き取れない1割のところにあるものだ。transcriptが手に入り単語を正確に把握しながらもう一度観ることが出来れば、すごく英語の勉強になるんだがなあと思う。字幕は字数制限があるから全部を訳してないし、日本人にわかりやすくするため、言ったとおりには訳してないし。

英語の話ばかりだな。恋バナについては、実は私は男女が出会ってベッドへというシーンは、身と心が痛む。自分はそういう関係を持てなかったから。この3,4年も、身を焦がして思い詰めたがやはりそうはならなかったという関係のために、苦しみ悶え続けた、私の人生はその繰り返しだった。でもだからからこの映画の最後は、ブリジットよかったねと、涙がぼろぼろ溢れてくるのであった。

レネ。特に変わりなかった。整形とかの噂を聞いてなければ、特に何も気にしなかったろう。ちなみに彼女は2010年からこの映画のロケが始まった2015年まで女優活動を休止していて、その間は自分の時間を楽しんだとテレビで述べている (2)。

ところで日本語タイトルは「最後のモテ期」だが、このシリーズはまだ続くのではなかろうか。ダニエルは生きていたし。本の3作目「Briget Jones: Mad about the Boy」の記事でも書いたが、むしろ今後も続いてほしい。年をとっていくブリジットも見てみたい。

 

3. 単語

気になった単語とか、こんな単語知ってるぞとか、調べてわかった単語とか。

glamping

グランピング、日本語にもなっている。glamourous + camping。リア充のアウトドア。音楽フェスの場面で使われていて、映画を観てたときは、音楽フェスは明らかに Glastonbury Festivalを想定しているから、Glastonbury + camping が glamping なのかと思って見てたが (映画ではGlastonburyとは言ってなかったが)、あとで思い出した、グランピング、日本でもテレビで特集したりしてた。というわけで、俺はGlastonburyを知ってるぞと言いたかった (行ったことはない)。

shag

私の一番好きなイギリス英語。こちらの記事で説明した。

hidsgo.hatenablog.com

この映画ではあまり使われず、1回出てきたくらいだろうか。

MILF

こういう流行語 (MILFはもう旧い?) も大いに取り入れられてブリジット・シリーズは作られる。

amniocentesis 羊水穿刺

この映画はブリジットの懐妊がテーマなので (解任もされるが ← うまい! と自画自賛)、妊娠関連用語が多く登場する。その方面で、映画を観ていたときはわからず、なんとなく覚えていた語感を頼りにあとから調べて知った語がこれだった。

ブリジットの羊水検査をすべく、エマ・トンプソン女医が長い注射針を手にして言った言葉。リスクはゼロではないと知ってブリジットは逃げ出し、父親判定は出産後に持ち越されることになった。

amnio- が羊膜 (amnion) を意味する接頭語、centesis が、針を刺すこと。

ちなみに、羊水は amniotic fluid。でも破水をwater breakと呼ぶように、羊水も日常会話では単に water と呼ぶのだろう。

geriatric mother

ブリジットは geriatric mother、高齢出産する母親、なのである。geriatric は本来は「老年の」とか「高齢者の」という形容詞、老いについて使うイメージがある。だからエマ・トンプソン女医に geriatric と言われたブリジットは、えっ、generic? と一瞬ひるむ (そんな描写があったように思う)。どのくらいの頻度で使われる表現かわからないが、いわゆる高齢出産者を geriatric motherと呼ぶことがあるようだ。もっとも日本語でも高齢者と高齢出産で同じ高齢という単語を使用しているから、同じといえば同じではあるが。

ちなみに作者のヘレンは、43歳で第一子を48歳で第二子を出産している (3)(4)。私が英国滞在していた2000年頃、当時のブレア首相の夫人シェリー・ブレアが45歳で懐妊したことが報道され、随分と話題になった (5)。

Ottolenghi オトレンギ

ジャックがブリジットのフラットをふらっと (あ、いやなんでもない) 訪ねて、プレゼントを渡すシーン。字幕も単にカタカナで何のことかわからず、帰宅後に調べて知った。ロンドンの有名デリカテッセンなのね。organic sweetsとかあるから妊婦にいいわけだ。なるほど。

www.ottolenghi.co.uk

最後にこれ

smug

リア充連中のsmugな様子を見る側から、最後についに「ちょっとsmugでもいいかもね」と呟いたブリジットだった。

 

次記事へ続く


(1) Bridget Jones's Baby - Wikipedia
(2) Renee Zellweger 'enjoyed anonymity' during career break - BBC News
(3) BBC NEWS | Entertainment | Bridget Jones author gives birth
(4) BBC NEWS | Entertainment | Bridget Jones author gives birth
(5) BBC News | UK | Blairs' surprise over baby

 

TOEIC SW 2016年11月結果

今月11月6日に受験したTOEIC SWの結果が出てた。TOEIC LRの場合、ネット速報は3週間後の月曜日正午。だからそれと同じで6日のSWも28日(月)正午に結果発表と思ってた。そしたら11/24(木)に「結果を発表しました」というメールが来てた。SWって3週間経つ前に結果が出るんだっけ?

 

それはともかく。

 

今回の結果 (*1)

f:id:hidsgo:20161127023730j:plain

S140、W170
 

な、なんと、まさかの W170。。。

今までTOEIC SWは3回受験して、Writingは 200、190、190。

TOEIC歴 - hidsgo’s diary

まあ出来のよくないときは180になるかもしれないが、190は楽だろうと思ってた。試験当日もこんなこと書いてる。

ライティングだが、採点自体私は甘いと思っていて、(中略) ちゃんと見直してミスを少なくして内容を 含め体裁を整えれば、またW200は取れるかなと思う。

TOEIC SW 2016年11月 - hidsgo’s diary

 

それがまさかの 170。。これはショック。

もし大きく点が崩れるときがあれば、それは自分の中の何かが壊れたときだ。

なぜTOEICを受けるのか (2) - hidsgo’s diary

これは、いよいよ私が壊れる徴候か、終わりの始まりか。。。。

 

採点が甘いなどと言って、すみません (泣)。。

 

私そんなに変な英文は書かないと思うし、個人的に300 wordsくらいのエッセイはお茶の子さいさいと思ってた (*2)。何がだめだったろうか。

回答記入欄はワープロではなくて、スペルミスなど修正や指摘などしてくれない。見直すとかなりミスが見つかることが多い。今回は見直しをほとんどしてないから、ミスも多かったろう。多少のミスは、おそらく減点対象にならない、でもあまり目に付くようだと、減点対象だろう。

でもやはり内容ではないかと思う。だらだら書いてて、まとまりがなかった。またEメール問題で、広告を見て質問してきた人に会社の人の立場で回答するという問題があったが、何をする会社で何を回答すればよいのか私ははっきりわからなくて、的外れな回答をしたかもしれない。

 

Speaking、今回はある程度しゃべれたつもりだった。でも前回と同じS140。すぐに返答できるかどうかも重要だろうが、発音とイントネーションレベルがともにMediumで、これがHighにならないと高スコアは取れないのだろう。Speakingは練習が必要だな。

 

海外在住時か帰国後数年くらいは、今よりは出来たと思う。その頃受験したらどれだけ取れたろうか。。

 

ありきたりの成績 ... mediocre ... そんな言葉が頭をよぎる。

いや、だめ、そんなのいや、英語出来なかったら私のアイデンティティーがなくなる、存在価値もなくなる、いや何言ってるかよくわからないけど、まあいいです、というわけにはいかない。。

 

SWLRチャート。LRは今年7月の結果。

f:id:hidsgo:20161127105509j:plain

 

四角形がしぼんでいかないように、ふくらんでいきますように。膨らむ。福らむ。

精進します。

*1 現在TOEIC SQUAREのスコアをFirefoxで見ると数字がずれる
*2 少々盛ってるかも。。

 

久しぶり

久しぶりにブログ記事を書く。しばらく意識的に遠ざかっていた。

少し前の記事から引用すると、なにしろ

最近は職場でも集中できず仕事もままならない状態でした。

 という状態が続いていて、

問題が解決されたわけでなく、やらなければならない課題は目の前に山積したままです。 

 と言う状況だった。

hidsgo.hatenablog.com

なので、早急にやらなければならないことに格闘すべく、しばらくブログから意識的に遠ざかっていたのだ。

といって今見たら、前回記事から2週間しか経ってないから、これを長いと見るか短いと見るか。私は…2週間の孤軍奮戦、長かったな。

 

でもこうやって頑張れたのも、上に引用した記事にあるように、今回はロヒプノールのおかげかもしれない。支える人支えてくれる人とか居る人は幸せ、どうぞ頑張ってください。居ないと苦しいね。不安で何も手に着かない? そんなとき、もしかしたらクスリが少し助けになる場合もあるかもしれない。いつもじゃない、それはそう。でも今回は私の場合、クスリで一度落ち着いたのがよかったと思う。ロヒプノール・ラブ(はぁと…みたいな。

 

このあいだというか11月22日(火)の早朝、東北で震度5弱地震があった。東京、横浜辺りは震度3だった。私は気づかなかった。いつも地震は寝ててもよく気づく私なのだが。実はこのときはほぼ徹夜して、そのあと眠剤を少量にして飲んで眠っていたのだった。徹夜と眠剤の相乗効果でさすがによく眠り、震度3でも目覚めなかったわけだ。というか無茶苦茶な生活だな、おい。

 

でもやっと少し片付いて、そんな無茶苦茶状態から脱せられる感じがする。

 

というわけで、またぼつぼつ独り言記事を書いていくのである。

 

elect

選挙関連の英語ということで、というか選挙という単語そのものですが

elect について

 

1. 用法

大統領選に限らず選挙になるとこのような文をよく見かけます。

Mr. Trump has been elected President of the United States.
She was elected mayor of the city last year.
He was elected president of the company yesterday.

elect のあとに as とか to とか付けません。president や mayor は補語です。能動態で書けば

They have elected Mr. Trump President of the United States.

elect の目的語が Mr. Trump で、President が目的語の役割を示す補語となってます。

以下の例と同様。

We named her Katy.
She was named Katy.

また「補語が役職を表わす時には無冠詞」です。
http://www.excite.co.jp/world/ej_dictionary/NEW_EJJE/ITEM-37315-1108/elect/

 

2. 発音

elect の l を r と発音して erect とすると、全く違った意味になるので気をつけましょう。

Steve Pinker というアメリカの心理学・言語学者は、Language Instinct*1 という本の中でこんなことを書いてます。

(抄訳) 日本人は R と L の区別ができないことで有名だが、1992年11月4日に私が日本を訪れたとき、出迎えた日本人言語学者は目を輝かせてこう言った。
"In Japan, we have been very interested in Clinton's erection."

 

1992年11月4日はその年のアメリカ大統領選挙の翌日で、ビル・クリントンが選挙に勝った直後の話でしょう。のちにモニカ・ルインスキー事件が発覚するわけですが、「クリントンは大統領就任以前から多くの女性と交際があり、これは大統領選挙の最中から政敵の攻撃 材料にされていた」*2 とのことで、この日本人言語学者のコメントは、ある意味的を射ていたわけですね。

気をつけましょう。気をつけましょうと言っても、日本人の ラ行は R に聞こえるようで、L をきちんと発音できないと難しいわけですが。。

[脚注]

  *1 amazonには2007年版が出てるが、私が読んだのはもっと前で、wikipediaによると1994年が初版のようだ。正直言うと全部きちんと読んだかどうか定かでないが、このクリントンのくだりははっきり覚えている。

  *2 ビル・クリントン - Wikipedia

 

down to the wire

今日の英語

down to the wire

(勝負の行方などが) 最後の最後まで (わからない状況)

The US presidential election 2016 went right down to the wire.
In the end Mr. Trump triumphed.

 

今日 (2016/11/9) のアメリカ大統領選の選挙記事でよく見かけた表現です。

 

語源としては、写真判定などが導入される以前の19世紀の競馬で、僅差を見極めるためゴールラインの上の方に細い糸を張って、審判がどの馬が先にゴールしたかを見やすくしていたことに由来するらしいです。うーん、多少は判定しやすくなりますかね。審判は上から見下ろせる位置に居たのかもしれません。

Down to the Wire Phrase Meaning and Idiom Origins - Expressions

World Wide Words: Down to the wire

カメラで上方から撮影したと説明しているサイトもあります。(当時ゴールの瞬間を撮影出来る技術があったか疑問です。)

Down to the wire | Idiom Reference

紙テープを張って最初に触った馬にテープがからみつくなどとしているサイトもあります。(僅差の判別は難しいのでは?)

What Does "down to the Wire" Mean? (with pictures)

 

いずれにしろ、最後の最後にゴールラインを越える瞬間まで勝負の行方がわからない状況のときに、よく使われる表現のようです。